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横浜みなとみらいの資生堂「エスパーク」を体験レポート!

横浜みなとみらいの資生堂「エスパーク」を体験レポート!

ココがキニナル!

横浜みなとみらいの資生堂「S/PARK(エスパーク)」ってどんな施設?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

かしこまった場所ではなく、老若男女、ゆったりのんびりできる場所。入場は無料、カフェもお手ごろ価格で、体験型のミュージアムは何時間でも見ていられる。何度でも訪れたいワクワクできる研究所だった!

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ライター:はまれぽ編集部

2019(平成31)年4月13日、資生堂の新しい研究所「資生堂グローバルイノベーションセンター(GIC・呼称『S/PARK エスパーク』)」のコミュニケーションエリアがオープンした。
 


みなとみらい線新高島駅、JR横浜駅から徒歩圏内

 
「S/PARK(以下、エスパーク)」にはマイコスメを作れる(要予約)「S/PARK Beauty Bar」や資生堂パーラー監修のカフェ「S/PARK Cafe」、体験型ミュージアム「S/PARK Museum」、室内スタジオ「S/PARK Studio」など、一般の方でも気軽に入れるコンテンツに溢れているそうなのだが・・・。

資生堂といえば140年以上もの歴史がある世界的企業だ。少々格式高いイメージもあって、気軽に立ち寄れる雰囲気なのかどうかも分からない。
ということで、実際にエスパークがどんな施設なのかを体験してみることに。念のためお財布に2万円ほど入れて・・・(笑)。
 


いってきます!

 
 
 

無料でいろんな体験ができる!


 
入ってすぐ目に飛び込んできたのは大きなスクリーン!しかも、かなりの高画質だ。
 


思わず目が釘付けになってしまう


本物と見間違うくらいリアルな動物たち

 
「映像の動物たちはすべて実物大なんですよ。これは微細なLEDを用いた『Crystal LEDディスプレイシステム』というもので、世界最大の16K×4K(19.2m×5.4m)サイズ。子どもたちが本物だと思って画面を触ったり、『怖い』と泣き出してしまう子もいるくらいです」

そう話すのは、同施設を案内してくれたエスパーク企画グループのマネージャー、蔵内健太郎(くらうち・けんたろう)さん。蔵内さんによれば、実写とCGを組み合わせた星空や美術館をイメージした映像などもあり、お客さんの層や時間帯によって映像を変えることもあるのだとか。
 


美術館をイメージした映像。中央の階段からも楽しめる

 
エスパークのコンセプトは「美のひらめきと出会う場所」。都筑区早渕(はやぶち)にあった「資生堂リサーチセンター新横浜」の機能をGICに移転し、研究員の方々がお客さんと交流することで、これまでになかった自由な発想やひらめきを創出する場を目指しているという。

正面のデザインはそのコンセプトを具体化し、出会いによって生まれたいくつものインスピレーションが舞い上がるイメージを表現したそう。
 


天井で舞い上がっている白い紙は付箋をイメージ

 
5階~15階はラボ・オフィスフロアになっているので、お客さんとの交流によって生まれたひらめきが付箋によって研究所まで運ばれていくようにも見える。そんな深い意味が隠されているとも知らず、第一印象は「肌ツヤを良く見せるレフ板かな?」と思ってしまった自分が恥ずかしい。
 


大人6~7人は座れる大きな“付箋”のベンチも設置

 
取材日は平日の16時ごろだったが、2~3歳の子どもがスクリーンの前で飛び跳ねていたり、ベンチに座って長い間映像を眺めている人がいたり、近未来的な空間の中にもホッと落ち着ける安心感のようなものがあった。
 
 
予約殺到中の「マイコスメ」製造所
 
正面入口の右手には、オープン前から話題になっていた「S/PARK Beauty Bar(以下、ビューティーバー)」で「マイコスメ」の製造を行っていた。


なんでもこちらの製造所、資生堂としては前例のない、最も小さな規模だそう。また工場が研究所の中にあるというのは、とてもユニークだ。さらに全面ガラス張りで来場者に“見てもらう工場”として、どこから見られていいように細心の注意を払って製造所としての認可を得たそう。
 


写真左の製造所は撮影禁止(提供:資生堂)

 
マイコスメは、資生堂の研究員による肌解析を元にスキンケアのベースを調合し、BC(美容部員)とともに香りやテクスチャー(さわり心地やつけ心地)、ボトルのラベルデザインを選んで「私だけの1本」を作るサービス。ラベルには、名前や日付、お手入れの時にテンションが上がるメッセージなど自分の好きな言葉(20文字)を入れることができるので、まさしく世界に一つだけの「マイコスメ」なのだ。
 


横浜みなとみらいのデザインも!

 
ぜひ体験したいと思っていたが、マイコスメの製造は1日2名限定で、すでに1ヶ月先の予定も埋まっている状況。蔵内さんと共にエスパークの案内をしてくれた、株式会社資生堂グローバル広報部の堀文香(ほり・あやか)さんによれば、「現在『マイコスメ』に関してのお問い合わせが一番多く、ご案内できる人数を今後は増やしていきたいと思っております」とのこと。2019年4月時点では、1ヶ月ごとにHPでの予約を受け付けている。

その人気ぶりにも驚いたが、ビューティーバーの魅力はこれだけじゃなかった。なんと、資生堂の商品を思う存分試すことができるのだ!
 


資生堂の看板商品がズラリと並ぶ

 
そして重要なポイントは、ビューティーバーでは商品の販売を行っていないため購入することができない、ということ。つまりここでは、「試したら買わなきゃいけないかも」という見えないプレッシャーと闘わなくてもいい。だから・・・!
 


「クレ・ド・ポー ボーテ シナクティフ」

 
手の届かない存在だと諦めていた「クレ・ド・ポー ボーテ」様を試すことができました(涙)。ローズの良い香りに包まれ大人の階段を昇った気分・・・思いもよらない出会いにテンションが急上昇してしまった筆者。
 


リップカラーも心ゆくまで選べる

 
さらに「コスメティックブース」が3部屋用意されているので、部屋が空いている時間であればゆっくりと商品を試すこともできるのだとか。
 


ここで購入できないのがもどかしくなりそう(笑)

 
 
 

資生堂パーラー監修の「エスパークカフェ」


 
入口を入って左手には、資生堂パーラー監修の「S/PARK Cafe(以下、エスパークカフェ)」が設けられている。資生堂パーラー監修ってことは、やっぱりお値段もそれなり・・・と思いきや、コーヒーは350円(税込み/以下同)だし、スムージーも580円~と普通のカフェとほとんど変わらないお値段。「ターメリックラテ(450円)」という聞きなれない飲み物もある。
 


オリジナルのフォントも可愛い(クリックして拡大)

 
朝8時から営業していることもあって、「ミューズリーヨーグルト(400円)」や「野菜のプティフール(5個400円)」などのモーニングメニュー(8時~11時)もあるそう。朝はお子さんを幼稚園や保育園に送った後のお母さんたちが多いのだとか。
 


いろいろな形の椅子が用意されている

 
小さな段差もなく、テーブルとテーブルの間にゆとりがあるのでベビーカーや車椅子も通りやすい。
 


ワンちゃんもOKなテラス席もある

 
ランチタイム(11時~15時)は近隣オフィスで働く人々や地元の方が食べに来るそうで、数量限定の「エスパークボウルランチ(900円)」はすぐに売切れてしまう。看板メニューは自分好みのデリを選べる2種類のランチプレート(1200円、1500円)。
 


ヘルシーでおいしい!(提供:資生堂)

 
さすがにワンコインで食べられるランチはないが、味は間違いないし、みなとみらい価格としては妥当かもしれない。
 


しかもドレッシングは小さいビーカーに入れてくれる!

 
そして驚くべきは、ディナータイム(17時~営業終了)に「ちょい飲みセット(1000円)」があること。好きなデリ2種類とアルコール1杯を頼めるらしく、仕事終わりに「資生堂で一杯やってく?」なんてお洒落な会話もできちゃうかも。
 


コンセントのついたカウンター席。ライトはフラスコ!?

 
エスパーク内ではフリーWi-Fiが利用できるのでノマドワーカーにもオススメ。資生堂の上質なイメージはそのままに、明るく開かれた空間は入りづらい雰囲気は一切ない。これなら一人でも気軽に立ち寄れそうだ。