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南区総合庁舎が移転?その噂の真相は?

ココがキニナル!

横浜市南区役所が移転するって噂をきいたのですが、ホントですか?キニナルので、教えてください!(れびおさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

現庁舎の耐震性に問題があるため、2015(平成27)年ごろに移転の予定。移転先は、最終的に浦舟町2丁目になるようだ。

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ライター:河野 哲弥

現在の南区総合庁舎について



花之木町にある南区の合同庁舎は1974(昭和49)年に完成。
地下1階、地上6階の建物で、区役所としての機能の他、公会堂と消防署などを併設する。
 


現在の総合庁舎、正面外観
 

裏手にあたる、南消防署の様子


最寄り駅は市営地下鉄「蒔田」駅で、徒歩約5分の立地。
または京浜急行「井土ヶ谷」駅から、徒歩約10分となっている。

横浜市市民局によれば、市内の区役所はほぼ同時期に建てられており、共に老朽化が進んでいるとのこと。
対策が必要な建物のうち、旭区、保土ケ谷区、西区の各庁舎は、既に補強工事が完了している。しかし、南区、港南区、金沢区の各庁舎は建て替えの必要が認められ、現在公募により、委託業者を募っているそうだ。
 


南区総合庁舎の各所に見られるヒビ割れの様子
 

補修したような跡も見受けられる


これらの事業の担当部署は、南区ではなく、市の地域施設課になるらしい。
そこで、その詳細を伺うべく、同課を訪ねてみた。



計画当初は大岡2丁目に移転予定だった



地域施設課によれば、同区総合庁舎の移転計画が決まったのは2005(平成17)年とのこと。大岡2丁目にある県立大岡高校跡地が選ばれ、2008(平成20)年には同用地を取得したそうだ。

また、今年の2月には、南区民を対象として「新南区総合庁舎の整備についてのアンケート調査」を実施し、482件の貴重な意見を集めた。この結果は市のサイトから見ることができる。
 


同課が入る、横浜関内ビル外観


ところが、跡地前の道路幅が狭く、消防車など大型車両の通行が困難となることが判明した。その後、近隣の地権者との話し合いが進められたが折り合いをつけることができず、新たな候補地を探す必要に迫られた。

最終的には、その広さと市の所有地であることなどから、浦舟町2丁目にある横浜市大医学部浦舟校舎跡地が選ばれ、最寄り駅は市営地下鉄「阪東橋」駅となる。