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横浜港の歴史を振り返る「ハマの80年代を歩く」ツアーに参加してきた!

横浜港の歴史を振り返る「ハマの80年代を歩く」ツアーに参加してきた!

ココがキニナル!

横浜みなと博物館の企画展「港・ヨコハマの1980年代」と合わせ「ハマの80年代を歩く」というガイドツアーが行われるそうです。どんな内容なのか気になります(ハムエッグさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1月13日までの企画展と合わせて行われたツアーでは横浜港のシンボルができるまでの歴史を詳しく知ることができた。横浜みなと博物館では横浜港の160年の歴史を知ることができる。

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ライター:はまれぽ編集部

横浜開港から161年を迎える2020(令和2)年。
まだまだ知らない横浜の歴史を調査するため、キニナル投稿に寄せられた「横浜みなと博物館」の開館30周年記念企画展「港・ヨコハマの1980年代」と企画展関連ツアー「ハマの80年代を歩く」に参加してきた。

 
 
 

横浜みなと博物館


 
「帆船日本丸(以下、日本丸)」のすぐそばにある「横浜みなと博物館」では2019(令和元)年11月2日から2020(令和2)年1月13日までの期間、開館30周年を記念した企画展「港・ヨコハマの1980年代 横浜港のシンボルができるまで」が行われていた。


この企画展に合わせ、「NPO法人横浜シティガイド協会(以下、横浜シティガイド協会)」が共催した関連ガイドツアー「ハマの80年代を歩く」も開催。
文字通り「ハマの80年代を歩く」がテーマのこのツアーは、2019年12月14日実施のコース1「横浜港へ絵タイルをたどって」と、2020年1月9日実施のコース2「横浜博覧会と港の再開発」の2度開催された。
今回はコース2に参加してきた。

 


晴天に映える日本丸の白い船体
 

その横に「横浜みなと博物館」の入口がある

 
ツアーが始まるのは13時から。実はハマっ子ではない筆者、横浜の歴史についてはあまり触れてこなかったため、今回の取材に少々不安を抱いていた。そこで、少し早めに集合場所である「横浜みなと博物館」に行き予習をした。
 


地下に展示室がある「横浜みなと博物館」

 
開館30周年を迎えた「横浜みなと博物館」は、横浜港をテーマにした初めての博物館。「歴史と暮らしのなかの横浜港」をテーマに、貴重な資料が多く展示されている。しかし、日本丸が海からよく見えるように博物館は地下に建設されたため、その存在を知る人は実は少ない。
常設展示室は、横浜港の歴史を7つの時代に分けて展示している。今回調査する企画展ではその常設展示で展示されていない貴重な資料もあるという。

筆者も初めて入館したが、実に見ごたえのある博物館だ。当時の資料や写真、実物や模型など、じっくり見学すれば1時間以上はかかるだろう。
 


大さん橋のスクリューパイル(鋳鉄製螺旋杭/実物)
 

50トンハンマーヘッド型クレーン銘板(実物)

 
1894(明治27)年の創建時からおよそ100年間、海底で大さん橋を支え続けた鋳鉄製螺旋杭(ちゅうてつせいらせんぐい)や、1913(大正2)年制作の50トンハンマーヘッド型クレーンの銘板など、横浜港の歴史を伝える資料が展示されている。また、展示されている模型も緻密に横浜港が再現されている。
 


1989(平成元)年に制作されたみなとみらい21地区の模型
 

横から見るとさらに緻密さが分かる
 

本牧ふ頭のガントリークレーン模型

 
ボタンを押すと動く本牧ふ頭のガントリークレーン模型は、トレーラーに積まれているコンテナをクレーンが運ぶ様子まで再現されている。
 


積み降ろしの両方が再現されている

 
どの展示も惹かれるものばかりだが、筆者がおすすめしたいのがこちら。
 


横浜港操船シミュレーター

 
横浜港をリアルに再現した、映像の中で船を操縦する本格的なシミュレーター。制限時間3分内でゴールを目指すのだが、操縦が難しく障害物などもあるので案外難しい。天気や時間まで選択できるので、“嵐の夜”を選ぶと気分は『タイタ〇ック』だ。ちなみに、ゴールすると「航海達成認定証」がもらえる。
 


1発でゴールできた!

 
常設展示だけでもかなり満足できる「横浜みなと博物館」。ぜひ1度訪れてみてほしい。