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ハロー坂は、何故「ハロー」?

ココがキニナル!

本牧に「ハロー坂」という名前の坂があるのですが、なぜ「ハロー」なのですか?(FMヨコハマレポーター藤田君からのキニナル)

はまれぽ調査結果!

アメリカ兵を「ハロー」と呼んでいた時代があり、その名残りで付けられた!

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ライター:永田 ミナミ

横浜には代官坂や紅葉坂など、名坂がたくさんあるが、何だか気になる名前の坂もある。
そう、それが今回調査する「ハロー坂」。なぜ坂の名前に「ハロー」なのか?

このキニナルは、FMヨコハマでレポーターとして活躍する藤田君こと藤田優一さんから、「FMヨコハマレポーターの藤田君を徹底解剖」でインタビューした際にいただいたものである。

あの藤田君でも知らないキニナルであれば、調べてみる価値がありそうだ。
謎を解明すべく、私は現地に向かった。

 
 

いざ、ハロー坂へ



ハロー坂は中区本牧にある。近くには「アメリカ坂」もあり、2つの坂には何か関連があるかもしれない。とにかくまずは現場だ!とあいにくの曇り空の下、路線バスに乗り込み、古き良きバブルの香り漂うMYCAL前の「和田山口」で下車。

そして、ハロー坂方面に歩き始めると、右手に森に覆われた山が見えてきた。
ハロー坂は本牧山頂公園に隣接しているはずなので、通りを離れて山に接近。
 

 
期待と同時に、本当に坂なんかあるのか、という不安が首をもたげてくる

 
こんなところに「ハロー」坂があるのだろうか?と考えながら歩いていると、突然それは現れた。
 

名前の陽気さとは裏腹なハロー坂


なんだこれは?なだらか過ぎて、標識がなければただ短い傾斜じゃないか。
人気もなく「ハロー」という名前とも程遠いこの雰囲気は、分厚く空を覆う雲のせいだけではないだろう。
 

ハロー坂を見降ろすとこんな感じである


とりあえず坂を登ってみた。写真だとムダに奥行きが出ているが、実際は100メートルもない。とはいえ坂の下にはしっかりした標識が立っているからには正式な「坂」なのだろう。さらに気になるのは標識の「Harozaka」という表記。

なぜローマ字なのか?坂を登ったところにある本牧山頂公園入り口の案内板には、ふつうに英語で「Hello」と書かれていた。道路標識だからなのだろうか。
 

ローマ字表記 のHarozaka(左)と英語表記 のHello-zaka(右)




続いて眺めのいい公園を抜け、アメリカ坂を目指す



まずは現場だと駆けつけてみたが、坂の何とも言えない「感じ」を体感できた以外には、通行人もいない現場からさらなる収穫は期待できそうにない。そこで、このまま本牧山頂公園を抜け、アメリカ坂を目指すことにした。
 


往時をしのばせる面影は見当たらない


静かで緑豊かなこの公園は戦後、米軍に住宅地域として接収されていた場所に作られた。ちなみに本牧山頂公園は、1982年の接収解除後に整備され、2001年にハロー坂周辺の公園第1区域が開園、アメリカ坂周辺の第2区域は2009年から順次開園している。

接収地は公園以外にもMYCAL周辺を含めた本牧の大部分を占めていた。米軍接収地にある坂だから「ハロー」とつけられたのは間違いないだろう。でもなぜ「ハロー」なのか?そう考えながら港を見降ろす眺めのいい高台を通り過ぎ歩いていくと、やがて公園が切れ、いかにも坂らしい坂が現れた。アメリカ坂である。
 

ハロー坂と同様、道路標識はローマ字、案内板は英語で書かれていた
 

残念ながらこちらも人通りはなかった


アメリカ坂を下ってみたが、こちらもこれといった収穫はなかった。  
 
 
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