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思い出の学校給食の味といえば!?

ココがキニナル!

横浜市立小学校の給食の配送の仕組み、献立の決め方、歴史(献立と人気の今昔)等、レポお願いします!(ハマっこ3代目さん,aleutianさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

給食メニューの中では、あげぱん、ソフト麺、カレーライスに人気が集中。昔だけのメニューだと思っていたくじら肉は、今も献立の中に生きていた。

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ライター:桐生 由美子

人気の給食メニューと懐かしの給食メニュー

給食第一弾「
ハマっ子の成長に欠かせない学校給食の仕組みとは?」では、「給食の歴史」や「献立の決め方」を中心に取材をすすめた。第一弾の「給食の歴史」でもわかるように、給食は時代とともにメニューが変わってきている。

そこで給食第二弾では、各年代数人ずつに声をかけ、「好きだった給食や思い出に残っている給食」を聞いてみることに。
ただし、横浜市の小学校に通っていた人となるとあまりにも限られてしまうため、地域は気にしないことにする。また、メニュー名を覚えていない人も多かったため、「こんな感じのやつ」という答えもありとする。

 

50 やわらかいパン、ミルクに混ぜたミルメーク(ココア味・いちご味)、つくねみたいなのが入っているスープ、くじら肉、脱脂粉乳など
40 あげぱん(砂糖)、ソフト麺(カレー・ミートソース)、冷凍みかん、くじら肉の竜田揚げ、チーズなど
30 カレーライス、あげぱん(きなこ・黒糖・ココア)、ソフト麺(ミートソース)、バンズパンにコロッケやハンバーグをはさんで食べるやつ、くじら肉など
20 カレーライス、揚げパン、肉じゃが、胚芽ご飯みたいなやつ、コロッケサンドみたいなやつなど
10
(現役小学生も含む)
カレーライス、あげぱん(きなこ・ココア)、チリコンカン、肉じゃが、すき焼き煮みたいなやつ、かた揚げ餃子、ツナそぼろなど

 
・・・と、ご飯がない年代はダントツであげぱんが人気。
カレーライスが登場した年代からは、一気にカレーライスがダントツに。

なんともわかりやすい結果となった。
 


10代に人気の献立の一例。写真献立は、麦ごはん・肉じゃが・からしじょうゆあえ・牛乳
(写真提供:横浜市教育委員会)


そこで、今回「懐かしい」との声が多かった「ソフト麺」「くじら肉」「あげぱん」について、仕入れ業者に電話取材を試みた。



懐かしの給食メニューその後

<ソフト麺

うどんでもないしスパゲッティとも違う。透明のパックに四角くおさまり、食べる前にパックの上から指で押して半分に分けて食べたソフト麺。ソースと麺をちょうどよく和えるため、子どもなりに試行錯誤の末にあみ出した食べ方だった。

40代の記者にとってソフト麺は、まさに懐かしの給食メニュー。しかし、横浜市では平成元年頃に、ご飯が主食の主流になり、パンの種類も増えたことで基本給食からなくなってしまったため、現在20代の人や地方出身の人の中にはソフト麺を知らない人も多くいた。
 


袋に入ったソフト麺とミートソース(商品協力:ねこ娘とねずみ男)


そこで、実際にソフト麺を製造している、麺業者「有限会社キクヤ」の佐藤専務に話を聞いてみた。

―今もソフト麺を製造してるのですか?
佐藤専務:「特別給食」として依頼があれば、今でもつくります。

―ソフト麺は何でつくるのですか?
佐藤専務:小麦粉や塩を混ぜて練って、ソフト麺専用の製造器具を使ってつくります。30~40年前は今より安い粉でつくっていたようですが。

―ソフト麺のソースといえば?
佐藤専務:僕は40代後半ですが、当時の横浜はカレーソースだけだったと思います。僕が卒業した数年後くらいからミートソースが入ってきたと思います。妹が食べていましたから。ただ、横浜市だけ給食会が独立しているので、神奈川県のほかの市町村は数年前までソフト麺があったと聞いています。

ソフト麺の製造工程を撮影に・・・と思ったが、早朝5時スタートと聞いて断念。衛生管理上の問題もあるとのことで、佐藤専務に写真を撮ってもらうことになった。