リベンジなるか!デカ盛り発掘・第2弾!『オムライス編』
ココがキニナル!
『デカ盛り』発掘に命をかける企画!グルメタウン横浜でデカ盛りメニューを食べつくす!?vol.2「採用なるか!?老舗のオムライスで、デカ盛りくん魂のリベンジ」
ライター:山口 愛愛
デカ盛太郎の実力は本物か?ニセモノか?
デカ盛りを平らげる謎の組織『デカ盛りハンター』を牛耳るボスが引退を考え、後継者をスカウトしたことから、この企画は始まった。
後継者候補の腕を試すべく、前回は10人前のナポリタンにチャレンジしたが、半分以上を残すというまさかの大失敗。
(もう、無理。)と心で叫んでいたデカ盛りくん。
前回の大反乱に終わった、デカ盛り発掘『ナポリタン編』はこちら ≫
量の設定ミス?はたまた企画自体が失敗か?と波紋が起こると思いきや、この大失敗はリアル!ガチでやっている!とユーザーのみなさんの反響を呼んだのだった。
ということで、一度はデカ盛くんのクビも考えた編集部であったが、リベンジの機会を与え再びチャレンジすることに。今度こそ名勝負を頼むぞ!
洋食の老舗、センターグリルで熱き戦いが始まる
昭和の情緒が色濃く残る、野毛に到着。センターグリルは昭和21年創業の古きよき老舗。
戦後の食糧不足の時代に「栄養のあるものをたくさん食べてもらいたい」という思いからスタートし、今もなお、チキンライスやカツカレーなどお手頃価格でボリューミーなメニューが健在。
ちなみに、はまれぽでは「ナポリタン発祥」の調査でもお世話になった洋食屋さんだ。
センターグリル入口にて。「今度こそ、やってやるぜ!」
中へ入ると、「下ごしらえして待ってましたよ」と石橋店長が笑顔でお出迎え。
「よろしくお願いします。食べきりますからね!」と意気込むデカ盛りくん。
「楽しみだね。うちはテレビ番組の大食い大会でドリアを提供したこともあるんですよ。さっそく仕上げにかかりますね」
石橋店長が厨房へ消えると、
「えーテレビ番組にも提供したことあるなんて。絶対張り切って作りすぎて食べきれないような予感がする。大丈夫かなぁ・・・」とデカ盛くんは早くも不安をみせる。
「実は胃を広げるために昨日の夜、5合のごはんを食べて、今日は胃を空っぽにして食べる作戦だったんですけど・・・思い切り胃にごはんが残ってるんですよね」
(今、言うな!)
「まったくの空っぽよりは、そのくらいの方が食べやすいと思いますよ」と適当に励まし、取材陣は厨房へ向かった。
こんな量のオムライス、見たこともなければ作ったこともない
デカ盛りくんにはまだメニューを知らせていないが、本日のチャレンジメニューはセンターグリルオリジナルの特製オムライス!
量が多いため、あらかじめチキンライスを炒めておいてもらった。
「どのくらいのボリュームか見せてもらえますか?」
どうぞ!このボリュームに満足気なシェフ(左)と石橋店長(右)。
子どもが作る砂場の山くらい、こんもりしている。ライスの量だけで3合ちょっと。
「ざっと6人前から7人前だね」
これだけのライスを包む卵が必要だ。ここはシェフの腕の見せ所。
1人前のオムライスで卵3個を使うとのことで、21個の溶き卵を用意。
卵だけで2パックも平らげるかと思うと恐ろしい。
直径46cmの大きなフライパンにたっぷり油をそそぎ、ボールに入った卵を流し込む。
素早く箸でほぐしながら器用にフライパンをゆさぶると、きつね色の部分とトロトロの半生の部分がミックスされていく。
直径46cmもあるフライパンを使う。
「こんな量、作ったことないよー」となんだか楽しそうなシェフ。
厚みがあるが見るからにフワッフワの卵が完成し、いよいよチキンライスの山を包み込んだ。
しかし、このオムライス、これで終わりではない。最後に特製のデミグラスソースがかかるのである。
1週間かけてじっくり煮込んだ深みのあるデミグラスソース。
最後にグリンピースと福神漬けを添えて完成。
コッテリしすぎていないチキンライスと、やさしいほのかな甘みを感じる卵に濃厚なソースが、まさに三味一体!ぜひ、通常の1人前で味わいたい(笑)
デカ盛り特製オムライスの完成。総重量は2.5kg。