みなとみらいで珍しい自転車を発見
　
健康志向が高まる昨今、街中で自転車を見かける機会は多い。
　
はまれぽでも以前、自転車シェアの「ベイバイク」について紹介したことがある。サービス開始当初こそレアな存在だったが、今となっては、みなとみらい地区を歩いていれば見ない日はないほどメジャーになりつつある。
　
このように話題になることの多い自転車だが、はまれぽ編集部に新たな情報が舞い込んできた。どうやら、フロント部分に大きなカゴを搭載した異様な自転車が、みなとみらいを颯爽と駆け抜けているらしい。これは気になる！
　
　
　
謎の自転車の正体は？
　
ということで、早速みなとみらいへ行ってみることに。
　
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探してみると・・・
　
それっぽい自転車を発見！
　

大きなカゴ！
　

近づいてきた。これに違いない

　
走って追いかける取材班。ようやく追いついて声をかけると、振り向いたのはなんと女性！
　

笑顔が素敵すぎる
　

カゴの大きさは、大人が余裕で入れるほど

　
まず、その大きすぎるカゴの中身について聞くと、特に何も入っていないそうだ。変なものが入っていないかビビっていたので、拍子抜けしつつも安堵する取材班。
　
しかし、ここで安心してはいけない。一体、このカゴは何のためのものなのだろう？
　
さらに突っ込んで聞いてみると、「普段は荷物が入ってます。きょうの分はもうすべて運び終わったので、空っぽですが・・・」とのこと。大体の方はお察しだと思うが、どうやら彼女は自転車で荷物を運ぶ「メッセンジャー」、いわゆる自転車便のスタッフのようだ。
　

しかし、いい笑顔だ

　
せっかくなのでいろいろと質問をしてみると、彼女の名前は齋藤彩華（さいとう・あやか）さん。「ビヨンセ」というメッセンジャーネームで、メッセンジャー歴3年の27歳。自転車便やバイク便をメインに展開する「クリオシティ」という会社に所属しているらしい。
　
なぜビヨンセさんが、カフェやファストフード店ではなくメッセンジャーを選んだのだろう。
　

メッセンジャーになる以前は、某テーマパークのキャストとして活躍していたようだ

　
「メッセンジャー界で有名なYUKIさんという方がいるんですが、その方に憧れて始めました。とにかくカッコいいんですよ。見た瞬間、一目ぼれしてしまいましたね」
　
「大学3年生くらいの時にテレビ番組でYUKIさんの存在を知ったんですが、自分にはできないと思って一般の企業に就職しました。でも、やっぱり諦めきれなくて・・・。入社から2年くらい経ったころに一念発起し、メッセンジャーになろうと決めたんです」とビヨンセさん。
　
ここでなんと、「歩いて10分くらいなので、会社に行ってみますか？」と、会社訪問を提案してくれるビヨンセさん。あまりにも突然の提案に驚きつつも、突撃訪問が何よりも大好物な「はまれぽ」にとっては願ってもないチャンス。
　
　
　
メッセンジャーの会社を突撃訪問！
　
「これから荷物をピックアップしにいく」というビヨンセさんとはここでお別れをし、会社に向かってみることに。
　
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歩くこと10分ちょっと。
　
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「ようこそ〜」

　
教えてもらった住所まで行ってみると、これまた異様な自転車に乗っている男性を発見。
　

「ビヨンセから聞いてましたよ〜」

　
突然の訪問にもかかわらず快く対応してくれたのは、「クリオシティ」の代表取締役を務める柳川健一（やながわ・けんいち）さん。「暑いので中にお入りください」と柳川代表。どこまで気さくな会社なのだろう。ご厚意に甘えて会社見学をさせてもらうことに。
　

5階建ての社屋
　

非常口をパロディった看板のマークにも注目
　

法人化した2003（平成15）年当時から使い続けている表札
　

扉を開けると自転車がお出迎え
　

踊り場にも自転車を発見
　

修理しながら乗り続けて17年。柳川代表の自転車は今も現役
　

不要になった自転車のパーツを脚にして特注したテーブル
　

使用済みタイヤの廃チューブを網目模様にデザインしたスツールも知人の手作り
　

かつての相棒（無線機）もインテリアの一部として生き続ける
　

スタッフさんたちが働く3階に潜入