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横浜市と山梨県道志村で幻の飛び地合併計画があったって本当?後編

ココがキニナル!

山梨県道志村と横浜市で飛び地合併計画があった?/横浜市が断った理由/「水カフェどうし」って(浅田真央子さん/albireoさん/bausackさん/としお029さん/紀洲の哲ちゃんさん/もまさん他)

はまれぽ調査結果!

道志村のアンテナショップ「水カフェどうし」では新鮮なクレソンが手に入り、「冬の道志村」は漬物・地酒・温泉と楽しみ満載のスポットだった。

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ライター:楪 ゆう子

前編では、2003(平成15)年に道志村から発議された「横浜市との合併」の申し入れを横浜市が断ったことをきっかけに、逆に「友好・交流に関する協定書」を締結するなど友好関係が深まったことが明らかになった。

続く後編では、道志水源林100年記念事業のひとつとして横浜にオープンした「道志村アンテナショップ」と実際に筆者が冬の道志村を訪れ現地の様子をレポートする。



全国初の道志村アンテナショップが横浜にオープン



2016(平成28)年は、横浜市が道志村に水源林を取得してから100年目を迎えた年。

横浜市水道局では、同年7月に約150人が参加した「道志水源林100年記念式典」を皮切りに、2017年3月の結果発表が予定されている「道志村フォトコンテスト」など多彩な記念イベントを開催している。
 


林横浜市長、長田(おさだ)道志村村長による記念植樹

 
その一環として、2016年9月30日に横浜市内で全国初となる道志村のアンテナショップが洪福寺松原商店街にオープンした。

相鉄線天王町駅から旧東海道を横浜方面に歩いて6分弱。初冬の洪福寺松原商店街は寒い中でも威勢のいい売り声が飛び交っていた。
 


洪福寺松原商店街は「
ハマのアメ横」と呼ばれるほど

 
道志村役場ふるさと創生推進室主幹の諏訪本英樹(すわもと・ひでき)さんに洪福寺松原商店街を選んだ理由を問うと「地域住民の利用が多い、活気のある商店街から探し、この場所を選びました」とのこと。
 


水と森をイメージしたナチュラルな店構えの「水カフェどうし」


店内には展示ブースとイートインコーナー

 
店内でまず目につくのは、道志村情報の展示ブースと明るいイートインコーナー。省スペースながら特産品コーナーも充実しており、現地でしか購入できない道志村の生鮮食品や珍しい加工品を手にとることができる。商品はすべて道志村にある「道の駅どうし」から直送したもの。横浜にいながら道志村の味が楽しめる貴重なスポットなのだ。
 


道志村の特産品コーナーも

 
取材対応をしてくれた店長の佐藤明日香(さとう・あすか)さんによると、道志村の一番の特産品は、自生していたことから栽培が始まった葉野菜の「クレソン」だという。道志村では1980(昭和55)年ごろからクレソン栽培がスタート。冷涼な気候と清流の環境下だから高品質なクレソンの栽培が可能。現在は7軒の農家が生産している。

「平成26年産 地域特産野菜生産状況」によると、クレソンの収穫量が最も多い県は山梨県で284トンだが、うち道志村は山梨県におけるクレソン生産の70%以上を占めるというから、日本一に違いない。
 


クレソンや“道志村のなみこさん”が漬けたキムチも人気

 
「水カフェどうし」では、朝採りの新鮮な野菜を直送品で購入できるほか、粉末クレソンを使ったさまざまな加工品を開発、販売している。
 


うどん、パスタ、カレーとクレソン加工品のオンパレード


清流・道志川で獲れた「鮎の一夜干し(1080円〈税込〉)」


手作りの珍味「鮎うるか(1296円〈税込〉)」は酒の友に最高

 
道志村の特産品をその場でいただけるイートインカウンターには、麹(こうじ)が香る柔らかな生地と甘さ控えめのつぶあんが絶妙な「酒まんじゅう」、濃厚なバター風味の「クレソンケーキ」、 “道志ポークソーセージ”の「ソーセージパイ」などが販売されている。

これらはすべて、道志村の主婦のみなさんによる手作り。台所直送の“おふくろの味”だ。田舎の縁側でのお茶飲み気分が満喫できるカフェである。
 


道志村名物「酒まんじゅう(160円〈税込〉)」


クレソンを練りこんだ濃厚なパウンドケーキ(220︎円〈税込〉)


「ソーセージパイ(230︎円〈税込〉)」

 
筆者は「クレソンジュース(290円〈税込〉)」をオーダー。
クレソンは美容に必須の成分が豊富な野菜だそう。飲むだけで身体の中からキレイになれそう!
 


濃い緑色のクレソンジュース

 
“青汁”風のビジュアルに一瞬ドキッとしたが、飲んでみるとパイナップル果汁の酸味と甘味がクレソン特有の辛味と苦味を和らげて、意外と爽やか。

生クレソンをすり潰したツブツブ感もあり、クレソンそのものの味わいを堪能したい人におすすめだ。
 


大根のような独特の辛味がクセになる

 
また、クレソンをあしらった「ポトフ(490円〈税込〉)」もいただいた。
旨味を逃がさないよう大きくゴロンと切られたジャガイモ、ダイコン、ニンジンがとても柔らかで、スープは野菜本来の味が溶け込んだ優しい味わい。身体がじんわり温まるメニューである。
 


「道の駅どうし」で人気の名物メニュー「ポトフ」


冬のおひとりさまヘルシーランチにぴったり

 
「水カフェどうし」は、このように道志村の特産品のショッピングや食事を楽しむことができる。さらに、水源地としての道志村の歴史や観光情報の紹介はもとより、地域間交流の促進、田舎暮らしやUJIターン(地方へ移住する動き)、創業支援までも案内する総合拠点となっている。

移住に興味がある人には、空き家情報や子育て・教育・就業支援もあるというから心強い。店長の佐藤さんやスタッフも道志村出身なので、きっと親身になって相談にのってくれることだろう。

観光から移住まで、道志村に興味がある人はとにかくこの横浜に新しく出来た「水カフェどうし」に立ち寄ってみてほしい。

 
 
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