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あの野毛の老舗にも!? 横浜市内で看板猫のいるお店はどこ?

ココがキニナル!

横浜市内で看板ネコのいる店を調べてもらえません? といっても、飲食業ではちょっと難しいのかもですが…(濱男児のキニナル)

はまれぽ調査結果!

野毛の名店「武蔵屋」、隠れ家的なワインバー「cyama(チャマ)」、平沼橋商店街のクリーニング屋さん「クリーニング よしの」の看板猫を紹介!

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ライター:細野 誠治

まずは初めに・・・



猫になりたい。ライター・細野誠治です。
筆者が、どれくらい猫好きかは以前に取材したベルジェ動物藤が丘動物病院の記事を見てもらうとして、来ました、念願の猫さん単体の取材! 嬉しいです!

キニナル投稿にある「飲食業ではちょっと難しいかも」だが、確かに問い合わせをしてみると取材NGというお店が多かった。それでも粘って取材をし、個性的な猫たちに出会えた。

今回のこの記事、飲食店オンリーというわけではなく、横浜の、猫好きには有名な“看板猫スポット”として眺めていただければ幸いだ。
 


今回の取材の強い味方の“マタタビ”。筆者は常にカバンに常備!

 


看板猫って何ですか?



まず「看板猫」の定義だが、岩波書店の広辞苑・第六版を紐解くも「看板猫」という単語は載ってはいない。
一番近いと思われる「看板娘」という言葉の意味を引くと・・・「看板代わりの娘の意で、店先に客を引きつけるような美しい娘」とある。

これに鑑み、「娘」の部分を「猫」に変換すればいいのではないか? と。
「客を引きつけるカワイイ猫」と。 つまりはお客さんを呼ぶような存在なんじゃないかと。
 


“看板猫”という言葉は載ってはいない


行けば会えて、触れ合えて、そして癒される猫さんたち。そんな子をご紹介。
 


野毛の名店にいるクロ



まずは投稿にもあった「飲食店での看板猫」を紹介しよう。

一軒目は野毛の名店、武蔵屋さん。こちらのお店は一見、普通の民家のような佇まいで、看板も無ければ暖簾(のれん)もかかっていない。それでも大盛況な由緒ある居酒屋さんだ。
 


こちらが武蔵屋さん。横浜の、野毛の生き証人だ


開店の午後5時と同時に満員になる人気店は、1946(昭和21)年12月にできた。それ以前は関内の仲通りで、大正8年から終戦まで暖簾を上げ続けてきたというから、凄い。

 

店内の様子。雰囲気のある空間
 

おから、タマネギの甘酢あえ、炒り豆に里芋、鱈豆腐に納豆をいただく


さて、看板猫だが、ここの猫さんは店同様に有名。なんと演劇のモチーフにもなっている。
 


店主よりも扱いが大きい!


看板猫が黒猫の「クロ」、雄の14歳だ。
 


クロは定位置の厨房脇、棚の2段目にいる


クロを目当てに訪れる客もいるといい、そっと撫でたり、挨拶を受けたりと武蔵屋にいなくてはならない看板猫。

お店の方(残念ながら写真はNG)いわく、「愛想の悪い子でね、今まで知らない人に抱っこされたのは14年間で3人だけ(全員女性)」とのこと。
“よし、4人目にチャレンジだ!”と思うが・・・
 


「シャーーッ!」


怒られました。ナデナデはOKながら抱っこはNGなクロは14年前、ふらりと店にやって来てそのまま居着いたそうだ。「小ちゃい子猫だったの」と、お店の方。

猫が大好きな、こちらの店主さん。今まで何匹もの猫さんの世話を焼いてきたそうで、クロがやって来た当時はほかにも猫が10匹もいたそうだ(天国だ!)。
現在はクロが一匹で武蔵屋を守っている(クロさん、お疲れ様です!)。
 


先代の看板猫「チャップ」24歳で大往生。今も写真で店を見守っている