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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

陸の孤島・本牧で「グルメマップ」が作れるか? 新店&老舗を徹底調査!

ココがキニナル!

ポップコーンランド。行列店でキニナル(sakuraさん)hasamu。ちょっとお高めですが唐揚げバーガーが美味(たこさん)本牧が楽しめる本牧マップみたいなものを作って(ごめんねピーマンさん)

はまれぽ調査結果!

10種の味を楽しめる横浜ポップコーンランド。Hasamuはジューシーなビーフ100パーセントパテが魅力! MOON Cafeは60年代アメリカ風の老舗カフェ

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ライター:大和田 敏子

何度か取材で訪れ、歴史に触れた筆者にとって、本牧はキニナル街のひとつになっている。
「伝説の本牧通り」と名付けられるほどの繁栄を見せていた本牧は、当時とは比べようもないほど、静かになった・・・。
ところが、最近、本牧にできた新店についてのキニナル投稿があるようだ。本牧は活気を取り戻しつつあるのだろうか。本牧の現在をもっと知りたい!
早速、投稿にあった店に向かうことにした。



素材にこだわった、軽い食感が魅力! 「横浜ポップコーンランド」



はじめに向かったのは「行列ができていた」というポップコーン専門店。
小港の交差点から本牧通りをイオン本牧の方向に歩いていく。イオンを過ぎ、三溪園への分岐路を通り過ぎ、さらに少し先へ。
 


ここ 
 

ありました! ピンクに白抜きの「POPCORN LAND」の文字が目立つお店。香ばしいポップコーンのにおいが漂ってきた。
 


船を思わせるようなデザインの外観
 

船の舵のイラストに「POPCORN LAND」の文字
 

ショーウインドーは夢の国っぽい雰囲気
 

店に入っていくと・・・


迎えてくれたのは「ポップコーンランドへようこそ!」の明るい声。
 


声の主は、アシスタント兼Web担当の伊藤ゆうさん


伊藤さんと代表の木下浩二(きのした・こうじ)さんに話を伺った。
4~5年前から横浜の催事などでポップコーンの販売をしていた木下さん。伊藤さんとは当時から一緒に仕事をしていたのだそう。

本牧に「横浜ポップコーンランド」をオープンしたのは、2014(平成26)年10月のこと。本牧の飲食店で働いていた経験がある木下さんにとって、馴染みのある場所だった。
 


8種類のレギュラーメニューに加え、1~2種類の期間限定フレーバーがある
 

取材時は「ショコラオレンジ」を限定販売


現在は、春のフレーバーとして「宇治抹茶」、「梅かつお」の2種に変わっているそうだ。

ポップコーンのブームに乗っての開店と思いきや、それ以前からポップコーンの仕事をしていたおふたり。

実は今、流行っているグルメポップコーンは「マッシュルーム型」という丸い形になるコーンを使用していて「一粒ずつ味わって食べるイメージ」のもの。

「横浜ポップコーンランド」のものは、それとは異なるバタフライ型といわれる、日本に昔からある形で「軽い食感でバクバク食べる感じ」のポップコーンなのだそう。
 


チョウチョのような形?


バタフライ型は、くずれやすいのが難点だが粉系の調味料にからみやすく、塩味系との相性が良いので、男性のファンも多いという。
 


天然のココナッツオイルを使用しているのも特徴!
 

カウンター後ろの窓から、ポップコーンを作っている様子が見える
 

鍋からあふれ出てくるコップコーン
 

ざっくり混ぜ、味・フレーバーを馴染ませる
 

味見をさせてもらえるのも、うれしい!
 

「シュウマイ」がキニナル


木下さんによると、横浜名物のイメージがある「シュウマイ」味を、と思い立って開発には半年ぐらいはかかったとか。

お味は? ・・・う~ん、シュウマイかな~? ちょっとコンソメっぽいような。判断がつかない。購入して持ち帰り、編集部で感想を聞いたところ「ステーキ!」「香りはシウマイだ」「よくわからない??」と感想はさまざま。

店頭でも、「シュウマイ味?」とキニナって試食し「シュウマイだ!」「おもしろい!」と購入するお客さまも多いという。おみやげにする方も多く、年末はかなりの売れ行きだったそうだ。
 


人気ランキング1位は「濃厚キャラメル」


「濃厚キャラメル」は、味が控えめであっさりしていておいしい!
木下さんイチオシの「めんたいこ」は結構辛く、本物のめんたいこを思わせる味。・・・おつまみになりそうだ。
 


テーマパークなどで購入したポップコーンバケット持参もOK!


どれも軽い食感でおいしいが、伊藤さんが一番好きだという「アップルパイ」は、すごく好みの味だったので、迷わず購入! Sサイズを買って帰ったのだが、あっという間になくなってしまい、後悔・・・。Lサイズにすれば良かった。

ところで、もう一つキニナったのがお店の雰囲気。まるで、某テーマパークの一角にでもありそうな店なのだ。伺ってみると、実は、知人のディズニーシーの壁を描いた方が店舗のデザインに関わったのだという。また、伊藤さんは某テーマパークの年間パスポートを持っているほどのファンで、店内のグッズは伊藤さんが集めたものだそう。

ちなみに権利関係は大丈夫なのか伺うと、伊藤さんは「某テーマパークには問い合わせ済みです」と答えてくれた。
 


海外のシンデレラ城はちょっとレアもの!?
 

UFOキャッチャーでゲットしたというトイストーリーのグッズ


デザイナーさんのアイデアで、店内に10個の「隠れポップコーン」が描かれているという。木下さんや伊藤さんも実は知らなかったそうで、木下さんは「つい最近やっと10個目を見つけた」のだとか。
 


写真中央付近に、ポップコーンの絵が見える!
 

天井にはなさそう? ・・・遊び心がすごくいい!


「ポップコーンは楽しい場所にある食べ物、それを日常的に楽しんでほしい!」と木下さんと伊藤さん。
 


油控えめ、砂糖を使わないワンちゃん用もある


取材時には、お孫さんを連れた年配の女性、女子高生などが訪れ、フレーバー選びに迷いながら、楽しげにポップコーンを購入しているのが印象的だった。女性ばかりでなく、夕方には会社帰りの男性のお客さまもいらっしゃるとか。幅広いお客さまに親しまれる店になってきているようだ。