陸の孤島・本牧で「グルメマップ」が作れるか? 新店&老舗を徹底調査!
ココがキニナル!
ポップコーンランド。行列店でキニナル(sakuraさん)hasamu。ちょっとお高めですが唐揚げバーガーが美味(たこさん)本牧が楽しめる本牧マップみたいなものを作って(ごめんねピーマンさん)
はまれぽ調査結果!
10種の味を楽しめる横浜ポップコーンランド。Hasamuはジューシーなビーフ100パーセントパテが魅力! MOON Cafeは60年代アメリカ風の老舗カフェ
ライター:大和田 敏子
挟んで食べるから「hasamu(はさむ)」。ジューシーなパテと新鮮野菜のバランスが絶妙!
つづいて、キニナルに挙がっていたベイタウン本牧5番街にあるハンバーガーカフェ「hasamu(はさむ)」です!
ベイタウン本牧5番街
ここ
hasamuは2階
イオン本牧から、hasamuのテラスに続くアプローチ
テラス席はワンちゃんもOK!
店内に入り・・・
オーナーの竹下直樹さんに話を伺った
ハンバーガーカフェ「hasamu」をオープンしたのは、2014(平成26)年5月。
大阪出身の竹下さんは、カナダ、イタリア、東京で飲食に関わりながら修業。
もともと肉料理が大好きだったこともあり、さまざまなところでハンバーガーを食べながら、独自のレシピでハンバーガーを作っていた。
「海の目の前で、とびきり美味しいバーガーと青空を!」をコンセプトに、千葉県の勝浦海岸沿いで1年半ほど、キッチンカーでハンバーガーショップをやっていたそう。
hasamuは挟んで食べるという意味からつけた店名だという
勝浦でやっていたバーガーカフェが大変好評で、当時は、都内や横浜からのサーファーをはじめ、別荘族など、普段は都会で生活をする人々を中心に愛されていることが、本牧にいた知人の耳に入って、出店しないかと声をかけられた。
竹下さんいわく「本牧には良いイメージがあったし、実際に来てみると緑が多く、地域の人の雰囲気も良かった」。そして本牧に出店を決めたという。
ハンバーガー以外にもフード、ドリンクメニューもある
ケーキなどスイーツのメニューも
店のコンセプトは、気持ちの良い空間であること。
料理がおいしいのはもちろんだが、センスの良い雰囲気で入りたいと思ってもらえる店にしたい。スタッフも笑顔で、気持ち良い時間を過ごしてほしいと考えたという。
店の内装には竹下さんの友人らが関わった。デザインは、ロンドンや都内でも活躍中の青山の建築デザイン事務所をしている友人が、施工は地元大阪の友人がやってくれたのだという。
ロゴも知人のデザイナーが作ってくれたのだそう
ナチュラル感のあるテーブルに、赤や黄色を効かせた椅子がアクセントに
鮮やかな色を効かせたポップな感じもいい!
落ち着いて過ごせそうな個室風の席もある
いよいよ、ハンバーガーをいただくことに。せっかくなので、思い切って大きなハンバーガー(180グラム)をお願いした。
パテはビーフ100%、粗挽き肉を使い、肉の食感を残しているそう。パンは酒粕天然酵母を使ったもので、ほんのり甘いのだという。
どんなハンバーガーなのか、ワクワクする。
ベーコンチーズバーガー(180グラム、1480円)
思いきりかぶりつくのがお勧め、とのことだったので・・・いってみる
かなりのボリューム、パテがジューシーですごくおいしい!
フレッシュな野菜とイタリア産の厚みのあるベーコンとのバランスも良い。使っているソースはオリジナルだそうだが、味がしつこくなく、意外にあっさり食べられる。
ナイフとフォークも用意されているので、切り分けて食べることも
もう1品、投稿者が「おいしい」とお勧めの唐揚げバーガーもいただくことに。
KARAAGEバーガー(960円)
鶏唐揚げと千切りキャベツを挟んだシンプルなもの。大きな一枚肉を、外側はカリッと中はジューシーに仕上げていておいしい! ほかでは、あまり見かけないバーガーなので、一度は味わってみてもいいかも。
ジューシーなパテが圧倒的なおいしさだったので、せっかく「hasamu」に来るなら、個人的にはベーコンチーズバーガーがお勧めだ!
今後は、ご飯とセットで食べられるハンバーグステーキを提供する予定もあるそうだ。
価格はちょっと高めという指摘もありましたが・・・?
「妥協せずに、食材にもこだわり、自分の本当に食べたいと思うものを作っているので、価格的にはギリギリな線ですね」と、竹下さんは言う。
日本人はハンバーガーというと安価なイメージをもっているが、本牧という土地柄もあって、外国人のお客さんも多く、毎週ディナーを食べに来るという方も少なくないとか。
3月中旬の取材時はテラス席を寒さ除けのビニールで囲っていたが、あたたかくなると「風が吹き抜ける気持ちの良い場所」だという。
ハンモックもある!
今の時期は、ストーブを使って暖かく過ごせるようにしている
「hasamu」では、こうしたテラス席や店内で、ジャズライブなど、さまざまなイベントも行っている。3月29日(日)には、FMヨコハマでDJをされている松原さと子さんらが出演する朗読劇「女中譚~文士のはなし~」(中島京子著)が行われた。
ちなみに、取材時は不在だったが、松原さんは竹下さんと昔からの知人で「hasamu」の広報担当。ホール担当として店にも出られているという。
定休日はなし。パテを焼くのは竹下さんだけなので、竹下さんに休みはない
「風通しの良いテラス、陽が差し込む店内は、天候によって随分雰囲気が変わる。ハンバーガーと一緒に雰囲気も楽しんでほしい!」と竹下さん。
ハンバーガーを食べながら楽しめる、イベント企画持ち込みも歓迎しているそうなので、そうした楽しい場としても、活用されるかもしれない。