「日本一規制が厳しい」逗子海水浴場が今年も海開き! 昨年と何が変わった?
ココがキニナル!
厳しさで話題になった逗子の海水浴場。来客は去年の3割程度に落ち込んだという話も聞きましたが今後も方針を変えないの?(山下公園のカモメさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
規制は前年と変わらないが、市が主導でイベントを企画し、営業時間を延長。海の家経営者や利用客からは規制に対する反対意見は聞かれなかった
ライター:はまれぽ編集部
今年も「日本一規制が厳しい海」!
利用客の飲酒や音楽、タトゥーなどを禁止し「日本一規制が厳しい」と言われた逗子市の逗子海岸が6月26日(金)、海開きを行った。
ビーチの入り口には禁止事項を伝える看板が
当日は午前9時から関係者が海の安全を祈願する神事が催され、神職がお神酒を海に撒くなどした。
利用客の安全を願う神事
続いて午前10時から海開き式があり、平井竜一(ひらい・りゅういち)市長が「1年間、市民や海の家関係者らを交えて、逗子海岸のあり方を検討してきた。逗子海岸は日本一安全で楽しいビーチに生まれ変わる。市民はもちろん、来てくれた人が、また来たいと思えるビーチの運営をしていきたい」とあいさつ。
「楽しめるビーチを目指す」と平井市長
その後、招待された逗子小学校6年と久木(ひさぎ)小学校2年の児童計約260人が、海に駆け出し、1年ぶりの海を楽しんでいた。
一斉に飛び出し
水遊びを楽しむ児童
利用客の反応は?
「日本一厳しい規制」がある逗子海岸を、利用客はどう思っているのか聞いた。
逗子市内在住で4歳の子どもがいる30代の夫婦は「昔、お酒を飲んでいる若い人に子どもが『絡まれる』とは言わないまでも、話しかけられることがあった。ハラハラして目を離せなかった」という。
さらに「子どもがタトゥーを見て『あれは何?』と聞かれて説明に困った。規制があれば安心」と話してくれた。
安心して遊ばせられますというご夫婦
若いカップルはどうだろう。横浜市金沢区の男性(23歳)は、子どものころから逗子海岸をよく利用していたそうで「音楽やお酒がないから物足りないとは思わない。ワイワイしたい人は別のビーチに行けばいい。住み分けができてると思うし、規制はいいこと」とのこと。
海開きの日に来ていた利用客20組に聞いたが、規制に否定的な意見はなかった。