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横浜「1000ぶら」商店街探訪vol. 47 横浜中華街市場通りでスーパーでは買えない「オリエンタル」なお菓子探し!!

ココがキニナル!

横浜「1000ぶら」商店街探訪vol. 47 横浜中華街市場通りでスーパーでは買えない「オリエンタル」なお菓子探し!!

はまれぽ調査結果!

さかもと商店で「ピーナツしるこ」や「白きくらげデザート」、翠香園で「イエタ―」、源豊行で「黒瓜子」などオリエンタルなお菓子を発見!

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ライター:橘 アリー

横浜中華街は、日本で一番大きな中華街で、横浜の重要な観光スポットの一つ。平日休日を問わず、国内外から多くの観光客がやって来ている。

今回の「1000ぶら商店街」は、そんな横浜中華街の中にある市場通り(いちばどおり)を「中華街の市場らしく、スーパーマーケットに売っていないお菓子」を探しながら散策していく。ちなみに筆者にとって中華街は、30年くらい前から、ときどき訪れている馴染みの深い場所である。

まず、場所を確認すると・・・
 


市場通りは、中華街のほぼ真ん中にある。商店会の名前は横浜中華街市場通り会


今回、残念なことに・・・
 


中華街の象徴でもある中華街の門が改修工事中であった
 

改修工事前の市場通りの門(フリー画像より)
 

門は工事中でも、門の下の路面には、しっかりと市場通りと書かれている


この日は平日だが8月の夏休みシーズンということもあり、中華街は多くの人でにぎわっていた。
 


市場通りへも、工事中の門の下から、人々が吸い込まれるように入っていく
 

市場通りの中ほどにある、艶やかな中華街市場通り会掲示板の前から散策スタート



歴史ある横浜中華街市場通り



掲示板の左下には、市場通りの由来が書かれていた。
市場通りは1921(大正10)年ごろに、中華料理店や近隣の住民を相手とした食材を販売するお店が自然発生的に出店したことに由来しているそうである。当時は朝市と呼ばれた、午前中だけの通りだったようだ。
 


掲示板には市場通りの由来が
 

1954(昭和29)年当時の市場通りの様子(『横浜華僑の記憶』より)


そして終戦後も食材を販売する通りとしてにぎわっていたが、昭和40~50年ごろになると、食生活の変化や中華街の観光地化により、食材を売るお店は減少。代わりに中華料理店が増えていったそうだ。
 


現在の市場通りにあるお店


市場通りの由来を確認したところで、まずは、現在、横浜中華街市場通り会の会長をしておられる外丸和夫(そとまる・かずお)さんのお店へ
 


外丸さん。一見強面ですが、とても優しい方でした!


お店の名前は外丸繊維工業。元は市場や中華料理店などのお店の人の白衣やユニホームの販売をしていた。現在は、白衣・ユニホームのほかにも、太極拳の衣装、チャイナドレス、中国雑貨、犬用の衣装など、幅広く扱っているとのこと。
 


お店の中はさまざまな商品があって、見て回るだけでも楽しくなってくる
 

太極拳用品の品ぞろえも豊富である
 

こんなに可愛いフクロウも!


今回は「中華街の市場らしい珍しい食べ物」を探しているので、ここで買い物ができないのが残念・・・。
 


最近は、ワンちゃんの服もよく売れるそうだ
 

愛知県から来たという山内さんご夫婦も、中華街らしいものを探しておられた


外丸さんのお店は、現在の場所に来て30年くらいになるそう。以前この場所は、おそば屋さんだったそうだ。
 


お店の外観2階部分はおそば屋さんだった当時のまま残されている


現在の市場通りは中華料理店が多くなっているが・・・
 


外丸さんに、古くからあり今も食材を販売しているお店を教えていただいた


まず、外丸さんのお店の隣にある手嶋食品。
 


中国茶や調味料、乾燥させた食材などを販売している
 

お店の3代目ご主人、手嶋靖貴(てじま・やすたか)さん


お店のモットーは「良いものをお安く! 毎日が特売日!」とのこと。
 


確かに! ・・・調味料類など種類も豊富で
 

ドライフルーツなども、この値段は非常にお買い得かと!
 

ふかひれも売っている


写真左のふかひれのミニサイズが500円で、右のスープ用のものは750円。

そして、特にウーロン茶にはこだわっていて、その中でも武夷岩茶(ぶいがんちゃ/500円)がお勧めとのこと。
 


この棚のお茶は1袋500円であるが、2袋買うと50円引きになって950円


武夷岩茶とは、中国福建省北部の武夷山地域で生産されるお茶で、お茶の木が山の岩肌に生育しているため、その名が付いたそうである。お茶の葉は細長い形をしているが、これは寒い地域の葉の特徴であるそう。

中国茶について詳しく教えていただいたあと、数種類あるドライフルーツの中から、山査子(サンザシ)という姫リンゴの実を練り上げて作ったものを選んで・・・
 


黒烏龍茶(1袋100円)と山査子(1袋100円)を購入。こちらは読者プレゼントに!!


中国茶やドライフルーツが、こんなに手頃な値段で買えるのは嬉しい。予算があったら、何種類か買ってお茶を飲みながら、ドライフルーツを食べ比べてみるのも楽しそう。

でもまだまだほかのお店もあるので、手嶋食品を後に。

続いて、さかもと商店へ・・・
 


さかもと商店は石川町寄りの門の手前にある
 

3代目ご主人の坂本さんご夫婦


さかもと商店は、坂本さんのお祖父さんが1933(昭和8)年創業したとのこと。元は干物屋(乾物屋)さんで、現在は乾物のほかにもアジアの調味料や冷凍食品など豊富に販売している。
 


豊富な品そろえである
 

こちらの冷凍食品は干した豆腐で、精進料理などにも使われるようだ
 

料理の仕方も教えて貰える


さて、残りの金額は800円。
何かお手頃価格で、普通のスーパーに売っていないものを探すと・・・
 


店の奥の方の棚に、お手頃価格の缶商品があった


商品は、トウガン茶、中国スパイスコーラ、ハーブティー、ピーナツしるこなど。
その中でも、一番キニナッたのが、ピーナツしるこ(150円)。
 


「ピーナツしるこ」って、どんな味なのだろうか?


ほかにも探してみると・・・
 


・・・「白きくらげ」って・・・デザートですか!?
 

こちらではピーナツしるこ(150円)と白きくらげデザート(130円)を購入


合わせて280円で残金は520円。
明るく楽しい坂本さんご夫婦に見送られ、市場通りの散策をさらに続けていく。