抜群のロケーションでドラマやアニメの舞台になっており、国内外問わず年間を通して多くの人々が訪れる神奈川県内でも有数の観光スポットである江ノ電沿線。
　

誰が写真を撮っても絵になる鎌倉高校前駅

　
これまではまれぽでも江ノ電に関する数々のキニナルを調査してきたが、今回は自転車と江ノ電だったらどちらが早いのかという依頼。

江ノ電といえば駅間の距離が短かったり、路面電車になる区間があったりとほかの路線ではなかなかみられないオリジナリティ溢れる路線。勝負は一筋縄ではいかなさそうだ。
　

江ノ電の路線図（江ノ電HPより）

　
事前に江ノ電のホームページを覗いてみると、下記のような情報を得ることができた。

・藤沢駅～鎌倉駅の距離は10.0 km
・全15駅
・最高速度45.0km/h
・平均速度22.1km/h
・所要時分34 分（全線）
　

今回のルート（Googleマップより）※クリックして拡大

　
本検証では江ノ電の鎌倉駅前を自転車で出発して藤沢駅を目指し、できる限り線路沿いのルートを進むことにする。

クリスマスイブの午後4時過ぎ。万田と編集部・山岸は江ノ電の鎌倉駅改札前に集合した。
　

イブに仕事があってよかった～

　
自転車担当の万田は江ノ電沿いを走るということでビーチクルーザー（アメリカ西海岸発の自転車）を手配。
往年の競輪選手、中野浩一氏に勝るとも劣らないくらいペダルをこぐ気マンマン。
　

電車担当の編集部・山岸

　
午後4時24分、鎌倉発藤沢行きの江ノ電に乗車した山岸。

江ノ電vs自転車。果たしてどちらの方が早く藤沢駅に着くのか。まずは江ノ電の様子から。

いよいよ勝負スタート！

1000系「武家の古都鎌倉ラッピング」車両
　

約2分で1駅目の和田塚駅踏切
　

【16:27】由比ヶ浜駅

　
鎌倉駅をスタートして約3分で2駅目の由比ヶ浜駅に到着。

その距離は約1.1km。そのころ自転車でスタートした万田は・・・。
　

江ノ電改札すぐの御成通りを抜けて
　

由比ガ浜通りに入り和田塚駅の入口に到着

　
順調な滑り出しでスタートした万田のビーチクルーザー。1駅目の和田塚駅付近でのタイムを見てみると3分15秒。

ということは、鎌倉駅を出発して3分後に1つ先の由比ケ浜駅に到着している電車チームの山岸にすでに抜かされていたのだ。
　

優勢な展開に全くもっていけず・・・

　
結果は・・・明らかに江ノ電の勝ち！！！

ここで勝負が決まってしまうとは、私としたことがお恥ずかしい限りでして・・・。

本当は踏切でのニアミスや道路と線路が並走するエリアでのデッドヒートを期待していたのだが、全くドラマチックにならず。

しかしながら、この時点で自転車の万田も電車の山岸もお互いの状況は全く把握できていなかったので、しばらくエキシビジョンマッチにお付き合いいただけると幸いです。