2016年春のテーマは「リボン」

4月10日まで開催されている「箱根スイーツコレクション2016春」。箱根観光の楽しみの一つとして、毎年春と秋に箱根のスイーツを味わってもらいたい、というのがコンセプト。2008（平成20）年から開催し、今回で17回目。

「箱根湯本・小田原」「強羅・小涌谷・宮ノ下」「仙石原・桃源台・御殿場」「元箱根・箱根町」の4つのエリアに分け、ホテルや美術館、飲食店など総勢35店舗が参加しているイベントだ。

　

箱根の玄関口
　

箱根スイーツコレクションを運営する小田急箱根ホールディングス株式会社広報担当の高橋さんに、2016年春の企画について伺うと「テーマは感謝の気持ちをこめた『リボンスイーツ』」という。

各参加店舗はさまざまな形でテーマのリボンを表現している。玄関口である箱根湯本駅から近い順に各エリアから2店舗ずつ計10店舗を訪問し、お店とスイーツを紹介したい。

箱根の玄関口、温泉情緒漂う「箱根湯本・小田原エリア」

　

箱根湯本・小田原エリアの参加店舗は9店舗
　

「豆腐処 萩野（はぎの）」の豆乳キャラメルプリン

　

箱根湯本駅から徒歩6分ほど
　

創業100年以上の「豆腐処 萩野」では店頭のベンチでスイーツがいただける
　

1日限定30皿の豆乳キャラメルプリン ぐいのみ豆乳付（550円〈税込〉）
　

お豆腐屋さんならではの濃厚な一番搾り豆乳で作ったキャラメルプリンは甘すぎず、豆乳の爽やかな風味を感じられる。写真中央の小皿は国産大豆100％のお豆腐。その日の製造状況によって付くという。

　

プリンは豆乳のやさしい甘さとコクがある
　

ぐい飲み豆乳にリボンを付けてテーマを表現
　

豆乳キャラメルプリンのみ（500円〈税込〉）のテークアウトも可能。豆乳も飲みたいという方は店頭で別途購入してほしい。


「茶房うちだ」の桜シフォン

　

箱根湯本駅から徒歩6分ほど
　

1995（平成7）年創業の「茶房うちだ」
　

和風喫茶という趣の店内
　

1日24皿限定の桜シフォン（1100円〈税込〉）
　

ドリンクは抹茶・コーヒー・紅茶から選べる。この季節にしか食べられない桜シフォンの生地には、塩漬けした桜の花と葉が混ぜ込まれている。

　

いろんな味が楽しめる
　

桜の花が添えられたアイス、生クリーム、ミントの葉、粒あんと、シフォンを一緒に食べることで、塩気と甘味が楽しめる。シフォンについているリボンはグミでできている。

続いては、強羅・小涌谷・宮ノ下エリアへ。

大自然の迫力を身近に感る「強羅・小涌谷・宮ノ下エリア」

　

強羅・小涌谷・宮ノ下エリアの参加店舗は6店舗
　

「富士屋ホテル」の宝石箱のようなスイーツ

　

箱根登山バス「ホテル前」下車すぐ
　

1878（明治11）年創業の富士屋ホテルにあるティーラウンジ「オーキッド」も参加している
　

贅沢な雰囲気
　

参加スイーツの「Yui～結い～（1000円〈税込〉）」
　

コーヒーか紅茶を付けると1800円（税込）。チョコでできたピンクの大きなリボンが特徴的。

　

側面がモコモコしている宝石箱をイメージしたケーキ
　

赤いリボンがかかった宝石箱のふたを開けてみると、マスカルポーネチーズとイチゴのムースの中にベリーがぎっしり詰まっている。

　

ケーキに入っている自家製ジャムの甘酸っぱさが実にいい
　

敷地内のパン屋さん「ピコット本店」でテークアウトも可能（648円〈税込〉）
　

テークアウト用はリボンが少し小さくなってしまうが、上品さはそのまま。


「彫刻の森美術館」のミモザの花をイメージしたケーキ

　

箱根登山鉄道「彫刻の森駅」下車、徒歩2分
　

1969（昭和44）年に開館した日本初の野外美術館
　

カフェの目の前には芝生の展示場が広がる
　

白を基調とした広々とした店内
　

1日限定20皿の「森の絆 Mimosa Cake日本の紅茶べにふうきセット（1400円〈税込〉）」
　

「日本の紅茶べにふうきセット」か「illy（イリー）コーヒーセット（1200円〈税込〉）」の2種類から選べ、今回のスイーツは、吉祥寺の洋菓子店「Stefano Anna（ステファノアンナ）」の石川晶子（いしかわ・あきこ）氏が監修している。イタリアでは3月に男性が女性に心を込めて贈るという風習があり、そのミモザの花をイメージしているのだとか。

　

リボンが刺してあるスイーツ。同色のアプリコットソースがさわやか！
　

ミモザの花に見立てたケーキの表面は、スポンジを細かくカットしたもの。中はレモン風味のスポンジ、カスタード生クリーム、マーマレード、タルトが層になっている。食感は軽く、甘さよりもレモンの爽やかさを感じられる。

続いては、仙石原・桃源台・御殿場エリアへ。