再開発で綱島駅周辺はどう変わる?
ココがキニナル!
綱島駅の改札目の前、綱島駅ビル内のテナントがどんどん閉店していきます。ビルの取り壊し、建て替えが行われるのでしょうか?(jetstarさん、おまさん)
はまれぽ調査結果!
2022年をめどに綱島駅前を含めた再開発の準備を進めている。相鉄線の東急直通運転再延期で新綱島駅にも影響。近隣住民は早期の再開発実現を望む
ライター:はまれぽ編集部
新駅&新施設
東急東横線綱島駅周辺のテナントが次々と閉店しているという。まずは現地の状況を確認することに。
改札を出てまず目につくのが東急ストア閉店のチラシ
東口の旧東急ストア方面に出てみると・・・
確かに投稿にあるように、取り壊しが進んでいるようだ
旧東急ストアの反対側でも工事が行われていた
綱島駅周辺では至る所で工事が行われている。これは何らかの開発計画が動いていると考えていいのではないかと思い、瀬谷駅南口周辺の再開発の際にもお世話になった横浜市内の再開発を担当する都市整備局市街地整備部市街地整備推進課の橋詰勝彦(はしづめ・かつひこ)課長に聞いた。
横浜市都市整備局の橋詰課長
綱島駅周辺再開発の歴史は長く、1976(昭和51)年に西口、1983(昭和58)年には東口がそれぞれ再開発協議会を組織。東口は「調和の取れた街並みづくりの推進と、良好な商業環境、住居環境、生活環境を確保する」ことを目的に活動を続けてきた。
また、2012(平成24)年10月には綱島駅東口から綱島街道を隔てた反対側に相鉄・東急直通線の新駅「新綱島駅(仮称)」の建設が計画されたことで、新駅整備と併せ、新たなまちづくりの検討を進めていた。
横浜市が示した綱島駅・新綱島駅周辺のまちづくりの方針案
橋詰課長によると、新綱島駅周辺では新駅整備を契機に、駅前としてふさわしい、バスターミナルなど都市交通の基盤施設の整備や駅前の有効な土地利用を図るため、新たな商業・公益施設の整備を行う。
新施設のイメージ(横浜市ホームページより)
新施設は高さ約99.8メートルで地下1階・地上28階建て。延べ床面積約3万5900平方メートルのなかに、240戸ほどの共同住宅のほか、商業・業務施設、公益施設(区民文化センター)、駐車場を備えたものになる。
これに伴い、港北区綱島東2丁目を起点に、同1丁目まで全長210メートル・幅17メートルの道路も整備する。
順調に工事が進んでいるように見える
このほか、整備している新綱島駅の直上で地下に1000台規模の地下駐輪場も整備していく。
駐輪場は地下化する
さらに、この新綱島駅周辺に建設する新施設とは別に、綱島駅東口の目の前にもう一つの高層ビルを建設する構想もあり、地域住民らが準備組合を組織するなど、動きが活発化している。
青枠が新綱島駅、赤枠が東口の建設計画
東口の高層ビルが計画されている敷地内の住民によると、施工区域面積は約6000平方メートルで、新綱島駅側の新施設と同程度の高さのビルを計画。工事完了は2022年度の予定だという。