「馬肉」「馬革」が専門! 元野球選手がプロデュースした元町のお店とは?
ココがキニナル!
元横浜DeNAベイスターズの下園選手が馬肉料理専門店に続いて、革製品のお店をオープン。精力的に活躍されていてファンとして嬉しい限りです。今後どの様な分野で活動されるのかキニナリます(にゃんた56さん)
はまれぽ調査結果!
横浜元町の地に開いた馬肉専門の料理店に続き、馬革専門のショップもプロデュースした下園辰哉さん。「元野球選手がやったことがないこと」への挑戦を続ける!
ライター:はまれぽ編集部
馬肉といえば、居酒屋で出てくる「馬刺し」をイメージする。筆者は大好きだが、中にはちょっと癖があって苦手という人もいるはずだ。
中区元町で2018(平成30)年3月から営業を開始した馬肉専門店「桜馬(さくらば)」は、馬肉の印象を塗り替えてしまう料理を楽しむことができるという。投稿によれば、このお店をプロデュースしたのは、元DeNAベイスターズの選手だというから見逃せない。しかも、馬肉にとどまらず革専門店までオープンしているというから、活躍の幅が広すぎる。
早速取材に伺うことにした。
堀川に面したお店は代官橋のすぐ近くにある
こじんまりとした落ち着きのある店構えが印象的。イメージしていた「元選手のプロデュースのお店」よりも、本格派な雰囲気だ。
店名は「桜馬」
一歩ドアをくぐると、店内に設えられた「竹林」が出迎えてくれる。決して広いお店ではないのだが、空間を大胆に使っていてかっこいい。
まるで高級料亭のよう
こちらの「桜馬」をプロデュースしたのは、2017(平成29)年シーズンまでDeNAベイスターズで活躍した下園辰哉(しもぞの・たつや)さん。
人気店「桜馬」の仕掛け人、下園さん。さすがは女性ファンも多い男前だ!
「ゾノ」の愛称で親しまれた元選手にプロデュースの経緯を伺うことにした。
違う道で名前が出れば、カッコいい!
今も横浜で活躍する下園さん
下園さんを紹介する際に、どうしてもその選手時代は切り離せない。
ドラフト指名でベイスターズに入団したのは2006(平成18)年。その後11年間、ベイ一筋で活躍してきた。
レギュラーの座を降りた後も代打の切り札として活躍していたが、2017年に戦力外通告を受け、引退を決断した。
ファンからは引退を惜しむ声も根強かった(過去記事より)
引退後は野球に携わって生きていくことも考え、球団側から球団職員のお誘いもあったが、「違う道に挑戦してみよう。別の世界でもう一度名前が出たらカッコいい」と決意した。そんなときに知人の紹介で出会ったのが、馬肉や馬油などの取り扱う「株式会社ディアラ」だった。同社の社長との邂逅が、下園さんの運命を大きく変えることになる。
桜馬より以前から、元町で馬油専門店なども経営している
「常に新しいことを考えていて、どんどんアイデアが出てくる」という社長に感銘を受けた下園さん、「何をやっている会社なのかも知らなかったですが、(社長が)面白そうだな、という理由ですぐに入社を決めました」。2017年12月、下園さんの新しい挑戦が始まった。
最初に取り掛かった仕事が、馬肉専門店「桜馬」のプロデュースだったというわけだ。
雰囲気のあるカウンター席も用意されている店内
現役時代は馬肉について意識することはあまりなかったそうだが、名産地の福島県会津地方まで赴くなど、その効能についても勉強。
「健康志向が高まる中で、グリコーゲンが豊富な馬肉は高たんぱくで低カロリー。スポーツ選手からダイエット中の女性、小さなお子さんからお年寄りまで、誰にとってもおすすめできる食材なんです」と話す下園さん。
「今も現役だったら間違いなく食べてます」と話す下園さん
お店で出される料理に自信があったからこそ、「桜馬」のプロデュースでは「元町という場所柄もあり、和の風情漂う内装にこだわりました。やっぱり綺麗な店じゃないと入りたくないと思うので」と話す。お店で飲める日本酒なども、全国を巡って自ら選んだ自慢の品だ。
イチオシは、店頭にもディスプレイされている会津若松のお酒「玄宰」
お店の料理に自信があったからこそ、見た目の良さにこだわってプロデュースした「桜馬」。その「桜馬」のおすすめのメニューをいただくことにした。