ランドマークタワーがフロアによって郵便番号が違うって本当?
ココがキニナル!
ランドマークタワーってフロアによって郵便番号が違うって本当ですか?もしそうなら、なんで??(ogs1kanさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
フロアによって郵便番号が違うのは、「超高層ビル番号」という郵便番号が設定されているから。
ライター:吉澤 由美子
年末といえば年賀状で郵便番号も気になる季節。
郵便番号が日本に導入されたのは1968年。
日本の場合、宛先の住所には、漢字、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベットとさまざまな文字が使われる。加えて手書きの場合は略字、癖のある文字、紛らわしい字を判別しなければならない。人の目で1通ずつ確認して仕分けるには膨大な労働力が必要となる。
数字による郵便番号を導入したことで、数字を読み取る機械が短時間に大量の郵便物を振り分けることが可能となった。現在の機械は、1時間に何万通もの郵便物を分けることができるらしい。
郵便を振り分ける区分機※画像:郵便事業株式会社
郵便番号導入と7桁になった理由
1998年には、より一層の効率化を図るため現在の7桁の郵便番号となる。この時、横浜市は3桁の郵便番号から7桁となった。
ここからはわかりやすいよう、はまれぽ.com編集部の住所で説明。
はまれぽ編集部の住所は
神奈川県横浜市中区羽衣町3丁目55-1
郵便番号は、【231-0047】
3桁時代には、【231】だった。旧郵便番号は、都道府県、市区町村に当時の集配郵便局別の番号が割り当てられたもの。
現在の横浜市中区の郵便番号で最初の5桁は、【231-00】と【231-08】の2種類に設定されている。はまれぽ編集部の場合は、【231-00】
6桁目に羽衣町周辺地域の【4】が入り、7桁目に羽衣町の【7】が入って【231-0047】となっている。
こうして7桁となったことで、今までより細かい地域ブロックにわけることが可能となり、効率化がより進んだわけだ。
2012年の年賀状©DISNEY.Based on the “Winnie the Pooh”works by A.A. Milne and E.H.Shepard.
現在の郵便番号には、町名まで入っているので郵便番号の機能から言えば、【231-0047 3丁目55-1】という記載でもはまれぽ編集部に郵便物は届く。
ただし、郵便番号として記入された文字が判別しにくい場合や、うっかり郵便番号を記入し忘れた場合、【3丁目55-1】という情報だけでは届けることが不可能になる。
そのため、住所の市区町村名は省略できるが、町域名以下は、必ず書く決まりになっている。
よって、はまれぽ編集部に郵便を送る場合の宛先は、【神奈川県横浜市中区】を省略した以下のものとなる。
【231-0047 羽衣町3丁目55-1】
年賀はがき専用の投入口をみかけると、年末の実感がわいてくる
超高層ビルの郵便番号
基礎知識がわかったところで、次はランドマークタワーをはじめとする超高層ビルの郵便番号について。
ランドマークタワーのように階層ごとに郵便番号が異なるものは、『超高層ビル番号』と呼ばれている。
超高層ビル番号が導入されたのは、1990年4月。できるきっかけは、新宿の超高層ビル群だったそう。
ランドマークタワーがオープンしたのは1993年なので、すでにこの制度ができていた時期。
横浜市で超高層ビル番号を持っているのは、ランドマークタワー、クイーンズタワーA、クイーンズタワーB、クイーンズタワーCの4つ。全てみなとみらいの狭い地区にぎゅっと集まっている。
超高層ビル番号を持つ建物が4つ並ぶみなとみらい
郵便番号検索で、神奈川県横浜市西区の「マ行」を見てみると、「みなとみらいクイーンズタワーA(10階)【220-6010】」から「みなとみらいランドマークタワー(地階・階層不明) 【220-8190】」まで、ずらりと並んでいて壮観だ。