黒岩県知事が被災地のがれき受け入れを表明したって本当?
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黒岩県知事が被災地のがれき受け入れを表明したって本当ですか?
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震災被害地復興のため、黒岩知事が受け入れを表明しました。但し、まだ決定したわけではありません。
ライター:吉田 忍
12月20日夕方、当日行われた県議会の本会議で黒岩知事が被災地のがれきを受け入れるという表明を行い、大きな話題となった。処理するのは岩手、宮城県のがれきを想定しており、がれき焼却処分の打診を受けた林文子横浜市長も前向きな姿勢を見せていると報道があった。
がれきの受け入れを表明したのは、関東地方では東京都に続き、2番目。
翌21日は、ちょうど第3回「黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川」の開催日。今回のテーマは「再発見かながわの旅 -国内外(くにないがい)から多くの人を引きつける神奈川の魅力について」という観光客数増加に関わるものだが、がれき受け入れについても何らかの話があるだろうと考え、取材に赴いた。
“対話の広場”Live神奈川が県庁で行われた
今日のテーマは「神奈川の観光」
会場に行ってみると、昨夜に参加申し込みを行った人が多く100名を超える参加者が見込まれているとのこと。がれき受け入れについて知りたいという人が多かったものと思われる。
がれき受け入れ表明を受け、100名を超える参加者が集まった
冒頭、黒岩知事は挨拶の中でがれきについて、「昨日の今日でもあり、特別に最後の10分ないし15分ほど時間をとって質問を受ける」と発言。
がれき受け入れについても時間を取ると約束する知事
“対話の広場”は、1時間半。
観光地として「横浜」や「鎌倉」は知名度も高くブランド力があるが、「神奈川」にはない。という話など、本来の議題にもかなり興味深い内容があったが、そちらはまた別の機会にお伝えしたい。
本題についての会場から出た意見に、
放射能汚染の問題で海外から日本への旅行者が減っている。観光に関して放射能の問題は避けて通れない。神奈川は本当に大丈夫なのか? 今でさえ汚染されているのにがれきの受け入れでさらにイメージが悪くなる可能性もある、という発言も出た。
黒岩知事は、がれきについては、後でそのための時間を取っているのでその時にと答える。
汚染された神奈川のイメージは観光テーマでも避けて通れないという参加者
そして、約束の時間になると、やにわに記者席の動きが慌ただしくなる。取材陣も目的の第一はここだったのだ。
Twitterなどで多くの意見がきていること、その中からがれき受け入れ反対の意見をまず紹介。
放射能問題で外国人観光客が激減しているのは事実と認め、その上でがれき受け入れ問題とこの問題をリンクさせるということについて、きちっと説明したいと知事の説明が始まった。