DeNAベイスターズジュニア2013、第一次選考会の様子をレポート!
ココがキニナル!
12月のトーナメントに向け、いよいよ始まったジュニアチーム選考会。本牧市民公園での第一次選考会の様子をお届け!
ライター:田中 大輔
雨も吹き飛ばす熱のこもったプレー
(続き)
選手たちはもちろんのこと、彼らを見守る首脳陣の目も真剣。
鈴木監督を筆頭に、昨年の監督を務めた小山田保裕(やすひろ)コーチ、北川利之コーチら球団OBが少年たちの一挙手一投足に目を光らせていた。
鈴木監督(上)と小山田コーチ。どちらも真剣な眼差し
また、昨年のDeNAベイスターズジュニアの面々も手伝いに駆け付けていた。
思えば、昨年彼らが選考会に参加したときには、前年の選手たちが来てくれていた。チーム自体は数ヶ月限りのものだが、それにとどまらないジュニアチームのつながりというのも垣間見られる光景だった。
昨年のメンバー、百合野くんと戸塚くん。ほかにも多くのメンバーが駆け付けた
小学生選手とあって、フェンスの外では平日にもかかわらず多くのお父さん、お母さんたちの姿も。雨の中、我が子の頑張りに温かな視線を送っていた。
雨にも負けないのはお父さん、お母さんも同じ
鈴木監督に直撃!
第一次選考会1日目を終えたところで、鈴木監督に話を聞いた。
選考会初日について振り返ってもらうと「思った以上にレベルが高かった」と満足げ。
「今日だけでも気になる選手が何人かいました。明日もあると思うと、楽しみです」と笑顔で話してくれた。
大会初優勝に向け、上々の滑り出しとなったようだ
先日のインタビューで話していた「個性的な選手」について聞いてみると、「二次選考会でもう一度見たいと思う選手が何人かいました。球が速いけどコントロールが悪いとか、バッティングが苦手だけど守備が上手いとか」とのこと。
実は、今年の50m走の基準は昨年よりも0.3秒遅くなっている。この辺りにも、例え足が遅くても別の部分で見るべきところがあれば、という監督の気持ちが見えてくる。
「基準はありますけど、ガチガチというわけではないです。多少届かなくても通るかもしれません」ということだったので、基準に満たなかった少年たちにもまだまだチャンスありだ。
どんな選手が集まるか、見ているこちらもワクワクする
鈴木監督はこの日も「優勝しか狙っていない」と繰り返すと、「レベルの高いメンバーがそろいそうです」と続け、疲れた様子も見せずにグラウンドを後にした。
取材を終えて
昨年同様に、どの野球少年たちも大きな声を出してハツラツとプレーしていたのが印象的だった。
昨年はこの一次選考会を勝ち抜いた選手たちで最終選考会が行われたが、今年はその前に二次選考会が入る。
それだけに昨年以上に厳しい目でチェックが入ることだろう。なにしろ、監督の頭には“優勝”の二文字が常に浮かんでいるのだ。
―終わり―