通るたびにいいにおい!日ノ出町駅近くにある鰹節店ってどんな店?
ココがキニナル!
日ノ出町駅を降りて右側にいくと、かつお節とか乾物を扱っているお店があります。時々いい匂いがするので、取材お願いします(まる3さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
永野鰹節店は、そば屋などへの卸しを中心に小売もしてくれるお店。削りたての鰹節をはじめ、和食の出汁関係のものがそろっていて、お手頃価格だった。
ライター:吉澤 由美子
削りたてはうまさも香りも違う!
永野鰹節店の鰹節は、枕崎や九州のもの。
田中さんは30年、この店に勤めているベテラン
バックヤードには冷蔵倉庫があって、ダンボールに入ったさまざまな節が保管されている。田中さんがそこからいろいろな節を出して見せてくれた。
枕崎、土佐、さつま、宗田という文字が見える
実はこの節というもの、そのまま削るとボロボロになってしまうらしい。
そこで、削る前にいったん洗って、火入れという加熱を行う。そうすることで分厚く削ったり、向こうが透けて見えるほど薄く削ったりできるようになる。
洗った宗田鰹の鰹節
昔は蒸して柔らかくしていたが、蒸すと水分量がどうしても多くなりすぎてしまうので、現在は洗って火入れするのが主流。
節を洗う機械もあったが、現在は故障中
洗って火入れし、削りたてを売っているので、お客様のところで香りが立つのだそう。
火入れは大きなオーブンのような機械で行う
火入れが終わると、いよいよ削る作業だ。そばだし用は厚削り。
厚削りはこの機械で削る
この機械は、削る歯こそ変えているものの、何十年も使っている年季の入ったものだ。
削りはじめると、ひときわ鮮やかな香り
家庭でおなじみの薄い削節は、別の機械で削る。
薄削りを行う機械が3台並んでいた