横浜マリンタワーの屋上はかつて放し飼いの鳥だらけだった!?
ココがキニナル!
昔横浜マリンタワーに放し飼いの鳥園のような場所があったと記憶しています。タワーのリニューアルにともない無くなってしまったようですが、あの鳥たちは今どうしているのでしょうか?(ハゼさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
鳥園のような場所「バードピア」の鳥は2005年の閉園後は神戸花鳥園に引き取られ、一部は掛川花鳥園へ。一部の鳥たちは今でも元気に過ごしている
ライター:ほしば あずみ
失われた鳥たちの楽園とは
(つづき)
現在横浜マリンタワーの所有者である横浜市の文化観光局観光振興課に問い合わせてみた。
すると、市が引き受けた時点では既にバードピアは閉園していたため、詳細はわからないものの、すべての鳥たちは、兵庫県神戸市のポートアイランド内にある花と鳥のテーマパーク、「神戸花鳥園(かちょうえん)」が引き取ったとのこと。
「神戸花鳥園」へ電話で確認してみると、確かに横浜マリンタワーから2005年に、キンケイやホロホロチョウ、ツル、ハト、フラミンゴ、インコ、ヒメウズラなどの鳥たちを引き取り、その一部は姉妹園である静岡県の「掛川花鳥園」にも移されていた。
神戸も掛川もともに、「天寿を全うした鳥もいますが、今でも元気にしている鳥も多いですよ」とのことだ。
神戸花鳥園では以下の鳥たちが今でも飼育されていた。
オオサイチョウのダイ(提供:神戸花鳥園)
ツノサイチョウのサム(提供:神戸花鳥園)
チャキンチョウ(名前不明/提供:神戸花鳥園)
キュウカンチョウのキュウ(提供:神戸花鳥園)
オカメインコのなみ(提供:神戸花鳥園)
シロホロホロチョウ(2羽)(提供:神戸花鳥園)
また、掛川花鳥園にはエミュー、クジャクバト、ワカケホンセイインコたちが移されたとのこと。
ただし「同種類の他の個体と混ざってしまっているので、どの子が横浜から来たかは特定できませんが・・・」とのことだった。
一部の鳥が移され、今でも元気に過ごしている掛川花鳥園(提供:掛川花鳥園)
この群れのどこかに元・バードピアのエミューがいるかも(提供:掛川花鳥園)
クジャクバト。もしかしたらバードピアにいたハトかも(提供:掛川花鳥園)
この種も横浜からきたのでは? というワカケホンセイインコ(提供:掛川花鳥園)
なぜバードピアの鳥たちが花鳥園に引き取られたのか、記録は残っていない。
はっきりしたことはわからないが、神戸花鳥園がオープンしたのは2006(平成18)年3月。バードピア閉園直後である。鳥の移設先としてタイミングも良く適当な場所だったのかもしれない。
それでは、鳥たちが消えた後の横浜マリンタワーは今どのようになっているのか。
横浜マリンタワーの劇的なビフォー・アフターを見に行ってみた。