横浜市内のごみのリサイクル状況は?
ココがキニナル!
横浜市のごみ収集は缶もびんも1台の収集車でガシャガシャ潰されていますが、きちんとリサイクル出来ているの?(イルカさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
収集車は複数種類あり、びんなどは割れにくいタイプの収集車で対応。機械や職員による手作業で分別してリサイクルしている。昨年度実績は5万412トン。
ライター:一藁 雅之
実際に缶・びん・ペットボトル選別の過程を案内していただいた!
回収した缶・びん・ペットボトルがどのように選別されているか、その作業を追っていこう。
まずは計量器で収集車の重量をはかる
1台の収集車が回収する缶・びん・ペットボトルは、平均すると1回あたり約500㎏だという。
集められた缶・びん・ペットボトルはこんな感じ。思ったよりもにおいはしない
「破袋機」にかけて、袋から中身を取り出す
「プレス機」で形を整える
プレスされたものの山。左側の束は袋を圧縮したもの
ペットボトルをプレスするとこのようになる
びんは手作業で分別していく
茶色(左)と無色(右)の2種類のびんの山
コンベヤーに残った残渣(ざんさ)
ペットボトルは粉砕されてペレットやフレーク状に
その後、加工され、最終的にはプラスチック資材やシートのほか衣類や文具といったものに姿を変える。
スチール缶は、建築資材の鉄筋棒鋼に
アルミ缶は、再びアルミ缶に
びんは、びんやグラスウールなどに生まれ変わる
缶・びん・ペットボトルがどのように分けられるかを知り、少しでも身近な問題としてとらえてくれれば何よりだ。
詳細は横浜市資源循環公社のホームページでもご覧になれる。
昨今の工場見学ブームにあやかって、のぞいてみてはどうだろうか。実際、ご年配の方たちによる勉強会、町内会の分別指導の役員、社会科の勉強や企業の方たちが見学に訪れるという。