横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.25 戸塚東口、3つの商店会の「人情」が詰まったオリジナル恵方巻きを作成!
ココがキニナル!
戸塚駅東口「戸塚駅東口ラピス商店会」「戸塚東口商店会」「とつか宿駅前商店会」3つの商店会で、「人情」の詰まった「戸塚駅東口コラボ恵方巻き」をつくる!
ライター:桐生 由美子
戸塚駅東口ラピス商店会で具材をゲット!
戸塚駅東口ラピス商店会へ戻り、「ラピス2」の地下に出店して約10年の「新中華料理 林家楼(りんかろう)」へ。同店は四川や広東などのジャンルにとらわれず、あらゆる中華料理を提供する中華料理店。
料理はテイクアウトもできる
気軽に立ち寄れるテーブル席と、のんびり寛(くつろ)げるお座敷がある
オーナーの雨澤(あめさわ)さんに、パンで巻いてもおいしい料理が何かを聞くと、「鶏の甘辛煮なんてどう?」とのこと。ちょっと遠慮しながら「200円分欲しいんですが・・・」と相談すると、「いいわよ」。下町の人情を感じる嬉しい返答。まずひとつ、太巻きの具材をゲットできた!
パンに合う鶏肉のサイズを考えてくれる雨澤さん(左)とシェフの翁(おきな)さん
鶏肉を香ばしく焼いて、甘辛く味付けて・・・
完成した鶏の甘辛煮200円分! 食欲をそそる香りに腹がなる・・・
かわいらしくて働き者のオーナー雨澤さんと一緒にパチリ!
次は「ぷちらぱん」のオーナー青木さんが「パンとの相性も抜群だよ!」と教えてくれた、「きんぴらごぼう」を買いに、「ラピス1」の1階惣菜売場に店を構える「だるまや」へ。
店頭に並ぶおにぎりやお弁当は種類も豊富
シンプルな塩むすび(100円)が意外と人気!
同店は、戸塚駅東口に食堂として店を構えて54年。28年前に同施設へ移転し、現在はおにぎりや弁当、惣菜などを販売している。
企画の趣旨を説明し始めると、「片山さんから話は聞いているわよ。きんぴら200円分だとこれくらいかしら?」と、きんぴらごぼうをビニール袋に詰めてくれた。
片山さんの幅広いネットワークのおかげで、具材ふたつめをゲットできた!
おにぎりセットのパックの中にきんぴらごぼう発見!
お弁当は温かいごはんまたはおにぎり2個から選べるシステム!
「恥ずかしいから顔は出さないでね」とオーナーの橋本さん
食パンで作るといえども、やはり太巻きには海苔だろう。商店会に加盟していて、かつ海苔を扱っている乾物屋らしき店が見当たらない・・・。しかし、スーパーで買うわけにも行かない・・・。
どうしたものかと地下街をグルグル歩きまわっていると、「鮮魚辰幸(せんぎょたつこう)」の店頭に海苔を発見!
「鮮魚辰幸」は、「お魚がとても新鮮」と人気
しかし、寿司海苔はあったが、40枚入りで980円・・・。ダメだ、お金が足りない。それでもあきらめきれずうろうろしていると、「韓国海苔105円」という文字が目に入った!
本当はこの海苔が欲しかったが・・・
韓国海苔をゲット。巻けるのか? 太巻きは・・・
同店は、南部市場から仕入れた新鮮で安全な魚介類や乾物を販売している魚屋さん。先代の社長から、現社長の下公(しもこう)さんが店を引き継いだのは6~7年前とのこと。
真あじが、安い!
干し魚各種も、安い!
切身も新鮮! サメの切身がある!
仕入れ状況によって価格の変動はあるとのことだが、筆者が取材に行った時にはどれもとても安いと思った。
商品の説明をしてくれたスタッフの蒲谷(かまや)さんと
「中華」の具材と「和」の具材がそろった。残すは「洋」の具材だ!
しかし残金335円。フルーツをバラ売りしてくれる店を探したが、なんと商店会に八百屋やフルーツ店が見当たらない! 生クリームもない!
挫折しつつモネに戻り、片山さんに相談すると、「うちのフルーツパフェで使っているフルーツとホイップクリームを、335円で分けてあげるよ!」と救世主の声。
335円で実際に買えるくらいの分量を計算してもらい、バナナ1本と缶詰のミカン数個、ホイップクリーム適量、そしてレタス2枚を用意してくれた。
エフエム戸塚「大ちゃんの熱中タイム」でパーソナリティも務める片山さん