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鶴見にあるこだわりが詰まったレアなアメリカングッズ店に突撃!

ココがキニナル!

鶴見区のアメリカングッズ店。他店にはない商品があり、狭いながらこだわりを感じます。ここに開店した理由などもキニナル(anonymous88さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

小学生からアメリカ好きだったオーナーが思う“かっこいいもの”が並ぶフリップアップはオーナーいわく、広さ10坪程度で、故郷の鶴見に開店した

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ライター:はまれぽ編集部

自分がほしいものを

フリップアップに並ぶ商品はすべて1点もののため、品数は常に変動する。

 


サインボード(2万9800円)も
 

ジャケット(左:12万6000円、右:15万8000円)も
 

こんなおもちゃ(1万9800円)も全部1点もの


ジャケットなどを見れば割高に感じるかもしれないが、直接アメリカまで買い付けに行っていることや、1950~60年代のもので、日本人が着られるようなサイズだと数が限られるため、どうしても、このような価格設定になってしまうのだそう。中には撮影NGだったが、数十万円というジャケットもあった。

また、コレクターだけでなくても楽しめる雑貨や玩具も充実している。
 


でも、マグカップは自動車メーカー「フォード」のもの(1万2600円)
 

お菓子のキャラクターのフィギュア(2500円)や
 

かわいいミニカー(1万2600円)も


商品は直接アメリカに買い付けに行ったり、現地の友人やコレクターを通じて仕入れるという。取り扱う商品の基準はナオキさん自身が「自分でほしいと思うもの」。自分でお客さんに説明できる商品でないと扱いたくないという。

客層は20~60代でほとんど男性だが、中にはインターネットで調べて県外からやってきたという女性もいたそう。

だから、コレクターでなくても「カッコいい」と思う商品があれば、ナオキさんはその商品にまつわるエピソードなども話してくれる。
 


何気なく飾ってある商品も1950年代のもの(1万5800円)


店頭にあった帽子はアメリカの運送会社のトラックについている、タクシーの「行燈(あんどん)」のようなものだという話も。
 


確かに、屋根に同じ帽子が!(7875円)


もともとはネジなどを入れる工具箱のようなものも、ナオキさんならではの発想でまったく別のインテリアに生まれ変わる。
 


ネジの代わりにミニカーを入れてディスプレーに(3万2000円)
 

1960年代のTシャツはプリントでなく染物なのだとか(価格は店に問い合わせとのこと)


「好きなものに囲まれてうらやましい」と言われることがあるそうだが、「現実は厳しいよ」と苦笑いのナオキさん。「本当は商売だから流行っていたり、売れているものを置かなきゃいけないんだろうけど、アメ車やアメリカングッズが好きな人は、インターネットで探してくれて足を運んでくれる。そういう人たちに思いや商品の良さが伝わってもらえば嬉しい」という。

「家族の理解と周りの支えがあるからできている。自分は幸せ者。41年間、誰かに“おんぶに抱っこ”状態」というナオキさんは「奥さんと子どもを不自由なく生活させられて、年に1回、仕入れのついでにアメリカに家族旅行ができるぐらいは頑張りたい」と、少しはにかみながら話してくれた。
 


こんな車で家族旅行もカッコいいかも


お話を聞いてお暇しようとすると、「実はね」と切り出してくれたナオキさん。“フリップアップ”には別の意味があるのだとか。
「フリップアップって、スラング(=俗語)でコイントスをするときに指でコインを高くはじく動作のことを指すんですよ。『一か八か、表か裏か』じゃないですけど、そんな決意も込めたんです。でも、せっかくなら勝ちたいですよね」と最後まで優しい笑みをたたえながら話してくれた。



取材を終えて



国道が交わる交通量が多い交差点に、ひっそりとたたずむお店は、ナオキさんが子どものころからの憧れをそのまま形にしたような空間だった。
アメ車やアメリカングッズが好きな人はより深く、知らないけれどかわいい、興味があると感じた人はナオキさんの解説と笑顔で気楽に足を踏み入れられる、そんなアットホームでどこか懐かしい、古き良きアメリカを感じられるお店だった。
ぜひ一度足を運んでみては?


―終わり―

 
FLIP UP
所在地/横浜市鶴見区下末吉3-1-2
電話/045-642-4470
営業時間/12:00~21:00
定休日/不定休
 

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  • ここ、国道の大きな交差点の角地とはいえ、国道からは歩道橋に隠れ、目の前の道路からは歩道の植え込みに隠れ、自転車だと車道に降りないとガードレールで鶴見駅方面に直進できないから車道側に出ちゃうんで本当に気づかない。よく通るのに全然気づかなかったわ。でもこの建物は気になってた。建物のオーナー?がポルシェとか外車が趣味なのかこのビルの国道側のガラスのドアの中にしまってて、ショップには見えないし何なんだろうと。立地よさげに見えて、実は歩道橋とガードレールと植え込みに邪魔されてあまりよくない場所。

  • ここの角地は結構入れ替わりが激しくしばらくなにもお店が入っていない状態が何年も続いていた気がしましたがこんなお店が出来ていたとはおどろきです。鶴見川方面に行くときはここの歩道橋を通っていくので今度お店の中を覗いてみたいと思います。

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