『太陽経済かながわ会議』、第1部の様子は?
ココがキニナル!
6月26日に行われた『太陽経済かながわ会議』の第1部の様子はどんなでしたか?
はまれぽ調査結果!
中曽根元総理の「日本を太陽国家に」との衝撃発言あり、鹿野農水相の「耕作放棄地をソーラー用地に」と認める発言ありとセンセーショナルな内容でした。
ライター:吉澤 由美子
太陽経済が世界を救うセッション
(続き)
ほとんどの出席者が、再生可能エネルギーの買い取りを電力会社に義務づける「電気事業者による再生可能エネルギー電気調達特別措置法案」について言及し、この成立を待ち望んでいた。法案が閣議決定されたのが奇しくも3月11日午前。ぎりぎり震災前に、通常国会に提出されることが決定したこの法案は、一般家庭からの買い取りを電力会社が拒否できる含みを持っているため、さらに全量買い取りを義務化する必要性も指摘された。
菅首相は以前から自然エネルギーの勉強会に熱心だったと南川秀樹氏
この法案が成立すれば、余剰電力のみを売ることに比べてソーラーパネル導入によるローンの返済が確実かつ圧倒的に短期間になる。それが爆発的にソーラーパネルを普及させることにつながり、現在の電力不足解消と脱原発の時期を早める。エネルギーの地産地消、エネルギー自給国家になるための1歩と言える。
「4兆円。神奈川に新しい経済を」セッションでもインパクトある発言の山﨑養世氏
小宮山宏氏からは「選挙の時に神奈川で200万戸にソーラーパネルをつけるって言ってたけど、神奈川には戸建てが146万戸しかないんだってね? 」と尋ねると、知事が「あとは集合住宅」と答える場面もあった。
県債、新築時のパネル設置義務条例などを提言した小宮山宏氏
「経団連のバカヤロー」
セッション中に、孫社長が24日の定時株主総会で、自然エネルギーによる発電などの電力事業を新たにソフトバンクの定款に加えたことを報告。休耕田や耕作放棄地の10%にパネルを置けば2500万キロワットにもなるという『田電プロジェクト』についての説明を行った。
「今は一番の国難」という言葉を何度か繰り返した孫社長
また、孫社長は太陽光発電への反論についても語った。経団連は、太陽光発電に関して、10年間で一般家庭での電気料金が200~500円上がると反対している。しかし、東電はついこの間400円上げたばかり。それについて経団連はなにも言っていない。「経団連のバカヤロー」という発言はこの経緯で叫ばれたものだ。
大拍手の中、「世界一のテクノロジーを取り戻そう。ハイテク国家としての誇りを取り戻そう。
産業界が復活することに、なぜ経団連が反対するんだ!」と続けた。
中曽根元総理の「日本を太陽国家に」を控室で聞いて思わず拍手したとか
iPad2を使っているところを思わずチェック
最後に鹿野農水相のサプライズ発言
そこで鹿野農水相が登場し、田電プロジェクトに関して、「耕作放棄地の3/4を使わせていいじゃないか。国民のためになる」と発言。孫社長は、「これはすごい。今日これだけでもここに来た価値があった」と顔をほころばせた。
耕作放棄地の規制緩和が期待される鹿野農水相と黒岩知事
最後に黒岩知事の一声で、セッション参加者全員がステージ中央に集まって「太陽経済へGO!」と叫び、こぶしを突き上げて第1部が閉幕した。
南川氏だけなぜかパンチもご愛嬌。会場にもこぶしを上げている姿がチラホラ
― 第二部に続く―
※続きは29日(水曜日)に公開します。お楽しみに!!
kennyさん
2011年06月28日 22時27分
技術者、科学者の出席がありませんね。政治経済だけだと話に厚みがかける。
だいだいまきさん
2011年06月28日 15時40分
事前告知で「中曽根元総理よりメッセージ」との事だったのでなんのこっちゃ?と思っていたら...そりゃ戸惑うよねww