野毛に伝説の「忠犬ハチ公」ならぬ「番犬ポチ公」がいるって本当?
ココがキニナル!
野毛は「忠犬ハチ公」ならぬ「番犬ポチ公」がいると聞きました。何処に行けば会えるの?渋谷のハチ公のような伝説があったりするの?犬が大好きなのでキニナります(tokuさん、黒うさぎさん)
はまれぽ調査結果!
野毛だけど渋谷のハチ公像がいそうな日ノ出町に実在した“番犬ポチ公”。月曜と、それ以外は昼と深夜だけ伝説の名犬(笑)が「ひのでや」に出現!
ライター:松本 伸也
野毛で知恵? を結集!? 行き着く先は・・・
飛んでない。祝・北改札開業の桜木町駅から徒歩
現場は夜の街ではあるものの、今回探すのは犬。あ、実物ではなく渋谷のように銅像だったり、なにかシンボル的なものかもしれない。というわけで探しやすいと思われる夕方前に繰り出してみた。
一口に野毛と言っても広うござんすが、そんな中で情報は“番犬ポチ公”の一点待ちである。番をしている・・・? というところで、同じく番をしていただいている方に聞いてみることにした。都橋交番のお巡りさん、いかがでしょう?
「番犬ポチ公・・・? 渋谷の忠犬じゃなくてですか?? それが野毛に? さあ・・・」
都橋商店街を交番方向から。いませんかね、番犬ポチ公
野毛みたいな“カオス”な街で犬のことまで把握していたら大変ですね。失礼いたしました。
まあでは脚で稼ぐしかないか、ということで野毛の街を歩く。犬の散歩中の人たちも数多く行き交っているので、すみません、ワンちゃんお名前は?
「ポッチちゃんです」
なんとまあ、惜しい(笑)。まあ仮に「ポチ」でも番犬とは限らないわけだが。
「番なんか全然できないですよ(笑)」とのポメラニアンちゃん
飼い犬やシンボル的な物にも目をやりつつ、ここは野毛。夕闇が迫ると客足が増え、開店間際のお店も多くなってきた。
平戸桜木通りに出ると、お客さんでにぎわうお店があった。三人・・・どころではなく表まで人が溢れているが、いっぱい寄れば文殊の知恵だ。ちょっと尋ねてみたのは野毛の有名店、はまれぽでもたびたび登場する「ITALIAN BAR BASIL」。あの、野毛の番犬ポチ公、なんですが。
「ITALIAN BAR BASIL」で新情報は得られるか
「番犬ポチ公・・・? ちょっとわからないですねえ・・・」と細身の店員さんは困惑顔。「そういえばアナタずっと野毛にいる人でしょ。なんか知らない??」と長身の店員さんに質問を回してくれる。
「いや・・・知らないですけれど・・・」と困っていたが、ふと次に漏らしたのが「そんな名前を付けるくらいですから、渋谷と似ているところにいるんじゃないですかね・・・?」
「ああ、八王子から高尾に向かう・・・」「そりゃ八高線だっ」
渋谷に似ているところ。
なるほど「ここにいたら“渋谷のハチ公っぽい”」、そんな一帯か。となると考えられるのは駅前か、駅付近、つまり桜木町かもしくは――。
などと考えていたら、ちょうど店の看板を出すご主人と正面衝突。ご、ごめんなさい。でもついでに情報収集してみた。
馬肉と銘酒がそろう『はあと』
うーん、と考えてしまった若大将だったが、「なんか渋谷っぽいってどんなイメージ?」と女性店員さんに話を振る。「・・・そうですねえ、道玄坂とか、センター街とか、イチマルキューとかスクランブル交差点とか・・・?」
「渋谷と言えばスクランブル交差点?」それだぁーっ!
あ。
駅前でスクランブル交差点・・・?
それって日ノ出町駅前では、そんな確信めいた思いとともに日ノ出町駅前に向かう。にぎやかな一角を一軒一軒当たってみるべく、スクランブル交差点を渡りきった目の前の飲み屋で聞いてみる。
「あ、それウチにいますよ(アッサリ)」
えっ!?