野毛に伝説の「忠犬ハチ公」ならぬ「番犬ポチ公」がいるって本当?
ココがキニナル!
野毛は「忠犬ハチ公」ならぬ「番犬ポチ公」がいると聞きました。何処に行けば会えるの?渋谷のハチ公のような伝説があったりするの?犬が大好きなのでキニナります(tokuさん、黒うさぎさん)
はまれぽ調査結果!
野毛だけど渋谷のハチ公像がいそうな日ノ出町に実在した“番犬ポチ公”。月曜と、それ以外は昼と深夜だけ伝説の名犬(笑)が「ひのでや」に出現!
ライター:松本 伸也
決まったときだけ会える、そのヒミツ
「でもいまは見えないけど・・・今日だったら閉店する23時過ぎから会えますよ」という女将さんの言葉。ではその閉店時間まで飲んで・・・ってまだ18時前だ(笑)。それはともかく発見現場となったここは「ひのでや」。関西圏で言うところの“串カツ”なフライ屋さんである。
看板のことだけなら、ということで取材の許可をいただいた。
番犬の主「ひのでや」
まあひとまずは終着に祝杯を上げさせてもら・・・ったものの、それでも19時前。いや、飲んでいてもいいけどさあ、あまり気持ちよくなりすぎても仕事ですので・・・(←葛藤)。
ここは強い気持ちを持ち、では家に帰って後で見に来ます、と「ひのでや」を出る。まあ結局、6軒ほどハシゴして(笑)迎えた23時過ぎ、そこにはちゃんと“番犬ポチ公”が鎮座していたのだった。
ついに発見、“番犬ポチ公”。日ノ出町の、なんですね
そう! おわかりか、皆の衆。“番犬ポチ公”は「ひのでや」のシャッターに描かれた絵、だったのである。実物ではなくシンボル的な物、でしたね。
さて翌日の夜、再び「ひのでや」にて今度は詳しいお話しを。
なにはなくとも“番犬ポチ公”、それは「ひのでや」に関連するお犬様なのか、はたまた日ノ出町駅前にひっそりと伝わる番犬伝説などから描かれたものなのか。どうなんですか女将さん。
「いや、まったく関係ないんですよ(アッサリ)」
えっ!?
「数年前に行われた日ノ出町駅前の景観をよくするプロジェクトの際のことなんです。店の前にある名所案内板の設置などもそうなんですが・・・」と教えてくれた女将さん。聞けばその一環で、可能なお店のシャッターに絵を描くという活動があったのだとか。
「信号を渡ったところにある『日の出薬局』さんのシャッターってすごくカラフルな絵が描かれていますでしょ。あれもそうですし、『ミツワグリル』さんもそうですよ」と振り返ると、たしかに太陽がモチーフのシャッターが見える。
『日の出薬局』のシャッター。妙に大阪万博を思い出します
ここでちょっと席を外して、「日の出薬局」さんにもそのときの経緯を聞いてみた。こんにちは。
「私どもや、『ひのでや』さんなどのシャッターの絵は、2007(平成19)年・・・でしたでしょうか、『NPO法人・文化メリットを創る会』と日ノ出町駅前商店会で立案されまして、デザインを一般から公募して、採用されたものをシャッターを利用していい商店に描いたものなんですよ」(「日の出薬局」のご主人)
こちらは「ミツワグリル」
ありがとうございました。てなわけで、再び「ひのでや」へ。
「ウチには女性の方が二人で描いてくれたんだったっけ」ということで、“番犬ポチ公”というキャラクターもその彼女たちによるデザインのものだった。
渋谷のように駅前でスクランブル交差点があるってのがやっぱりヒントですかね、と加えてみると「ああ、それはやっぱりそうでしょうね。夜はともかく開店前や定休日の月曜日は、こちらも待ち合わせに使ってもらってくれるといいですね(ニッコリ)」
これからも野毛の、日ノ出町駅前の見張りを頼むぞ
取材を終えて
開店前の昼だけじゃない。夜の街・野毛で飲んでいると、酔いが回ったころにも見ることができる幻の犬、“番犬ポチ公”。彼が番する野毛の夜・・・
ん?
そうか、夜だけに“晩犬ポチ公”でもあるのか、はははははは・・・。
こんなことで笑えるようになっていると、だいたい見られる時間に相違ありません、はい(笑)。
―終わり―
雲葉 @since1992さん
2014年07月12日 10時33分
「まとめて」でよかったのでは?