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都橋商店街って入っても大丈夫?

ココがキニナル!

野毛のはずれにある「都橋商店街」に興味があるんですが、怪しい店が多く、なかなか入れません。普通に入っても大丈夫ですか?(はまろうさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

大丈夫です。雰囲気は怪しいですが、勇気を出して入ってみてください。

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ライター:川邉 絢一郎

「商店街」といえば、通常は食料品店や日用品店が並び、昼食や夕食の準備をする主婦が多く詰めかける場所を想像するだろう。しかし、繁華街・野毛のはずれにはそんな常識を覆し、夜を深めるほどに活気を増し、怪しげな光を灯す商店街が存在する。

それが都橋商店街だ。
 


「商店街」と言いつつも、全ての店がひとつの建物に集約されている




都橋商店街とは



歴史は古く、東京オリンピック(昭和39年)開催時に本通りをきれいに見せるため、通りに並んでいた露店や屋台を収容するために建てられた建物だ。

今年で47年目を迎えた建物は補修を繰り返しながら今日に至る。
その特異な形状から「ハーモニカ横丁」とも言われる横長の建物で約60店舗が営業している。

写真からもわかるように、薄暗く怪しい雰囲気の商店街である。

横長の建物のどの部屋にも飲み屋の看板がかけられている光景はやはり異様だ。
それに加えて、ここに入っている飲食店の中にはぼったくりを行う店があるというウワサもある。

私たちは商店街を何度か往復したあと、情報収集のため明るく入りやすいお店を選んで入店した。



一軒目「どんまい亭」

まず入ったのは一階にある串焼きのお店「どんまい亭」。

座席は7席カウンターのみ、6畳ほどの店内に他の客はなく、手書きのメニューが壁を覆っている。
 


残念ながら取材は全てお断りしているそうだ


注文した串を焼いてもらっているあいだに、オヤジさんに商店街についての聞き込みを開始した。
同店は数年前に都橋商店街に店を構えたばかりだが、2、30年に渡って営業している店舗も多いらしい。

「ここは横浜市が大家だから家賃が安いんだよ。だから客が入ってないように見えても、経営難でやめる人はいないんだ。だから一回入ると、年取って動けなくなるまでやるって人も多いね」

また、気になるぼったくりのウワサについても聞いてみると、そんな話は聞いたことないとのことだった。メニューのない店が多いのでお客さんとお店側の感覚のズレから、そんなウワサが出てきたのではないか、とのこと。

最後に、おすすめの店を聞き出し店を後に。


オヤジさんの店を出ると、おすすめしてもらった二階の店に入ってみようということに。
しかしそれらの店舗はすでに満員で、人ひとり入りこむ余裕もない。あてもなく廊下をうろうろしてみるが、一階と違って二階は中がのぞけないようになっている店がほとんどで、やはり入りづらい。
 


やっとすれ違えるくらいの幅しかない二階通路。会員制の店が多いようだ

 
狭い廊下を往復していると、店内からのれんをくぐって女性が出てきた。

運命を感じ、このおばちゃんのやっている店「小料理 じゃがいも」に入ることに決めた。