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鶴見駅前にある「かつら専門店のヘアーサロン」ってどんなところ?

ココがキニナル!

鶴見駅前にかつら専門のヘアーサロンがあるらしい、キニナル。(だいさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「かつら専門サロン アートケア」は、オーダーメイドカツラの販売とメンテナンス、かつらの人のヘアカットを行う! 他店で購入したかつらの持ち込みも可

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ライター:藤井 涼子

お店にはどんなメニューやサービスがあるの?

アートケアのお店のサービス内容は、大きく分けると「かつらの販売と、メンテナンス」と「かつらをしている人のヘアカット」の2種類。

かつらの販売については、アートケアでは基本的に自分に合ったオーダーメイドのかつらをお勧めしている。
オーダーメイドのかつらが完成するまでには、約1ヶ月かかるそう。
そのため「抗がん剤治療が始まるから今すぐ欲しい」というような人に対しては、完成済みのものを売ることもある。
 


完成済みかつら(3万9800円~)。この中から選び、好みにカットしてくれる


しかし、それも女性用のみ。男性は女性に比べで髪が短く、もみあげなどをピッタリあわせるには、やはりオーダーメイドのかつらでないと難しいようだ。
 


完成した男性用のオーダーメイドかつら(7万9800円~)。注文したのは50代のお客さんだそう


かつらの毛には、人工毛と人毛がある。そのため、かつらも「すべて人工毛」、「すべて人毛」、「人工毛と人毛のミックス」があるそう。
 


人工毛のかつら
 

人毛のかつら


人工毛は、人毛に比べて髪の毛にピカピカとした光沢があるように感じた。パッと見て「かつらだな」と分かってしまうかもしれない。
それに比べ、人毛は本物の髪から作られるので、驚くほど「かつら感」がないように見えた。
 


「わたし達は人毛です」


人毛と人工毛、それぞれに長所と短所がある。
まず、人毛の良さは、もちろん見た目に「本物」っぽいこと。短所としては、自宅で水洗いをすると普通の人間の頭髪と同じで、きちんとブローをしないとふんわりと綺麗な髪型にならないこと。
そのため、アートケアでは「かつらのシャンプー、ブロー」のメニューもある。自宅で洗うと傷みやすいため、お店で洗ってもらった方がかつらは長持ちするそうだ。
 


お店のメニュー。「かつらのパーマ」「かつらのヘアカラー」というのもある
(クリックして拡大)


人毛に対し、人工毛の良さは、やはり自分で洗っても乾けばしっかりときれいに元にもどる、ということにある。短所は、数ヶ月使っていると毛先がチリチリになってしまうことだそう。女性用で髪が長いものだと特に、肩に当たる摩擦でチリチリになりやすい。

アートケアでは、人毛のかつらを主に取り扱っている。
先ほど紹介した「50代男性用のオーダーメイドかつら」は人毛で、白髪だけが人工毛だそう。
 


触ってみると、男性らしい硬めの髪質


オーダーメイドかつらは、まず自分自身の頭の型を取ることから始まる。
 


頭の型


型を作ると、自分にぴったりになるサイズのかつらを作ることができるので、かぶった時に自然な感じになり、ずれにくい。

「もみあげ」、「生え際」、「分け目」を自然に見せることができる、というのが「見た目にかつらと分からない」条件だそう。かつら屋さんの技術の見せ所、というわけだ。

「部分かつら」を、手の上にのせてもらった。
 


生え際が、あまりにも自然でびっくり!


生え際に全く違和感がなく、手の上に毛が生えているように見えて驚いた。「まだまだですよ。ここからさらに自分の形に合わせて調整します」と西村さん。
 


これは地肌となるネットの部分に髪の毛一本一本を結びつけてあるもの
 

こちらは、髪の毛の根本を埋め込んであるもの。結び目がない


この二つを見比べてみると、確かに「根元埋め込み」のかつらの方が、分け目は自然に見える。とはいえ、かなり顔を近づけて見ないと分からない気がしたが、「実際に着用してみると違いは分かる」とのこと。

オーダーメイドのため、すべてお客さんの希望に合わせてつくることができるので、「とにかく耐久性にこだわりたい。長く使いたい」という人には、人工地肌が分厚くしっかりしたかつらを作り、「頭がむれるのがイヤ」という人には、人工地肌の材料にネットを使用したかつらを作る。
 


髪質、色、量などをメモし、本人に合わせて細かくオーダー


「お客様の希望を聞いて、欲しいサービスのみを提供する」ということにこだわる西村さん。

閉ざされて、ほかに人がいないお店に来る、ということは初めて来店するお客さんにとっては不安なこともあるだろう。「希望しない高額商品を売られたら逃げられないから怖い」と思う人もいるかもしれない。

そのため、アートケアは商品を売り込むことは一切しない。

しかもほかのお店で買ったかつらを持ち込んでも、カット、シャンプーだけでなく、調整や修理などのメンテナンスも受け付けてくれる。

「かつらをかぶってみたい」と張り切って取材に来た小島氏だったが、やはり「自分に合ったオーダーメイドのものでないと、特に男性の場合は、仕上がりが自然になりません。かつらと合わせて自前の髪にハサミを入れ自然に仕上げることが、うちのお店の技術ですから」とあえなく玉砕。
 


店内にあるカット台


ここで自分の伸びた髪を、かつらに合わせてカット(自毛カット+シャンプ+ブロー:4500円)してもらったり、かつらの髪型を変えるためにカット(かつらカット+シャンプ+ブロー:1万5000円~)したりしている。

「かつらの髪をカットする」というのは、普通の人間の頭の髪を切るのとは違い、かつらの知識が必要となる。
かつらならではの「切っていい部分と、切るとまずい部分」があるのだそう。
もちろん切りすぎたりしたら、もう伸びることはないので、カットには細心の注意が必要だ。西村さんは、かつらメーカーの技術講師も務めているそうなので、安心して任せられる。
 


カットするハサミ


リピーターが多いというアートケア。その理由は、西村さんのかつらに関する知識や技術があるということだけでなく、かつらを買いにくる人の気持ちをしっかりと理解し、その思いに応えるお店づくりにこだわっている、ということのようだった。



取材を終えて

「かつらを購入するとなると、ひと目が気になるだろうな」とは想像できたが、店員の人数まで気にする人がいるということには驚いた。ほかにも普通の人が思いつかないような不安材料がいろいろあるのかもしれない。
西村さんも「今の店は外からは全然見えないし、廊下はしーんとしているし、アヤシイと言われることもあるんです。全く見えない方がいいのか、少しは見えた方がいいのか、結局よく分かりませんね。」と苦笑していた。今はホームページの「お客様の声」を読んで来店してくれる人が多いそう。口コミが一番の安心材料となる、ということかもしれない。


―終わり―


かつら専門サロン アートケア
住所/横浜市鶴見区鶴見中央1-2-4GSプラザ駅前ビル5F
電話/045-503-0912
定休日/水曜日
営業時間/10:00~19:00
HP/http://artcare-katsura.com/
 

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