突如閉鎖が決まった代々木ゼミナール横浜校。閉鎖後、そのビルはいったいどうなる?
ココがキニナル!
閉鎖される代ゼミ横浜校が閉鎖後何になるのかが気になります。(だいさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
代々木ゼミ横浜校のビルは代々木ゼミ所有の物件であるが、閉鎖後の用途は現在未定。
ライター:人見 静馬
中へ
とりあえず現地を見ようという趣旨で訪れた代ゼミ横浜校だったが、どうやら営業しているようなので突撃してみた。
中へ入ると、社員と思しき方が右から左へ段ボール箱を幾つも運んでいる。実際の所は分からないが、閉鎖のための整理を思わせる作業である。こんな中に不躾だなぁと思いつつ玄関脇の事務所を尋ねると、実に好意的に対応してくださった。しかしながら、そこで筆者の質問に答えることはできないとのことで、本社広報を通してほしいと連絡先を渡される。
帰り際、校舎内の写真撮影許可を求めたが、残念ながらそれもNGであった。
有名大学・難関大学の合格者がズラリと張り出されている壁を見ながら、受験ビジネスの難しさを痛感する。
帰り道、途中にもう一つ代ゼミの看板があることに気付く。
曲がり角の所にあるビル
Y-SAPIXというのは聞いたことがある。確か、代ゼミグループの塾である。ここは閉鎖するのだろうか? 併せて広報に聞いてみよう。
広報企画局
家に帰り、いただいた連絡先へと電話をすると、メールでのやり取りの方が良いとのことであった。質問事項をしたためてメールを送り、待つこと数時間。いただいた内容は次のようなものであった。
・ 「1985(昭和60)年4月開校の横浜校・1989(平成元)年4月開校の美術予備校の横浜アトリエ閉鎖」の理由は、特に個別にアナウンスなし。代ゼミの校舎を閉める時に発表された物と全く同じ。開校当時の写真もないとのこと
・ ビルは代ゼミの物である
・ しかし、閉鎖後の用途は未定である
ということは、しばらくは中がガランドウのビルがそびえることになるのだろうか。もちろん管理が入ることは入るのだろうが、少し不気味な気がしないでもない。不良グループの溜まり場にならないことを祈るのみである。
因みに、4年前から営業を開始したというY-SAPIXの方は存続するそうである。
なお、これについて河合塾様をはじめとした競合他社様はどういった見解を持っておられるかという調査も行ったが、これはどこもノーコメントであった。しかしながら、やはり同業界という立場から重く受け止めているようには感じられた。
取材を終えて
記事内でも少し触れたが、校舎内に貼りだされた有名大学・難関大学合格者はかなりの数に上っていた。全盛期から何%ほど減ったのかは分からないが、素人目には盛況と映る程度には人数が多かったのだ。ということは、必ずしも代ゼミ側の腕が鈍ったというわけではないのだろう。
ならば、閉鎖に当たってのアナウンスにあった、「現役志向の高まりや、少子化に伴う受験人口の減少などの時代の流れに対応するため、校舎集約を行うことにした」というのも、あながち対外的なおためごかしではないのかもしれない。
横浜駅を出て代ゼミに向かう途中、橋の上で学習塾の看板が目に飛び込んで来た。また、ほかにも数件、学習塾や予備校の看板が。
中学受験かぁ・・・
普段意識はしていなかったが、進学ビジネスはもはや飽和状態の体をなしているようである。そこに未曾有(みぞう)の少子化では、従来のやり方では確実に生き残れない。それは、どんな素人でも分かることである。
代ゼミに先見の明があったのか、はたまた先走ってしまったのか。結果が出るのは、そう先のことではないだろう。
―終わり―
uechanさん
2015年08月24日 21時52分
私は1990年代のはじめ、18歳人口が最も多かった時代に、横浜の他の予備校(青木橋を渡った先にある大手予備校)に通っていましたが、自習室を求めて代ゼミ横浜校に時々潜っていました。生徒の数がとても多くて、非常に活気があったのをよく覚えています。書店が併設されていて、参考書を購入したこともありました。あの頃と比べると、今は隔世の感があります。生徒減が本当の理由ではないということなら、残して欲しかったと思います。受験生は勉強が苦しいとはいえ、自分の母校が統廃合でなくなってしまうと悲しいように、自分が学んだ予備校の校舎がなくなるのは寂しいものです。私が学んだ予備校の校舎も現存はしていますが、だいぶ前に他の業者に渡ってしまっていて、学び舎を失った寂寥感を拭い切れません。
ドピュッと一発さん
2014年10月14日 02時46分
跡地はマンションにだけはしないで欲しい。
ペテン師さん
2014年10月12日 22時40分
カジノにすれば いいんじゃないですかぁ!!