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Fit’s LINKガムの味は本当に40分持つのか?

ココがキニナル!

Fit’s LINKガムのCMで「渋谷駅~元町・中華街駅」の40分間、味が持続するとうたってますが本当ですか?(ENTさんからのキニナル)

はまれぽ調査結果!

味は40分間持続しました!しかし、味覚やガムの噛み方には個人差があるので、1度お試しください

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ライター:佐賀井 大樹

ロッテ本社へ取材を決行!「ミント味ってなんですか?」



全くまとまらなくなってしまった電車での実験検証。これはもう開発担当者に直接聞くしかない!という事で、株式会社ロッテ本社の広報にアポイントをとり、私は本社ビルのある新宿へ向かった。やはり、日本を代表する大企業であるだけに、ビルは大きく威厳が漂う。
 

威厳が漂うロッテ本社ビル

 
受付にて要件を伝えると、担当者が応接室に案内してくれた。5分程経ち、颯爽と現われたのは、ロッテ商品開発部ブランド担当ガム企画室 主査 宮下慎氏。場の空気は、ピンと張りつめていた。なぜなら、僕自身がビビってガチガチに固まっていたから。
 
「これは、場違いな所に来ちゃったのでは?」
緊張はとれない。が、このままではらちがあかないので、挨拶もそこそこに思いきって尋ねてみた。
 
「ミントの味がわからないです!」
 
同氏いわく、

「一般的に、ガムのミント味は『甘みを出す甘味料』と『メントールの清涼感を出す香料』の二つで構成されており、噛み心地も味の要素に含んでいます。しかし、味の感じ方は、唾液の分泌量や噛む回数など個人差があり、研究員の感覚がお客さんに届くとは限りません。
 
そこで、第三者機関の調査会社に消費者を集めて、一般消費者にFit's LINKガムを噛んで頂きました。8割9割ほどの大多数の方が、40分味が持続するとお答えしたので、表示しました」との事。ちなみに噛む早さの基準は人それぞれなので「普段と同じようにガムを噛んでください」と依頼して計測。
 
「ガムの味」ではなく「ミントの味」という記載に関しては、調査の際、漠然とした表現より、ミント味と限定した方が「わかりやすく消費者が、事実を述べられるのではないか」

という意味で、表示したらしい。
 


ロッテ商品開発部 宮下氏

 
 

また、電車での計測時間が36分であった事については、元町・中華街「駅」までではなく、「元町中華街・善隣門」までの距離を含んでいる、と丁寧にご説明頂いた。
 
なるほど…。ミント味の感じ方に関しては、人それぞれの感覚的な問題であるだけに、具体的な定義はないようだ。電車での実験では、東急東横線、元町・中華街駅から渋谷までの36分間、甘みは持続しなかったが、ミントの香りは粘り強く持続していた。なので、とりあえずは最低36分間、味が持続したという事になることが分かった。
 
 
 

自転車に乗り、40分間持続するか再検証!


 
電車での実験では36分間、味が持続するという事が確認できた。しかし、ロッテ商品開発部の宮下氏のお話を元に、味が40分間持続するかを再度確かめなければ!だが、また電車に乗って計測するだけではつまらないのでは?と思い、いいアイディアがないか、はまれぽ編集部に相談すると、
 
編集部「自転車に乗ってみればいいんじゃない?」
佐賀井「・・・え?」
 
相談した僕がバカだった・・・。しかし他の手段が思い浮かばないのも事実。
仕方なく、自転車で計測することに。
 
9月8日(水)15時、横浜ベイクォーター3Fのレンタサイクルショップで自転車をレンタル。ルートはベイクォーターを起点とし、本町方面に向かう予定。動きやすい服に着替えて汗だくになりつつ、ひたすら自転車を漕ぎ続けること40分。出発地点の横浜ベイクォーターから、直線で6.7km地点の距離にある本牧南小学校前に到着。ミント味は、変わらず粘り強く続いている。あっぱれだ!

 


6.7km地点の本牧南小学校前バス停に到着
 

大きく囲んだマルが自転車圏内の移動距離だ