横浜市内の137駅で放置されている自転車・バイクの台数ワースト3はどこ!?
ココがキニナル!
横浜市内の駅周辺における駐輪場の整備状況を調べてください。(小鳩さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜市内には無料有料合わせて264ヶ所の市営駐輪場があるが空きがない場所が大半。現在放置自転車ワースト3の駅周辺に市営駐輪場増設の予定はない
ライター:松宮 史佳
横浜駅東口は?
横浜駅の周辺(駅からの距離が500メートル以上も含む)にある駐輪場の収容台数は3230台、利用台数は3193台で空きがある状況だ。関内同様、駅から500メートル以内に絞って調査することに。
商業施設の前には自転車が停めてある
横浜駅東口周辺の駐輪場を検索。
横浜駅東口周辺にある駐輪場は5つ(横浜市交通安全協会ホームページより)
崎陽軒本店ビル近くにある懐かしの「横浜駅東口」
自転車とバイクどちらも定期利用のみ
収容台数は自転車18台。バイクは24台。以前、記事でもレポートしたが自転車とバイクとともに「空きなし」。
「横浜東口第二」はベイクォーターの前にある
自転車の定期利用のみ。
収容台数は一時利用が107台で定期は216台
高橋さんによると「ここは穴場」なんだそう。
「横浜駅東口第三」
自転車・バイクどちらも定期のみ。自転車の収容台数は80台。バイクは60台。自転車とバイクともに満車状態だ。
自転車・バイクどちらも定期専用の「横浜駅東口第四」
収容台数はバイク32台
自転車は「空きなし」。現在、満車とのこと。
「横浜東口第五」は機械式の駐輪場になっている
一時利用の自転車のみ利用可能
収容台数は85台。「駅近なので満車になっていることが多い(by高橋さん)」。
続いて横浜駅西口周辺の駐輪場へ
「横浜駅西口(第一)」と「横浜駅西口第二」がないのはほかの駐輪場と統廃合したため。
「横浜駅西口第三」は自転車とバイクどちらも定期利用のみ
収容台数は自転車27台でバイクが93台。どちらも現在、空きはない。
目の前に「ヨドバシカメラマルチメディア横浜」があるので買物にも便利だが満車
「横浜駅西口第四」は「ハマボール」の川向かい
バイクの定期利用のみで収容台数は126台。ほぼ満車だが、利用者の入れ替わりが早いため「すぐ案内可能」とのこと。
「横浜駅西口第五」は自転車とバイクともに「一時・定期利用どちらもあり」
一時利用の収容台数は自転車とバイク合わせて48台
定期利用の自転車の収容台数は160台でバイクは142台。ほぼ満車なので「利用する方はお急ぎください」と高橋さん。
「横浜駅西口第六」は自転車とバイク「どちらも一時と定期あり」
自転車の定期利用の収容台数は160台でバイクは142台。現在、定期利用は(自転車・バイクともに)満車。自転車とバイクの一時利用の収容台数は「柔軟に対応している」と高橋さん。
「横浜駅西口第七」は「横浜駅西口第三」の川向かいにある
利用は自転車とバイクともに定期のみ
自転車の収容台数は23台でバイクは82台。現在は「ほぼ満車」。
岡野町の交差点から近くにある陸橋下にある「横浜駅西口第八」
陸橋下にあるため、場所によっては「雨にほとんど濡れない」。定期利用の自転車の収容台数は84台でバイクは112台。定期利用は人気があるため満車。一時利用は自転車が80台で、バイクは40台。一時利用も人気が高く、常に満車だとか。
「横浜駅西口第九」
利用は自転車の定期のみで収容台数は89台。
現在、満車のため「キャンセル待ち」。
「横浜駅西口第十」は鶴屋町三丁目にある歩道橋の真下にある
「横浜駅西口第十」は定期利用のみ
自転車の収容台数は55台でバイクは36台。どちらも「満車」
「横浜駅西口第十一」は自転車定期専用
「横浜駅西口第十二」は一時専用(自転車&バイク)
駐輪場はすべて機械式で収容台数は(自転車とバイク共通で)150台
ここは利便性がよく「満車になりやすい」。
「横浜駅西口第十三」はこちら
定期利用のみで収容台数は65台。現在満車のため「キャンセル待ち」。
横浜駅周辺にある市営駐輪場(バイク含む)の収容台数は東口と西口のトータルで2140台だった(はまれぽ調べ)。
エコステーション21・ダイエー西口店
横浜市のホームページには「エコステーション21・ハマボールイアス」と「エコステーション21・ダイエー西口店」2ヶ所の民営駐輪場が掲載されている。
「エコステーション21・ハマボールイアス」の収容台数は49台。料金は12時間ごとに100円。「エコステーション21・ダイエー西口店」は46台収容でき、料金は2時間無料。その後、4時間ごとに100円かかる。
「エコステーション21・ハマボールイアス」
横浜駅東口周辺には、自転車とバイクどちらも利用可能な「横浜ベイクォーター駐輪場」がある。
規定の時間までは無料というのはありがたい!
自転車とバイクともに一時利用のみ。自転車の収容台数は280台でバイクは30台。自転車の料金は3時間無料でその後4時間ごとに100円。バイクは2時間無料。その後は1時間ごとに100円かかる。「横浜ベイクォーター」では駐輪場サービスがないため「買物をしなくても規定の時間までは無料」だそう。
自転車は収容台数が多いため、満車になることはない。だが、バイクは収容台数が限られているため「土日や天気のよい日は満車になることが多い」そうだ。
市営駐輪場増設の予定は?
最後に「今後、市営駐輪場を増設する予定はあるのか」と富井課長に伺う。市営の施設を検討する際は街づくり全体を考慮する必要がある。人によって病院や駐輪場など「何が必要か異なります」との答え。「歩行者の安全や街のにぎわいに配慮し、可能な限り駐輪場を確保したいと考えています」と富井課長。
横浜駅はさまざまな鉄道が乗り入れる“交通の結節点”。駐輪場を増設することで需要を喚起し「つくっても足りない」という状況に陥ってしまうこともあるそうだ。
駐輪場は街づくりを考慮してつくる
横浜市では、民間の事業者が駐輪場をつくりやすいように整備費用の一部を補助する制度を設けるなど、環境を整えているという。
取材を終えて
横浜駅・関内駅・伊勢佐木長者町駅周辺の市営駐輪場を歩いてまわったが、やはり「駅に近いほど人気」だった。また、商業施設に近いほど放置自転車も多かった。ちなみに3駅の周辺にある駐輪場を駅から探して歩いたところ、合計で7時間ほどかかった。特に横浜駅西口と東口周辺には市営駐輪場が20ヶ所もあり、点在していた。街づくりの観点から駐輪場だけをつくるわけにもいかず、簡単に増設できないため難しい問題だなと思った。
―終わり―
eddieさん
2015年10月30日 19時08分
最近松宮さんってどうしたの?
たこイチローさん
2015年01月19日 13時17分
同じ街の「迷惑行為」でも「路上喫煙」のときとは読者の反応も段違いですねぇ。それほど、「路上駐輪」には当事者の自覚や、一般の関心が薄いということの証なのかと思いましたよ。本質的にはモラルやマナーの問題だと思いますが、マナーを守りたくともその方策がないというバイカーさんたちの言い分も理解できます。また、行政ばかりに責任をおっかぶせるのも酷だとも思います。自転車やバイクを売りっぱなしのメーカーにも製造責任があるのではないかなぁ?
ひろくんさん
2015年01月17日 01時52分
記事タイトル(放置自転車ワースト3はどこ?)と調査依頼内容(市内の駐輪場の整備状況は?)がちぐはぐで、読み進めていくうちに「?」となりました。