日本の観光名所「江ノ電沿線」の1日乗車券が台湾で使えるってホント? 江ノ島から台湾へ向かって特別レポート!
ココがキニナル!
バスの吊り広告に江ノ電の1日乗車券が台湾でも使える、って書いてありました。え、台湾って飛行機で4時間もかかるのにどうやって一日で移動して使うのでしょう?(駅馬車さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
江ノ電の1日乗車券(使用済み)を持っていくと、台湾の平渓線の1日乗車券と交換してくれる! 使うのは別の日でOK!
ライター:ムラクシサヨコ
次はいざ、台湾へ! パスポートと「のりおりくん」を忘れずに!
飛行機に4時間ほど乗って、台北へ。
その前に、まずは平渓線について。もとは炭鉱開発のための専用鉄道で、1922(大正11)年に開業。100年以上の歴史を誇る路線だ。現在は観光鉄道として運行しており、週末ともなると家族連れやカップルで混雑する人気のローカル鉄道だ。
台北駅構内の江ノ電特設コーナー
台北から出かける場合、鉄道で台湾北部の瑞芳(ずいほう)駅まで行って乗り換えるのが一般的。
「のりおりくん」は台北駅、瑞芳駅のどちらかで交換可能だ。今回は、瑞芳駅で交換した。
「のりおりくん」を持って、窓口に並ぶ
台北から1時間弱電車に揺られて瑞芳駅で下車。
窓口で「のりおりくん」を見せると、パスポートも見せるように言われ、平渓線1日乗車券を発券してくれた。
「のりおりくん」を見せただけで「あーこれね」という顔をして交換してくれたので、言葉がわからなくてもOKだった!
平渓線1日乗車券をゲット!
瑞芳駅の外観と構内
瑞芳駅には江ノ電を紹介するパネルも!
ここで一つ注意点。平渓線に乗る際に注意したいのが、本数の少なさだ。1時間に1本程度しかないので、効率よく回るのは結構難しい。
時刻表は台湾鉄路管理局サイトで確認できる。
瑞芳駅は南国らしく、駅ロータリーにガジュマルの木があり、夏場はギラギラと太陽が照りつける。ここは人気観光地、九份(きゅうふん)へのバスの入り口。瑞芳が九份に一番近い鉄道駅で、ここからバス・タクシーで10~20分程度という距離。バスは約20元(約80円)とかなり安い(九份へ行くと、半日かかってしまうので、今回は諸事情によりパス)。
赤い提灯が幻想的な九份の街並み。くくなら夕方がオススメ!
九份から海をのぞむ眺め。絶景!
意外に楽しめる瑞芳駅
次の電車を待つ間、瑞芳駅周辺をぶらりと歩く。
駅周辺には路上で果物などを売る市場が立っていて、にぎやか!
看板にある「行李寄放」は荷物預けの意味
駅前の店には同様の看板がたくさんあり、重い荷物はここで預けるのもよいかも。
「美食街」なるローカルなフードコート的なものもアリ
駅構内にある炭鉱時代を説明するパネル。古い線路も残されている