居酒屋チェーンの「養老乃瀧」、1号店は横浜って本当?
ココがキニナル!
養老乃瀧1号店は横浜に誕生したらしいです。そこは今はどうなってるのか調べてほしいです(baybridgeさん)/チェーンとしての縛りが緩いのか店舗毎のオリジナルメニューが多いような気が(コウコウさん)
はまれぽ調査結果!
1956年に曙町に開店した養老乃瀧1号店は、定食屋の名残がある大衆居酒屋だった。現在は各店舗個性があるチェーン居酒屋である
ライター:山崎 島
ではでは
実際に店舗にお邪魔してみる。FC展開しているお店も直営店も、お店によって変わる「おすすめメニュー」については同様に工夫されているとのことで、今回は直営店へ伺った。
まず1店舗目はJR鶴見駅から徒歩約3分の第8号店
お店の前で立っている黒いのは編集部・山岸
よろしくお願いいたします
店内は明るく1人席が多い
取材日は「夏のビール祭り(7月22日~28日)」最終日、かわいらしい飾りがあちこちに
お話伺ったのは、支店長6年目の堤さん
と、引き続き長島さんにもご同行いただいた。
養老乃瀧のプロフェッショナルなお2人に、さっそく同店舗について、いろいろお聞きした。
鶴見店の昔の写真。幼いころ近くに住んでいただけに、なんか感無量
こちらの第8号店は1957(昭和32)年ごろに開店。花月園に競輪場があったため、競輪関係の利用客が多かったという。
「昔は居酒屋を団体で利用するという習慣がなく、カウンター席やお1人用の席ばかりでした。同店は現在もその流れをくんでいて、お1人様で入られるお席が多いですね」と堤さん。
同店は1階に51席、2階には団体用の掘りごたつがあり、全部で76人入ることができる。
1階は確かにほかの大手チェーンとはお店の造りが違う
さすが老舗
「ここはお1人でいらっしゃる常連さんが多いです。中には週6で来てくださる方も。常連さん同士で仲良くなったりして、とてもアットホームな雰囲気ですよ」とのこと。
同店は常連さんを大切にされていて、驚いたのは、堤さんがたくさんの常連さん1人ひとりのこだわりの呑み方を覚えてらっしゃるということ。す、すごい!!
そんな古き良き雰囲気が残る鶴見店の店によって変わるというおすすめメニューを見せていただいた。
毎日変わるという、おすすめメニュー。この日は鮮魚が光る
「安心して食べられるお料理」をコンセプトに厳しい基準を設けている養老乃瀧。加工・冷凍食品などは3社で微生物検査を行っているという徹底っぷり。鮮魚は新鮮なうちにお店に並べるようにしているらしく、養老の鮮魚、侮れません。
ということで、私たちはイワシの刺身と串をいくつか頼みました。
基本のメニューも見せていただいた
季節によってリニューアルされるという基本のメニュー。見てみると分かるのだが、どのメニュー名もダイレクト。塩キャベツは「塩キャベツ」。ウズラの卵の醤油煮は「ウズラ醤油煮」。これも養老乃瀧の特徴の一つで、「伝わりやすい名称を心がけている」からなんだとか。
と、お話しているうちに・・・
すごいのが来た!!
すごい!
350円(税別)という驚きの価格のイワシの刺身。
それから豚のカシラとタン串(それぞれ160円/税別)
生おビール(中ジョッキ・420円/税別)と共に
あつあつ
これは!! よ、養老乃瀧め・・・!! 引き締まった身に脂がのったイワシは、グッジョブ養老としか言えない。モノがいいんだろうなあ、っていうのがよく分かる。正直大手チェーン=安かろう悪かろうという、偏見を持っていたのだが、よ、養老乃瀧。良い物をお持ちで・・・
カシラも
タンも
クオリティーが高かった。暑いのに汗1つかかない長島さんが保証するだけある。今までいろいろなお店で焼き鳥をいただいてきたが、いける。いざってときに良く知らない個人店に入るのもいいが、こんなにしっかりしたお料理をいただけるならな、きめちゃうよなあ、養老乃瀧。
この味噌絶品。1リットルで売ってほしい
居酒屋大好き山岸も満足
最近もっぱら1人っきりで駅前のマクドナルドしか行っていない山崎だが、1人でも行きやすいし、良心的な価格で美味しい物をいただけるなら、入り浸ってしまいそう、養老乃瀧。
うちの最寄り駅近くにもできてくれないかなあ。長島さん、ご検討お願い致します。
堤さんの素敵な笑顔に見送られ、次に向かったのは桜木町。
のーげー
元養老乃瀧2号店だった、だんまや水産
長島さんは以前この場所にお勤めされていたそう
2015(平成27)年4月から店長になった大城(おおしろ)さん
爽やかな好青年の大城さん。別のことをお話したくなっちゃいましたが、ぐぐぐっとこらえてお店についてのあれこれを伺った。
これまた貴重な!!
同店が養老乃瀧2号店としてオープンしたのは1957(昭和32)年。今から5年ほど前に「海鮮居酒屋だんまや水産」になった。
お店の特色としては「場外馬券場が近いので、競馬関係のお客さんが多いです。昔からの常連さんもたくさんで、15年ほど前から通っている方もいらっしゃいます。店内のテレビモニターでは、競馬中継を見られることが特色ですかね。また、ここら辺には個人店ばかりなので、団体の方も同店をご利用くださいます」と素敵な大城さん。
競馬の最終レースまでに料理を提供しきらないと、キャンセルが出て大変なことになる、という裏話も聞いちゃいました。
1階には1人席や
2~4人席だけ
このモニターで競馬中継を見る
2階は掘りごたつが
幹事になりやすい方必見
桜木町も特殊なにぎわい方をするようで、そのうち前を通ったらフラッと寄ってみたいなあ。大城さんがいるといいのですが。
桜木町の本日のおすすめメニューはこちら
さすが鮮魚居酒屋。本格的な海鮮料理がメニューに並ぶ。「同店では刺身だけではなく、似たり焼いたりして、一つの魚でいろいろな楽しみ方ができるようにしています」とのこと。
でで、作っていただいたのはこちら。
あら煮大根(250円・税別)と
イワシのお刺身(320円・税別)
金目鯛の松皮造り(420円・税別)ではないかー!
サメの軟骨の梅肉和え・梅水晶(280円・税別)
さわらみそ焼き(350円・税別)
盛りだくさんです
どれも品のある味わいに驚いた。個人店でこの値段でこの味は、なかなかいただけないんじゃないだろうか。
きれいな色の金目鯛
大根の塩梅もとても良い
むふふ
一つひとつの料理の量も、1人でいただくにはボリュームがあり、満足できるとおもった。何品か頼んで競馬を見ながらお酒をのむ。この場所ならではの、良いのみかたができますなあ。
たくさんのお料理と興味深いお話、それから目の保養をありがとうございました、大城さん。
最後に
現在はFC加盟店となっている、野毛小路の第3号店の外観を見に行った。
位置関係はこんな感じ
おお!!
ここにあったのか
店先には昔の写真
元社員だった方が独立してFC契約をしたという第3号店。FCになっても、こうやってお店の歴史を大切にしている所に、利用客からも、店主からも愛されているのが伝わってきた。
いろいろなチェーン店が生まれ、ばちばち新しい趣向で集客をもくろむ中、養老乃瀧は今まで積み上げて来たものの上にどっかりと構えて、いつまでも安心してお酒が飲める場所であってほしい。いい意味でチェーン店へのイメージを変えてくれた養老乃瀧。またふらっとおじゃましたいです。ありがとうございました。
取材を終えて
普段何気なく利用している所に焦点を当てて、取材していくと、どんどん街の見え方が変わってくるところが面白い。今まで個人店を多く取材してきたが、これからはチェーン店にもお邪魔していきたいなあ。
―終わり―
養老乃瀧
http://www.yoronotaki.co.jp/
養老乃瀧誕生までのエピソード
http://www.yoronotaki.co.jp/news/201412/20141211_135.html
りっちーさん
2018年10月23日 23時23分
今から約40年前、鶴見にキンダークラブっていうスイミングクラブがあって、ここに通っていたとき、夕方帰る時間に父が迎えに来てくれた。すると帰りに豊岡の養老の滝に寄って一杯やるんですわ。そんとき食べた焼き鳥が美味しくて忘れられない。懐かしい~。チェーン店ながら歴史感じるなぁ~。ついでに牛丼もよく覚えてます!牛丼ブームでしたからね!
rumoさん
2018年03月05日 19時37分
素朴な疑問なのですが、「長野県での1号店開業後、~現在の曙町に第1号店を作った」という一文に非常に違和感が…。なぜ「1号」の次を「2号」ではなく同じ「1号」と数えるのか、説明が欲しいです。別ブランドとか?と思ったけど、長野店の写真にも「養老乃瀧」と看板が出ているし、こっちが1号店だとしか思えないんですが…。横浜が1号店だとするのはなぜ??キニナル
中山さん
2017年07月19日 11時03分
最近の桜木町にはビルの中に居酒屋が数店舗?一人で入りにくいし?W民の系列で店長会議?全店舗やるそうで店長イライラとか?目標額に達成しないと… 野毛の養老の滝は昔よく行きましたよ? 入りやすかったことと、とにかく安い! 数名で行って割り勘で会計時にレシート見て安い! 誰一人会計が済むまでにトイレに逃げない「先払っといて!」で払わない奴も安いから払っていたから安くて味も良し。