根岸駅前にある250円で食事ができる激安食堂の正体は?
ココがキニナル!
根岸駅前に250円で食事できるような看板の店。激安でも裏がありそう。若者就労支援をしてるそうだけど効果は?市が支援してるの?(たたたさん、寿さん)
はまれぽ調査結果!
若者の就労支援のため非営利で運営しており、ボランティアの協力もあり激安価格を実現。昨年の就職実績は約9割。お好み焼きころんぶすは系列店
ライター:コハル
いくらデフレの世の中とはいえ、250円は安すぎる。某大手牛丼チェーン店の価格よりも安いではないか。いったい250円でどんな料理が出てくるのか、どんな味なのか? 誰が何の目的で運営しているのか? さまざまな疑問を解決するために、ライター中原がJR根岸線根岸駅近くにある話題の「250(にこまる)食堂」に行ってみた。
「若者就労支援」と書かれた看板を発見
根岸駅から徒歩3分ほどのビルの1階に250食堂は存在した。
黄色い大きな看板が目を引く
お店の前に来て驚いた。「激安の食堂」と聞いて殺伐とした店を想像していたが、実際には黄色をメインカラーとしたカフェ風のかわいらしい雰囲気だ。
明るくかわいらしい雰囲気の外観
店内に入って、再び驚く。ずらりと並んだ懐かしい駄菓子、テレビを見るために店の奥に配置されたプロジェクターなど、食堂というイメージとはかけ離れたインテリアで店内は飾られている。
懐かしい駄菓子がずらり!
まずは早速食事メニューをチェック。300円、400円台のメニューもあるものの、確かに250円の料理も複数用意されている。メニューはうどん、カレー、チャーハン、そして月替わりのどんぶりと定食、サラダやお漬物などのサイドメニューまであって、なかなかの充実ぶりだ。
わかめうどんやおそばなど、ヘルシーで女子が喜びそうなメニューから、「から揚げカレー」などガッツリ系男子向けのメニューまでそろっているのもポイントが高い。なんとなく社員食堂や高校のころの学食メニューを思い出す。どれもボリュームもあって美味しそう。
ご飯物から麺類まで、メニューは豊富
早速250円の料理を注文してみる
250円メニューは月替わりの丼が2種類、そば、うどん、カレー、チャーハン、お子さまプレートの7種類。
詳細は後述するが、年間1000円の食堂会員に登録することで、250円で食べられる。会員登録なしでも食べられるが、その際は全てのメニューが50円増しになる。今回は特別に会員価格で料理を提供してもらった。
スタッフにおすすめメニューを聞いたところ、「最近はおそばが人気です。そしてぜひ食べていただきたいのは、じっくり煮込んだコクのあるカレーです」ということでその2品を注文。欲張って2品頼んでも500円なのである。
店員さんから番号札を渡されてしばらく待つと自分の番号が呼ばれ、カウンターまで料理をとりに行く。
お箸やお水などはすべてセルフサービス
ねぎと油揚げがのったそばからは、ダシの良い香りが漂い食欲をそそる。細めの麺とあっさりとした味付けはとても食べやすく、量も女性にはちょうど良い量だ。ただしお腹がすいている男性だと、もう少しボリュームがほしいかな? といった印象。
油揚げがたっぷりの「ねぎと油揚げのそば(250円)」
そして次は店員さんもプッシュしていたカレーライスだが、250円とは思えないボリュームに驚き。こちらは「250食堂」にちなんで、ごはんも250グラムなのだとか。
じっくり煮込んだ感が満点の、コクのある味わいがたまらない。具はお豆とたまねぎがメインのヘルシーなカレーなので、こちらも ペロリとたいらげてしまう。サイドにサラダ(100円)をつけて栄養バランスもバッチリで、これでも350円なのだからお得。
にこまるカレー250円はボリューム満点!
辛すぎないので万人が好んで食べられそうな味
食事を終えて店内を改めて見渡すと時刻は12時。あっという間に店内は人で埋め尽くされ、ほぼ満席状態に。
お客さんは20代~30代の男女がメイン