横浜のボリューム満点、ご当地バーガー! 根岸の「NEGISHIバーガー」と関内の「横浜バーガー」に突撃!
ココがキニナル!
根岸の不動坂を下りたところにあるヤキカツのお店『シャルレ』とネギシバーガーのお店『PIPAS』が気になる。一体、ヤキカツとは??そして、ネギシバーガーとは??調査を!(しいたけさん)
はまれぽ調査結果!
PIPASのNEGISHIバーガーは食パンを使うという意外性に富んだバーガー。シャルレは取材NG。関内には横浜バーガーというご当地バーガーもあった
ライター:はまれぽ編集部
最高を目指した正統派ハンバーガー、横浜バーガー
NEGISHIバーガーを食べた後で、ほかにも横浜のご当地バーガーがないか調べたところ、その名もずばり「横浜バーガー」というハンバーガーを発見し た。こちらのハンバーガーはJR関内駅から徒歩5分ほどの場所にある「FLASHBACK CAFE(フラッシュバック・カフェ)」で提供されている。
フラッシュバック・カフェ
ハンバーガーがよく似合うアメリカンスタイルの店内には、さまざまなアイテムが飾り付けられている。
アメリカンスタイルの店内
天井のシャンデリアとゴールドディスク
取材を申し込んだところ、オーナーの田辺勝典(たなべ・かつのり)さんからお話を伺うことができた(写真はNG)。田辺さんは高校を卒業後、東京やアメリ カでバーテンダーとして働き、1988(昭和63)年から横浜で飲食店を経営。FLASHBACK CAFEは1990(平成2)年のオープンで、現在はこちらのほかにも数件の飲食店を経営している。
もうひとつの店舗。神奈川区鶴屋町の「PARTY ANIMALZ」
開店当時は「Flashback 70’s」というバースタイルの店だったが、昼間から入れる店にしようと18年前の1997(平成9)年に内装を改装し、その際に店名を現在の「FLASHBACK
CAFE」に改めたそうだ。
改装前の店内写真
改装前から使用されているジュークボックス
横浜バーガーの誕生の由来について伺ったところ「2009(平成21)年にY150が行われた時に、当店でも何か記念するものができないかと思い、開発し たのがこのハンバーガーです」と話してくれた。そして販売するとたちどころに人気を博し、開店から現在までの25年間で最大のヒット商品となったそうだ。
横浜バーガーの特徴については「牛100%の150グラムパテとWチーズ」という点を挙げてくれた。ちなみにパテが150グラムなのは、Y150にちなんで150グラムにしたそうだ。
店の入り口にも、同様の内容を記した案内が掲げられている
お話を伺った後に横浜バーガーを注文すると、スタッフさんがオープンスタイルの厨房で調理を開始した。注文した直後に、そばにいた常連客から「これは本当においしいですよ」という声をかけてもらった。なるほど、これは期待大だ。
横浜バーガーの調理が進んでいく
横浜バーガーは単品では1380円だが、田辺さんからおすすめのビールとのセットメニューがあると伺ったので、今回は1980円のセットメニューをいただくことにした。
横浜バーガーとビールのセットメニュー(1980円)
おすすめのビールをいただく
しばらく待つと、完成した横浜バーガーが登場した。田辺さんたちがいろいろ試した結果、丸いバンズにパテ、ベーコン、レタス、トマトが挟まれた、シンプルなBLTスタイルにたどり着いたそうだ。
シンプルなBLTスタイルの横浜バーガー
具を挟みこむ特製バンズは、店内で手作りしている。最高のモチモチ感を引き出すために、市販のバンズの3倍の小麦粉を使っているとのことであった。
店内で手作りされる特製バンズ
チーズを包み込んだ150グラムのパテは塩コショウのみで味付けされており、ソースは一切かかっていない。「肉本来のうまさを味わってもらうには、このスタイルが一番なんですよ」と田辺さんは話していた。
チーズを包み込み、塩コショウのみで味付けされたパテ
パテの下のベーコンの厚さは4mm。厚さも炙り具合も、最高の味を引き出すために調整を重ねた結果、この形に落ち着いたそうだ。パテ、ベーコン、オニオン、ピクルス、トマト、レタスの順に重ねられているのも、この順番が一番味わいを楽しめるからとのことであった。
具の順番にも、一番おいしく食べてもらうためのこだわりがある
最高の美味しさを引き出すために、多くの試行錯誤を重ねてたどり着いた横浜バーガー。早速いただいてみたが、一口食べるごとに肉汁があふれ出し、肉のうまみが口から体全体に広がっていった。
肉汁を一滴でも残してなるものかとむさぼるように食べていたら、手も口もベタベタに汚れてしまった。我ながら汚いなと思っていたら、田辺さんは「ハンバーガーの食べ方はそれでいいんですよ」と言ってくれた。
サイズが大きいので、お願いすれば食べやすいようにハーフカットにしてもらうこともできるそうだが「そうすると大切な肉汁が逃げてしまうので、できればそのままかぶりついて、一番おいしいところを味わってほしいです」と田辺さんは話していた。
筆者も同感です。この肉汁、一滴たりとも逃してはいけません。
取材を終えて
ボリューム満点のNEGISHIバーガー、最高を突き詰めた横浜バーガー、どちらも本当においしかった。お店でにぎやかに食べるのもいいし、涼しくなるこ れからの時期はテークアウトして屋外で食べるのもいいだろう。まだまだおいしいハンバーガーがありそうなので、もし情報があれば引き続きお待ちしていま す。
―終わり―
取材協力
PIPAS
場所/横浜市中区根岸町3-176
電話番号/045-624-5161
営業時間/18:0002:00
定休日/無休
フラッシュバック・カフェ
場所/横浜市中区山下町195薩摩町ビル1F
電話番号/045-651-9051
営業時間/12:0002:00
定休日/無休
セブンさん
2015年10月27日 17時13分
ガッツリ食べたい!ときに「フラッシュバック・カフェ」に行きます。自分は結構大食いなんですが、ここのバーガーはお腹いっぱいになります。かぶりついたときのあの肉汁。肉が大好きな自分にとってはたまりません。おすすめです。