国体出場の水泳選手として活躍！

跡見さんは国体に出場するほどの実力を持つ水泳選手だ。
実はインドに住んでいた時、崖から転落し一時は意識不明の重体に陥り、帰国を余儀なくされた跡見さん。奇跡的に回復したが、今も脚に障害が残っている。
「ここまで回復できたのは3歳からやってきた水泳のおかげ」と跡見さんは話す。
　

現在も跡見さんが活躍されているのは全国障害者スポーツ大会！
　

25メートルと50メートル自由形に出場し、数々のメダルを獲得

　
25メートル自由形では大会記録を持っているという。・・・すごい！
　

2012年度～2014年度まで3年連続で横浜スポーツ表彰優秀選手賞を受賞
　

体操の白井健三選手と。「横浜新春スポーツ人の集い」の表彰式で毎年会うそう

　
障害など全く感じさせない、明るくパワフルな跡見さんが作るカレー、ますますキニナってきた。

いよいよ実食。 こんなカレー初めて！

いつもは1日1種類のみのだが、取材ということで、跡見さんが4種類のカレーを特別に用意してくれた。本日の梅カリーに加えて、グリーンカレー、昭和カリー、生姜カレーだ。
　

グリーンカレー

　
まずは、こちらからいただく。
イカ、アサリ、エビといったシーフードとパプリカやタケノコなどの野菜が入っている。
すごくさらっとした感じ。甘口のカレーと思いきや、しばらくすると、しっかり辛みがくる。具がたっぷりでそれぞれの食材の食感が生かされていて、すごくおいしい！
　

こんなにたくさんの具が入ったグリーンカレーは初めて食べた！

　
「自分がスープみたいなカレーは好きでないので」と跡見さん。タケノコも場所によって切り方を変えて歯ごたえに気を遣っているそう。普通グリーンカレーには甘みを出すのに砂糖を使うのだが、こちらではハチミツを使っているという。・・・これがサラッとしたおいしさのヒミツなのかも。
　

つづいて昭和カリー

　
どちらかというと甘口のカレーの中に入っているのは、ニンジンとジャガイモ、小さく切った鶏肉。ジャガイモは皮付きで、初めにバターで炒めてから使っているそう。
このジャガイモが、特においしかった！
　

なんだか懐かしい味。でも、家で市販のルーを使ったものとは全然違う！

　
昭和カリーだけは、今まで提供した中で、唯一、小麦粉を使ったカレーだという。隠し味にたっぷりのジャガイモとバナナをしっかり炒めたものを使っているそう。この懐かしい味わいは誰からも愛されそうだ。
　

続いて、梅カリー（左）と生姜カレー。特別にハーフ＆ハーフを作っていただいた
　

生姜カレーからいただく
　

ショウガ、キノコ、鶏肉が入ったさっぱりしたカレー

　
ショウガの食感と香りがしっかり残っていて、こちらもすごくおいしかった！　
　

最後に本日の梅カリー。梅干しの塩分だけを使い塩を使っていないそう

　
「これがカレー？」と思うような、ちょっとトマトソースのような酸味のある味。
「スパイスを炒め合わせればもうカレーだ、とインドの方から聞きました」と跡見さん。だから、カレーと一口にいっても色や味はさまざまなのだという。
　

この鶏肉、すごくおいしい！

　
カレーに入れている鶏肉は、イタリアンで使う方法でマリネして1日漬け込んだものを使っている。砂糖と塩を揉みこみ、ローリエ、にんにくを入れて、オリーブオイルに漬けるのだそうだ。
　

カレーの辛さも表示。この日の梅カリーは2辛

　
「少し時間をもらえば、好みや辛さの調節もできるので、声をかけてください」と跡見さん。
　

香辛料を入れたりして、調節も可能だそう
　

試食もできるそうです

　
営業は月～金曜日は午前11時半から午後2時ごろまで（ルーが終わり次第終了）。野外のイベントなどに出店しない土曜日はワンコインのイベントメニューで営業している。また、大雨や台風の日はデリバリーなどの対応をすることもあるそうだ。

10月5日（月）からは、火木土 (土曜日はイベント出店など重なる場合はお休み)は現在営業している樽町で、月水金は新横浜で営業の予定。詳細は世界アトミ食堂のFacebookをチェックしてほしいとのことだ。
　

土曜日のワンコインメニュー
　

カレーピラフとオムレツ丼。その場でオムレツを焼いて載せるのだそう
　

これも土曜日のメニュー。カレーチャーハンの上に麻婆豆腐

　
現在までに、山梨の音楽フェスティバルや代々木公園のインドフェスティバルに出店。10月にも、いくつかの野外イベントに出店予定だという。。

また、先日「世界アトミ食堂」は映画のロケにも使われた。OLさんがランチを買いに来るシーンだったそうで、都内で撮影。この時は監督の希望で中華丼を出したそうだ。
　

来年公開予定の映画だそうだが、タイトルはヒミツとのこと

　
オープンから1ヶ月ほどの「世界アトミ食堂」。お客さんは常連が4割、Facebookを見て来る人が4割、あとの2割が新規という感じだという。

なかには、お鍋を持ってルーだけ買いにくる近所の方もいるそう。・・・いいな、近くに「世界アトミ食堂」あったら、同じことをしてしまいそうだ。

取材を終えて

移動式店舗で営業するカレー屋さんと聞き、もっと安易なものを想像していたのだが本格的なこだわりカレーを出す店で驚いた！

どれもおいしくて、一度食べたらファンになってしまうお客さんが多いのにも納得！
店主の跡見さんも、ホントに笑顔が素敵なパワフルで魅力的な方で、会うだけで元気をもらった。世界の料理を提供する店として、さらに飛躍していくことと思う。

来年、映画館で偶然「世界アトミ食堂」のシーンを目にする、なんてことがあったらうれしいなと楽しい気持ちで取材を終えた。


―終わり―
　

取材協力
世界アトミ食堂
住所／横浜市港北区樽町4-7-23　　　
横浜市港北区新横浜2-6-21コインパーキング内
電話／090-4748-1080
営業／月～金、土曜日（イベント出店日を除く）
営業時間／11:30～14:00ごろ（ルーが終わり次第終了）
Facebook ／https://www.facebook.com/sekaiatomisyokudou?fref=ts