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怪しさ100点満点! 目立つのに近寄りがたい謎の高い建物「江の島ビュータワー」を徹底解剖!

ココがキニナル!

片瀬江ノ島駅近くの高い建物は何ですか?江の島に行く際に必ず通りますが「カラオケ」「ステージ」と書かれており怪しさがすごい。時代に取り残されたような感じがしてちょっと怖いので突撃してきて!(鬼ちゃん)

はまれぽ調査結果!

1974年に建てられた「江の島ビュータワー」は、おしゃれカフェからスピリチュアルなお店まで、幅広いジャンルのお店がある。

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ライター:山崎 島

フロアによって別世界!



つれづれなるままに4階へ。
 


エレベーターホールまでワクワクがはみ出している「oppa-la(オッパーラ)」
 

こちら店内
 

一角にはバンド演奏できるスペースがあり
 

窓際にはボックス席も

 
まるで日本じゃないような雰囲気の「oppa-la」、いったいどんなお店なのかというと・・・お話を伺ったのは店主の和田さん。

同店は2001(平成13)年にオープンした、さまざまなジャンルの音楽を楽しめるダイナー。「テクノハウスやパンク、ロックなど、いろんなジャンルの音楽を流したり、毎週国内外のアーティストのライブもありますし、音楽以外のイベントもやったり、なんでもやります」と和田さん。
 


同店でライブをやったアーティストの写真がずらり
 

おわー!

 
元々アパレル関係のお仕事をされ、その後アジア各国を巡る旅に出かけた経験がある和田さん。このタワーにお店を構えたきっかけは「旅から帰ってきたあと、この場所を買った友人のお母さんからお店を出さないか、と誘われました」とのこと。

ちなみに店名は「旅の途中に出会ったイスラエル人が言っていた言葉で、いいね! とか楽しいね! という意味のようだけど、何語かは分からない」のだそう。

何とも不思議なご縁が重なって「oppa-la」が生まれたんですね。
 


雑貨や洋服も売っていてたのしい

 
そんな同店には、江の島の隠れ名物! と言っても過言ではない絶品メニューがある。
 


それがこちら「ベーコン・ルッコラ・マッシュポテトのパンケーキ(900円)」
 

初体験のふんわり感

 
今までのパンケーキの常識をぶち壊してくれる、何とも、何とも素晴らしい一品。パンケーキの上に付け合わせを乗せて、ぱくっといただく。まるでメレンゲのように軽やかなパンケーキは、しょっぱいものとも、甘いシロップとも合う。江の島にこんなにおいしいパンケーキをいただけるお店があったとは!!

ほかにもカレーがおすすめとのことで、こちらもキニナります。プライベートで食しに来なくては!! お酒も充実していて、特にクラフトビールを多数取りそろえていらっしゃる。
 


飲み物もリーズナブルでうれしい
 

そしてこの景色

 
「日の入りと日の出、富士山がとてもきれいに見られるのが見どころのひとつです。常連さんも初めての方も、楽しく過ごしてもらえればと思います」と和田さん。イベント情報もチェックしつつ、一度パンケーキをご賞味あれ。ありがとうございました。



圧倒的な存在感


 


お次は5階「おしゃれ工房 游(ゆう)」

 
はじめは店名からファッション関係のお店なのかなあ、と予想してお邪魔した。
 


店内は木がふんだんに使われた山小屋のような雰囲気
 

いたるところに夢のお仲間がいる
 

ん?
 

ん?

 
なにこれー! お店の奥にクマが!! グランドピアノの前に座ってる!!
 


肉球もついてる!!
 

こちらの男性が

 
この穏やかな謎に満ちたお店のご店主であられる清水さん。清水さん、このシロクマは何なのですか!

こちらのシロクマはお店がオープンした2000(平成12)年に、サンリオのロボットを作った会社に特注で作ってもらったという、この世に1台しかないシロクマロボ。

「このお店は、今は亡き私の妻と始めた、家庭料理をお出しする食事処です。私は以前、車関係のサラリーマンだったのですが、自分のお店を出すという妻の長年の夢を実現するにあたり、脱サラしました」

「妻はここのほかにも東京にもお店をもっていました。このロボットはグランドピアノを弾く人が誰もいなかったため、作ってもらいました」とのこと。キニナルお値段は限定100台しか作られていないYAMAHA100周年記念のグランドピアノと同じぐらいですって。
 


ピアノの下にフロッピーディスクを入れると、シロクマが山口百恵の名曲を弾いてくれる

 
この場所にお店を出したのは、はじめ奥様が湘南の山の方で物件を探していたそうだが、たまたまこのタワーを見つけたから。奥様は即行で決めてしまったそう。

店名も奥様が考えたそうで「お店のテーブルや厨房など、ほとんど二人で作りましたから、工房、という印象があったのでしょうね。游というのは、書をやっていた妻の好きな一文字です」と清水さんはお話しくださった。現在は清水さんと息子さんご夫婦とお店を切り盛りされている。
 


山小屋風のお店に少しでも海っぽさをということで置いた船
 

メニューは定食からおつまみ、お酒もある
 

こちらは同店イチオシの「游の定食(1600円)」

 
できるだけ地元産の食材を使った、体に優しい理想的な家庭料理。清水さんご家族が毎日丁寧に仕込みをされている。一人暮らしだと煮物って作らないからなあ。
 


日頃どれだけ偏った食事をしているか、思い知らされた

 
地元産の味の塩焼きは頭から食べられて充実した気分になれました。

同店ではこういった定食や晩酌を楽しめるだけではなく、忘・新年会などの宴会時もお料理から全てお任せすることができる。シロクマにも会えるし、きっと楽しいですよ。清水さんありがとうございました。

と、大分長い記事を書いてしまいましたが、もう85パーセントぐらいのところなので、あとちょっとだけ書かせてください。最後は飲食店ではないですが、入り口を少し見て興味をそそられたお店です。
 


8階の「ミュージックスタジオ&サロン ミント ハウス」

 
これはキニナル。だって手前にはソフトクリーム、奥には岩肌が見えていますよ。テーマパークに来た時のような胸の高鳴り!!
 


店内には
 

ステージがあったり
 

ビリヤード台があったり
 

夢から飛び出してきたよう

 
お話を伺ったのは、こちらの色々を取り仕切っていらっしゃる小泉さん。残念ながらお写真はNGだったが、とてもユーモアのある素敵な方でした。

こちらはズバリどんな場所かというと、小泉さんたちのオフィス兼レンタルスペース。以前は薬を使わずアロマやレクリエーションなどを通じ、自己治癒力を高めて健康的な生活を送ることに関心がある方々が集まり、2009(平成21)年から勉強する場として使われるいことになったそう。

その方々が使用していない時に小泉さんがヨガやダンスのレッスン、会合などに格安で貸し出すようになったのだとか。
 


コンサート会場や
 

スピリチュアルなイベントの会場にもなる

 
「気楽に集まれる場所として使ってもらえれば、と思っています。イベントがない時にも、近所の方がいらしてのんびりお茶をされていますよ」と小泉さん。
 


普段は良心的な値段でカラオケができる
 

ソフトドリンクも飲み放題(アルコール類は別途料金)

 
店名はアロマで使うハーブの「ミント」からつけた。小泉さんは元看護士さんで、体や病気についてとても詳しく、親身に話を聞いてくれそうだった。
一文では表しきれない、なんとも面白いところでした! 小泉さんありがとうございました!



歴史について



今回取材しただけでも濃ゆーいお店が勢ぞろいの1974(昭和49)年にできたという「江の島ビュータワー」。まだ何店舗かキニナルお店がありますので、もう一回出かけてくることになりそう。そんな同タワーの歴史について、後日「花みずき」の浅井さんに伺ったお話をご紹介させていただきます。江の島ビュータワーができる前、この場所には「いそみ亭」という食堂があったそうな。その食堂を取り壊し、土地を現在のビュータワーのオーナーさんが買い取った。
 


うんうん、超目立ちます

  
建物のデザイナーは不明だが、江の島を正面に臨む立地だったため、江の島のランドマークタワーになるような斬新なデザインにしたかった。カーブをつかい、灯台をイメージした円形にしたという。
 
できたばかりのころは「サマリアビル」という名前だったそう。
 
人目を惹くビルの、とても興味深い歴史をお聞きできました。浅井さん本当にありがとうございました!



取材を終えて



こんなところが身近にあったのか!! 衝撃だった。皆さまのご近所にも「江の島ビュータワー」のようなキニナルビルがありましたら、まるっと取材しますので、投稿お願い致します。

それから、「おしゃれ工房 游」のシロクマは、元は黄色い熊だったけど、月日が流れるうちになぜか分からないけど白くなっちゃったそうです。
 

―終わり―
   

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  • OPPA-LAのイベントに行ったことあったのを懐かしく思い出しました!白くまロボット気になるので、こちらも行ってみようかな。

  • 1月10日にoppa-laへ行ってみたんですが、イベント営業でチャージが1人2000円かかるとのことで、あきらめて帰りました。パンケーキだけを食べにいこうと思う人は、事前に確認した方がいいと思います。

  • ここはさすがに一見で入る勇気が湧かなかった…グッジョブですよ

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