横浜駅周辺の美味い「居酒屋ランチ」スポットを大調査!
ココがキニナル!
夜は居酒屋だけど・・・昼はランチを提供しているお店って、案外入りにくいけれど・・・横浜駅周辺にありますか?(HAMA太さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
老舗から話題の新店「季節料理 なか一」「コトブキヤ酒屋 厨(くりや)」「DRAGON酒家 本店」に突撃。今後も引き続き調査!
ライター:大野 ルミコ
洗練された空間で味わう「おかずが選べる」ヘルシーな創作和食定食
続いて訪れたのは、関内にある人気立ち飲みBAR「コトブキヤ酒屋」の2号店、「コトブキヤ酒屋 厨(くりや)」。
横浜駅東口から崎陽軒本店と横浜中央郵便局の間の道を進み
「万里橋」を渡ったすぐ先のマンション「ファーストプレイス横浜」の2階にある
通りに面した場所に看板もあるので分かりやすい
横浜駅東口から3分程度、2007(平成19)年にできたという「ファーストプレイス横浜」は、とてもオシャレな雰囲気が漂っている。
エスカレーターで2階へと上がり、通路を進む。「コトブキヤ酒店 厨」はこの先に
テラス席に大きなガラス窓。まるでカフェかイタリアンレストランのようだ
2007年12月にオープンした同店の店内には、関内の「立ち飲みBAR」スタイルとは違い、コの字型のカウンター席と、ゆったりとした作りのテーブル席が並ぶ。
カウンターも格子で区切られたテーブル席もまさに“大人の空間”
店内の階段を上ると、畳敷きのスペースもあった
この店のランチは、5品の日替わりのおかずの中から、好きなものを2品チョイスする「選べるランチ」。それにごはんと味噌汁、小鉢、お新香がついて850円(税込)となる。こちらもごはんと味噌汁、お新香はおかわり自由だ。
200円(税込)追加して、おかずをもう1品追加することも可能
さて、何を選ぶか・・・真剣に考える。まずは「なぜ、和食店で?」という興味から「ビーフストロガノフ」をチョイス。それに「お刺身」をセットに。
しかし、この「おかずが選べる」ランチ、いいなぁ。毎回「何があるんだろう」とメニューを見るのが楽しみになりそうだ。これはいつから始めたシステムなのだろう。
唎酒師(ききざけし)でもある店長の目黒信也(めぐろ・しんや)さんに伺った
「この日替わりメニューは、オープン時から変わらずに提供しています」と話す目黒さん。選ぶ品によって、ガッツリ系にもヘルシー系にもできるので「お客さまも20代から50代くらいの方まで、とても幅広い」という。
「特に鶏の竜田揚げが人気で、メニューにないと『今度、いつ出るの?』と聞かれることもある」という。ランチタイムは近隣のオフィスから訪れる常連さんで占められているようだ。
料理長が生み出す創作和食に惹かれ、足しげく通う常連さんも多い
日によって注文が偏り、途中で終わってしまうメニューもある。その場合は「その時にある食材を使って、新たなメニューを加える」という。この日も「大羽いわしの蒲焼き」が売り切れ、かわりに「サワラの塩焼き」がメニューに加わっていた。そのフレキシブルな対応もうれしい。
ビーフストロガノフとお刺身のセット。器も盛り付けもキレイ!
「サワラの塩焼き」もプラス
まず、味噌汁を一口飲んで、上品に広がる魚の風味に驚く。聞けば「調理の際に出た魚の骨やアラを出汁に使っている」のだとか。「お味噌汁をおかわりする人はとても多い」という目黒さんの言葉にも「納得!」の美味しさだ。
魚の骨やアラで出汁を取ったという味噌汁。何杯でも飲みたくなる味だ
「ビーフストロガノフ」の味付けは「ヒミツ」。お肉も柔らかくて美味しかった!
ごはんも味噌汁も、おかずも本当に「丁寧に調理されている」のを感じる。食べ終わった時「いいものを食べたなぁ」と幸せな気分になった。
今度は夜、お酒と一緒に味わってみたい・・・
「ランチで当店を知って『今度は夜に・・・』と来てくださる方もいます。正直、ランチは採算的に厳しいところもあるのですが、まずはこの店の“味”を知っていただく機会になればと思っています」と目黒さん。
もう少し暖かくなったら、テラスでランチもいいなぁ・・・
お店の雰囲気といい、料理といい、確かに「夜にも来てみたい」と思える店だ。唎酒師である目黒さんオススメのお酒もぜひ味わってみたい・・・そう思いながら店を後にした。