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世間の「斜め下」を突っ走る「相模相撲相模場所」とは?

ココがキニナル!

「ムーンウォーク世界大会」「流しそうめん世界大会」「リニアに挑戦! 電車ゴッコ世界大会」に次いで「相模相撲相模場所」と世間の「斜め下」を突っ走る相模原。何なんでしょうか?(ぎっぷちンさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

本来はリーダー育成集団である青年会議所が、相模原を誇れるようになってもらいたいと、ユニークな切り口のイベントを考え、実現。市民も評価

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ライター:福原 麻実

相模原JC「斜め下」企画の数々



「リニアに挑戦」しかり、「相模相撲相模場所」しかり。 予想を(いい意味で)裏切るような“斜め下”の切り口からいくつもの「世界大会」を考えついた相模原青年会議所(以下、「相模原JC」)とは、どんな団体なのだろう?

お話を聞かせてくださったのは、(写真左から)相模原JCのOBで「相模相撲相模場所アドバイザー」を務めた浦上裕生(うらかみ・ひろお)さんと、主催者の相模原JCの市川雄士(いちかわ・ゆうじ)さんと樋口陽平(ひぐち・ようへい)さん。
 


写真もちょっと斜めから
 

この「相模」と「相撲」の紛らわしさは一目で分かると思うが、なんと提灯を作る業者の方も一度間違えてしまったというのだから見事としか言いようがない。

この名前もキャッチーで素晴らしいが「相模の中心で“相撲”を叫ぶ」というサブタイトルも絶妙である。「要は紛らわしさを逆手に取って、相模原市中心部で相撲をやるのだな」と、企画内容がだいたい分かるようになっているのだ。
 


もう、何が何だか・・・
 

成功を収めた今回の企画だが、イベント内容の充実などが難しかったと実行委員長の樋口さんが話してくださった。今までの成功が、今回を含め、今後の企画のハードルを上げているのだ。
 


だからって、オープンカーに巨大紙相撲と力士(っぽい人)を乗せなくても・・・
 

そもそも「青年会議所」とは、ボランティアなどの社会貢献でリーダーを育成する場という意味合いが強いのだが、浦上さんたちが目指した団体像は「モテるJC」だという。

「モテる人間は声をかけられる、応援してもらえる、協力してもらえる人」と、浦上さん。浦上さんが現役だった2014(平成26)年当時は相模原市政60周年の年だった。「これ、ディスってやろうと考えた」結果、市の60周年の公式ロゴをお面にしたキャラクターに扮し、ケーブルテレビに出演して「大暴れ」。

その反響があり、市役所で「あんなことをやるのは浦上さんしかいないよね。身体を張っての相模原PRをありがとうございます」と言われるようになった。
 


いろいろな場面でPR(写真は「流しそうめん世界大会」)
 

そうやって市の中でオフィシャルな存在になっていった相模原JCは「2014年8月31日に、夏休み最後に楽しめることをやろう」と、市内のJR橋本駅周辺に整備される「リニア中央新幹線」停車駅に注目。リニアに関係する企画のために情報を集めた。

しかし相模原市はリニア停車駅であるにもかかわらず、走行中は早すぎて走っている姿はほぼ見えないのではないか。そんなことを考えながら、山梨の試験場で上からリニアを眺めていたら「流しそうめんが竹筒から出てくる様子に似ている」と思った。それが前年の秋のことだった。
 


これを見て流しそうめんを連想できたのが斜め下(写真はフリー素材)
 

開催までの期間に「流しそうめん世界大会」を発信していった相模原JC。「我々は流しそうめん世界大会を企画した団体です」という認知度の向上を図ったのだ。

その甲斐あって「流しそうめん世界大会」は国内のみならず、海外メディアにも取り上げられるほどの企画となった。
 


麺で速度を競う。風流のかけらもないのが面白い(水煙上がってるし!)
 

この「流しそうめん世界大会」実行委員の副委員長が、のちに「電車ゴッコ世界大会」の実行委員長になったのだという。連綿と受け継がれる「斜め下」の精神。
 


大人が本気を出す電車ゴッコ。車両のクオリティがやけに高い・・・
 



取材を終えて



そんな「斜め下」というハードルの高さに挑戦し続ける相模原JCだが、こんな真面目なこともやっている。
 


若者向けのイベント「さがまち若者未来キャラバン2016」
 

この「さがまち若者未来キャラバン2016」は18歳から選挙権を行使できるようになる時代を見据え「政治の重要性や現在の社会問題の認識、そして自らが主権者であるという意識を持つために開催している」と市川さん。
 


「斜め下」はこの人から始まった
 

こういった企画を考えている真面目な大人たちが、相模原の未来のために真面目に全力で仕掛ける。「斜め下」が面白い理由はここにあるのだろう。

今回「相模相撲相模場所」で優勝したのは、同市中央区の自然や魅力を発信している小学生から高校生で構成される「中央区さくら咲くボーイズ39」。

彼らのような子どもたちが、大人になって「子どものころに地元で相模相撲相模場所って大会があって、そこで優勝したんだよね」と、地元の思い出話として話してくれるような企画を発信していくのが浦上さんの理想なのだという。
 


一度はきっと、この日の話をどこかでするんじゃないかな
 

この満開の桜の下、来年はどんなことをするのだろう?
 


―終わり―
 

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  • 世間一般が想像・想定しているものを上回ってはいるものの、その行き方がややずれているものを「斜め上を行く」と言い、それはネット等でよく見聞きする表現なのですが、「斜め下を行く」というのは初めて聞く表現です。どういう意味なのでしょうか?

  • 子供の頃、雨の日に三兄弟で紙相撲やってたときは、はじめのうちは盛り上がるものの、すぐに飽きてしまったが、こんな手作り感満載でもお祭り的に行えば、そこそこ楽しめますね。

  • 電車ゴッコの車両、TGVやICEがあって日本の新幹線が無いとは!さすが斜め下行ってますな~!

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