港南台駅周辺の団地はどうして鳥の名前?
ココがキニナル!
港南台駅周辺の団地、どうしてみんな鳥の名前なんでしょうか?しかも、場所で海鳥と山鳥に別れてる…。気になります。(こんちぇるとさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
港南台周辺には鳥が多かったことから名付けられたと思われるが、真の理由は建設を担当したUR都市機構の元社員の胸に眠っている。
ライター:鈴木 啓史
港南区総合庁舎、UR都市機構をあたる
近くに刑務所があるせいか、厳つい印象の門構え
対応頂いたのは総合調整・企画課
区役所の担当者によると、港南台の公団住宅に関しては完全にURの手で施工されており、区では関与していないという。こちらにある資料は団地のスペック程度のものでしかないとの事。
只、こう言った大規模な団地の命名は確実に受け持った会社が付けるものであるとの太鼓判を貰う。
ということでUR都市機構横浜南住宅管理センターへ。
UR都市機構は、港南台バーズの隣に位置する港南台214ビルに入る
ここでは、該当する窓口に電話で聞けとのすげない返事を貰ってしまったが、後日URから電話があり、「過去の資料を当たってみたものの、時間が経ち過ぎており、それらしい文面にも当時の社員にも行き当たる事は無かった」との連絡を頂く。
結果として、
「命名はUR都市機構の当時の社員が行った。理由は名付けた本人にしか判らない」
「賃貸、分譲の分類分けに鳥の名前が連想されたのではないかと思われる」
というのが今回の動きの結論になる様である。
今も港南台には鳥が多いのか?
はっきりした回答は出なかったが、命名に関して揉めたという記録もないようだ。ということは、計画時はまさに「名は体を表す」状態だったに違いない。
では、現在の港南台に鳥は多いのだろうか?
再度、港南台へ。在住の方に鳥を探すのに良い場所はないだろうかと尋ねた結果、「港南台中央公園」を薦められた。
港南台中央公園の広場の芝生に寝転び、30分程空を眺める事にする
木々の隙間からかもめ団地が見える
結果、視界を横切った鳥の総数は32羽。いくらか同じ鳥で無いという保証も無いが、まあ少なからず鳥はいると言う結論を持って帰ろうと駅前に移動。
夕刻、港南台駅前ロータリー。鳥の鳴き声が異常に喧しい。何処かにスピーカーがあってそういう演出を施しているのではないかと疑うほど。
どこからかと探ってみるとロータリー中央の木の周囲に大変な数の鳥が蚊柱の様にたかっている
確かに鳥は土地とイメージで結びつくに足る、相当な数が存在していた。
港南台、鳥と緑と整った住環境を併せ持つ、大変穏やかで魅力的な空間である。
団地に付く名前のとおり、これからも多くの鳥が訪れる環境を守り続けてほしい。
― 終わり ―
たこイチローさん
2014年04月15日 12時49分
昭和40年代のはじめ頃に、上大岡から港南台に越してきました。当然ながら当時は駅も団地も「港南台」という地名すらなく、二階の窓から見えるそのあたりは見渡すかぎりの「山」でした(笑)。朝は…鳥の声がうるさくて目が覚めるんですよ。外を見るとヒッチコックの『鳥』をホーフツさせるように朝の空一面に鳥が飛び交っていたものです。だから駅ビル(?)の名前がバーズとされたことも、次々と建設される団地の名前に鳥の名(海側の高層団地は海鳥の名が、山側の低層団地には山鳥の名が付けられたと聞いた記憶があります)が冠されたことも、子供心にも納得のネーミングでした。ホントに「バードランド」だったんですよ、港南台。
ホレイショさん
2014年04月15日 10時57分
追跡が足りないと思います。駅前にある港南台バーズという建物の施設管理会社に訪ねてはいかかでしょうか?
雲葉 @since1992さん
2014年03月10日 12時49分
朝日新聞2014年3月8日付夕刊11面コラム「各駅停話」欄に命名者が登場しています。興味のある方は図書館などで閲覧してください。サイト http://digital.asahi.com/articles/ASG2X54N4G2XULOB01D.html は閲覧一部会員専用ですので。