福富町のぼったくり店のウラ事情を覆面インタビュー!
ココがキニナル!
知人が福富町のフィリピンパブ?みたいな所で20万位ぼったくられた様です。現状を調査してみて下さい!(jrkさん)横浜にボッタクリバーはあるのでしょうか?是非ぼったくられてきてください(ほっけさん)
はまれぽ調査結果!
体験はできなかったが福富町には現在ぼったくり店が10数件あり、一番多いのは中国系。しつこい・料金説明が曖昧なキャッチには注意を!
ライター:はまれぽ編集部
ぼったくり店を探して・・・
いよいよ投稿通りのぼったくり店が福富町にあるのか、関内周辺から聞き込みを開始する。ぼったくり店へはキャッチに捕まって案内されることが多いため、今回もキャッチにキャッチされることを狙った。
イセザキ・モールのお兄さんは「うちは明朗会計です」と料金体系を説明してくれた
取材は9月下旬の平日午後9時過ぎ。なかなかキャッチに声を掛けられず、怪しい店に捕まるどころか、ぼったくり店の有無についても話を聞くことができない。自ら話しかけてみたキャッチのお兄さんには「ぼったくられたいって、頭がおかしいの?」と心配されてしまった。そこで作戦を変え、街の事情に詳しいタクシーの運転手さんを当たってみることに。
その仕事柄、街をよく知る方が多い(画像はイメージ)
10人ほどに声を掛け、お客さんに関係することはお話できないという約束のもと、タクシー運転手になる前に福富町でお店を営んでいたという阿部さん(仮称)に話を伺うことができた。
深夜の休憩中に話を伺う
「福富町には外国人がやってるぼったくり店があるよ。観光客に女の子が声を掛けて、ふたりがかりで腕を掴んで店に連れて行くの。女の子に体を密着されたらさ、酔っ払った男なら悪い気しないでしょ」と阿部さん。
女性相手に腕を強く振り払うと暴力だと受け取られるのではという不安がある
ドリンクの金額が明記されていても、チャージ(席料)が高額ということもあるそうだ(同)
筆者がキャッチになかなか声を掛けられないことについては、「地元の人にはあまり声を掛けないし、シラフの人も相手しないんじゃないかな」とのことだった。
徳永弁護士の話のように、ぼったくり店は「店」と「キャッチ」の関係が明確になることを嫌がることが多く、地元の人がキャッチを行った店員の顔を覚えていた場合、近距離のためキャッチを探して再度訪れることができるため、店との関係性を立証される可能性があるからだそうだ。
ぼったくり店の場所については「お客さんにかかわること」のためNGとなったが、阿部さんのご厚意で、最近まで福富町の飲食店に勤務していたという女性、川島さん(仮称)を紹介してもらった。
現在も横浜市内の飲食店に勤めているとのことで、場所が分かる写真はNG
「2016(平成28)年3月ぐらいまで福富町の飲食店で働いていて、その時にオーナーから“あの店はぼったくりをやっている”と聞きましたよ」と川島さん。
ほかが優良店であっても、ぼったくり店が1軒あるだけでも街全体の悪評に繋がりかねないが、周辺の店はぼったくり店に何らかの対処を行わないのだろうか。
「自分のお客さんにその店には行かないように伝えてましたし、オーナーも周辺の店に注意喚起をして、たまにその店へ偵察に行っていたみたいです。でもそういう店は客を見て料金を変えるから、地元の人間や同業の人間が行ってもバカみたいに高い料金にはしないんです。だから周辺の店も注意しきれないんだと思います」
良いお店がたくさんあるのに・・・と憤りを見せる
ぼったくり店の見分け方については「店名と電話番号が看板に書いてあったり、店先に店名が入った名刺が置いてあるところ、ホームページがある店やネットに口コミなどの情報が出ている店なら大丈夫だと思いますよ」とのこと。
また、メニューが見にくいと感じるぐらい店内が暗いなど、怪しいなと思える店に入ってしまった場合は、座る前に店内のスタッフに料金の詳細な説明を求め、キャッチの言葉との整合性があるか、「〇〇円から」など曖昧な言い方をしないか確認し、納得行かない場合はすぐに店を出た方がいいそうだ。店によってはドリンクを頼まなくても座った瞬間にチャージ料が発生し、高額な料金を請求されることがあるという。
最後に「“ぽっきり”とか料金をキャッチに明言されたのに高額な請求をされたら、最初に聞いた料金だけをバシッと支払って、そのまま帰っていいですよ。そこで胸ぐら掴まれたりでもしたら警察沙汰にできるし。そのためにも酩酊状態で遊んじゃダメですけど」と川島さんは話してくれた。
やはり事前の下調べは重要である
ぼったくりの状況は見えてきたが、より詳しい現状の話を聞くことができないか取材を続け、福富町周辺事情に精通するスモールさん(仮称)に話を伺うことができた。