横浜港で飛び跳ねる魚の正体は?
ココがキニナル!
桜木町のワールドポーターズに向かう川から、魚がぴょんぴょん飛んでいるのを頻繁に見かけ皆足を止めて不思議そうに見ています。どういった現象なのか気になります。(mackeysunさん、f3さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
跳ねているのは、ボラという魚です。小さい魚で群れて跳ねていたら、イワシ。大きい魚の場合、スズキの可能性もあります。
ライター:吉田 忍
釣りをしている人達は何を釣っているのか (続き)
手術後のリハビリを兼ねて始めた釣り。「海に来て仲間の顔を見て、のんびり過ごすのは気持ちがいいね」
自慢の竹竿でハゼを狙う大森さん
「もう70歳を過ぎてるんだよ。仕掛けのビーズなどが魚を寄せるんだ。良い色に日焼けしているだろう? でも、ここは真っ白なんだよ」と、帽子を脱いで、上半分は日焼けしていないおでこを見せてくれた。
この時期のハゼは20cmくらいになるらしい。ハゼというと10cmくらいのものしか見たことがないので、ぜひ見たかったなあとつぶやくと、携帯電話で連絡をとりあって「向こうでは釣れているらしいよ。行ってみたら?」と教えてくれた。
釣り人はみんな優しく、親切だ。
ソウダガツオが釣れていた
やっと魚の顔をおがめそうだ、急いで教えられた方に向かった。
一番遠い場所の釣り人が、大きく竿をしならせ、ソウダガツオを釣り上げた!
一瞬だけ笑顔でポーズをとってくれた、シャイな大島さん
この時期には、小魚を追ってソウダガツオが湾内にも入ってくる。
取材中に唯一、釣り上げてみせてくれた大島さん。
この辺り一番の名人なのだと周りの人が教えてくれた。
名前は伺えなかったけれど、すぐに締めて頭を取ったソウダガツオを見せてくれた
「朝方にでかいクロダイが掛かったのだけれど、タモ(網)が無かったので、バラしちゃったよ」
高級魚クロダイも釣れるのだ。
ボラを釣るのは難しいし、外道として釣れているのを見ることも難しい。
せめて、跳ねているボラの写真を撮ろうと思ったのだが、これまた難しい。
肉眼では何度か見ることができたけれど、連続で飛んでくれないのだ。
唯一撮れた、イワシのナブラ。ソウダガツオに追われているのだろうか?
イワシのナブラ(小魚の群れがハマチやブリ、スズキなどのフィッシュイーターに追われて、局所的に海面にさざ波立てて逃げる様子)は魚の全体が見えるほどではなく、水面が泡立つ感じ。
ナブラはたくさんの小魚が跳ねるが、ボラは1尾がポンと水面から全身を出す感じで跳ぶ。
取材を終えて
水面から跳ねていた大きな魚はボラだった。
特にボラは大きくジャンプする魚で、体長の2~3倍くらいの高さで空中を跳ぶことがあり、よく目立つ。跳ねる理由は解明されていないが、その中に「遊んでいる」という説があり、そう思ってみると楽しい気分になる。
ボラはそうそう釣れる魚ではないが、横浜港ではいろいろな魚が釣れるということがわかった。
釣りをしていた人たちはほとんどが横浜で生まれ育ち、子どもの頃からここで釣りをしている浜っ子。
地元の海を愛している気持ちが伝わってきた。
― 終わり―
ホトリコさん
2015年02月23日 08時28分
カタクチイワシやサッパは「サビキ」っていうビニールのヒラヒラが付いた仕掛けでコマセをまいて釣りまくっていたのは小学生の頃の楽しい思い出…今は関係者以外立入禁止…。だけどそれで良かったのかも、間違ってボラの大物がかかってしまって危うく海に転落しかけたからね。
おでさん
2014年09月10日 15時00分
瀬戸内海では、ボラはコマセを撒いて集まってきたところを錨のような形で3~4本の針がありかえしの無い引っかけ針で引っかけて釣ってました。サヨリやイワシを釣るときにボラが勝手に集まっちゃうので。
キャプテン☆カークさん
2011年11月17日 17時03分
都会のど真ん中での魚の生態には大いに興味がわきました!そう言う『自然環境』を守り『より良い生態系の維持』に努めて行くことはひいてはそこに住む人間社会のの生活環境にも良い影響を与える物と思います!秋沙さんの発言にも有りますが、マナーの面でも大いに留意して人間も魚たちも伸び伸び安心して暮らせる環境をと願っています!