らぁ麺ランナーズ! 逗子の「想~SOU~」店主、第三走者・北村光太

ココがキニナル!
ラーメン道という果てしない道を走り続けるランナーたち。その生き様と渾身の一杯を店主同士のリレー形式でお届けしていく全8回の新企画!
ライター:はまれぽ編集部
	渾身の一杯
	 
	たくさんの想いを乗せて走り続ける北村氏の、渾身の一杯がこちら。
	 
	
	芳醇な味わい醤油らぁ麺(800円/税込)
	 
	まず目に留まるのは、平打ち縮れ麺。想では細麺と平打ち縮れ麺から麺を選ぶことができるが、オススメはこちら。鶏団子、鶏チャーシュー、レアチャーシューと3種類の肉が乗っているのも嬉しい。
	 
	
	鶏油(ちーゆ)は比内地鶏
	 
	スープを一口すすると、醤油がガツンとくる。鶏、魚介、野菜、数種類の乾物で仕上げたスープに、江戸時代から続く杉桶仕込みの生絞り醤油を合わせているという。まろやかで雑味がなく、口に含むと素材の旨味が弾ける。特に魚介の出汁を強く感じ、柚子の皮がほんのり香るのが良い。
	 
	
	こだわりの自家製麺のお味は・・・
	 
	うまい。小麦の甘みをとても感じる麺だ。しっかりとしたスープに負けない歯応えもあり、麺とスープのバランスがとてもいい。
	そして時間が経つにつれて、小麦の風味がスープに染みこむのが分かる。北村氏は、「最後の一滴までうまいラーメン」を目指していると言っていたが、その言葉がぴったりの一杯だ。
	
	自家製麺に使用しているのは、湘南地域の契約栽培した小麦を低速回転の石臼で製粉した湘南小麦。
	 
	
	 上が平打ち縮れ麺、下が細麺
	 
	北村氏は、日本全国の生産者さんを自らの足で訪ねる食材マニア。さまざまな店で修行を積み、多方面から食材の活かし方を学んできた北村氏だからこそ、美味しく食材の旨味を引き出すことができるのだろう。
	 
	
	レンゲと箸は2種類ずつ用意してある
	 
	「食材や調味料にも愛着をもって、子どもからご年配の方まで安心して食べられる美味しいラーメンをこれからも追求していきたい」と話す北村氏。その想いは、ラーメンにしっかりと表われていた。
	
	最後に、バトンを渡す次のラーメン店と、自分のラーメン人生を表す一言をうかがった。
	
	「藤沢の『鴇(とき)』にバトンを渡します。店主の横山巧(よこやま・たくみ)君、体に気をつけてお互い頑張りましょう!」と、次回へのバトンを繋いでくれた。
	 
	
	「『心』という文字が降りてきました(笑)」
	 
	 
	 
	取材を終えて
	 
	なんでも、1歳のときから三浦郡葉山町の老舗ラーメン店「しなそば小浜」でラーメンを食べていたという北村氏。今では小浜に家族4世代で通っているそうだ。
	
	話をしていて、本当にラーメンが好きなんだと感じた。
	 
	
	世代を超えて愛される逗子の名店になる日は近いだろう
	 
	ごちそうさまでした。
	 
	
	「鴇」の横山巧さんへバトンを渡します!
	 
	 
	ー終わりー
	 
	 
	取材協力
	想~SOU~
	住所/神奈川県逗子市逗子1−7−3
	電話/046-870-4455
	営業時間/午前11時〜午後3時、午後5時〜午後10時(L.O 午後9時30分)
	定休日/年中無休(年末年始除く)
	https://www.facebook.com/想SOU-1377446415896727
※情報は取材当時のものです





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