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JR洋光台駅前の広場がリニューアル! 世界に向けた「団地の未来」プロジェクトとは

JR洋光台駅前の広場がリニューアル! 世界に向けた「団地の未来」プロジェクトとは

ココがキニナル!

洋光台駅前の広場がリニューアルしたそうです。なんでも隈研吾さんがデザイン監修されていたとか。どんな風に変わったのか知りたいです。お願いします。(massuruさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「団地の未来」プロジェクトとして建築家の隈研吾氏とプロジェクトディレクターの佐藤可士和氏が手を組み、新たなコミュニティ空間に生まれ変わった

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ライター:山口 愛愛

「団地」のイメージを覆すやわらかな空間に


 
セレモニー終了後、改めて洋光台中央団地と広場がどのように変わったのか、贅沢にも世界の隈氏から説明いただいた。

「これまでは、コンクリ―トの箱の中に1階部分の低いアーケードがありましたが、潰されているような少し暗い感じでした。それをもっと開かれた、まわりとつながった広場にしようというのが、今回の考え方です」と話す。
 


プロジェクターを使って丁寧に解説

 
具体例として「アーケードを2階建ての構造にし、2階の高さからそのまま地域につながっていくという構成に変わった」点などを挙げる。

このプロジェクトと平行して、洋光台まちづくり協議会と行政が交渉し高齢者などにあまり使われていなかった洋光台通りの横断歩道を撤去し、近くに横断歩道を作るなど、街ぐるみで環境を改善してきた。
改修によって、駅からの回遊性は大きく高まった。洋光台中央団地のアーケードが二層式になったことで2階部分から洋光台通りに続くようになり、人の流れがスムーズになったという。
 


以前は1階のみの低いアーケードだった
 

階段を作り2階層の明るいアーケードに
 

改修中だったアーケードの2階部分が・・・
 

洋光台通りにつながるようになった

 
ほかに「『まちの縁側』をイメージした縁台を配置し、コンクリートの団地の中に日本ならではの温かい空間を作り出している」ことや、室外機隠しのデザインを手掛けた点も大きく団地の印象を変えた。「上の方にも温かいフレーバーを足すことができました」と解説してくれた隈氏。
 


広場のあちこちに、日本家屋に見られる縁側のような縁台を配置
 

団地には、室外機を隠す「木の葉パネル」がやさしさを与える
 

最新技術でアルミに木目を印刷しているので耐久性にも優れている

 
さらに「大階段を作った展望テラスは、広場を一望できる空間に。広場に腰かけると野外劇場のようなセッティングにもなる」と説明。二層のアーケードは山型でリズムを与えた屋根の集合体になっているという。なるほど、ジグザグのアクセントを加えることで、全体が温かみのある柔らかいイメージに変化している。
 


大階段の下に広がる広場は野外劇場を思わせる構成
 

山型が連なった高いアーケード

 
隈氏のデザインも光るが、1人で進めていったわけではない。着工前にUR都市再生機構と洋光台まちづくり協議会、住人らの意見交換の場を何度も設け、「にぎわいや溜まり場を作って活性化したい」「子どもが安心して使える場所にしたい」との声を隈氏のデザインに反映したという。コンクリートの舗装は、住人の方の意見を取り入れ、素材を選び直したそうだ。
こうして生まれたのがこの広場なのだ。
 


木のぬくもりが感じられる広い通路に
 

時計も新しいシンボルのひとつ
 

CCラボという新たなコミュニティスペースも誕生

 
住人の方にリニューアルの感想を聞いてみると「隈研吾さんがデザインしたというのを最近知ってビックリ。階段や通路が広くなったし、オシャレなイメージ。子どもが調子に乗って走り回らないか心配ですけど(笑)。全体が明るくなってよかったです」と笑顔を見せる。
 


新しくできた階段も幅が広くゆったりとしている

 
サンモール洋光台の方は、「まぶしいくらい明るくなった。屋根が高くなった分雨が入りやすくなりましたが陽も差し、これを機に洋光台が注目され活性化されると良いと思います」「2階にはアート作家さんが作品を出すお店が入るとのことで楽しみが増えた」「若い人たちが興味を持ってくれて街がもっと元気になるんじゃないかと思っています」と期待を込める。

広場周辺にいくつかある空き店舗は飲食店を中心に徐々に新テナントが入る予定で、来春くらいを目指しすべて埋まる見込みだ。
 


みずほ銀行跡地にはセブンイレブンがオープン(8月30日予定)
 

新設された2階はクラフトマルシェゾーンとして工芸作家が出店する

 
明るい広場には、手掛けた人、住む人それぞれの夢が敷き詰められていた。
 


昭和の面影を色濃く残した広場が・・・
 

住人のコミュニティスペースとして生まれ変わった
 

洋光台が日本中や世界から注目される日も近い?

 
 
 

取材を終えて


 
「団地」のイメージを覆す明るい空間は活気に満ち溢れていた。ここがゴールではなくスタートとして、今後も商店の人や住人の声に耳を傾けながら成功モデルとして進化を続けてほしい。
 
 
-終わり-
 
 

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  • 住民です。批判は多いようですが、あの広いスペースは圧巻です。この広場に惚れて本牧から越して来ました。ただ、テナント。もっと実用的かつおしゃれな店舗入らないかなー。ちなみに中央団地ですが、一昨年くらいから定借になっているようです。高い金かけてリニューアルした団地をこわすつもりかね?

  • 先日、こちらのデッキに面したレンタルルームでふらりと立ち寄れるワークショップを開きました。リニューアル後第一号イベントです。感想はというと、元々、デッキを歩く人もほとんどなく、事前告知すらない状態ではオープンなイベントも難しいような感じです。とは言いつつも、通りすがりの地域住民の方も飛び入り参加してくださり、とても楽しい時間を過ごせました。プロは団地の未来を”モノ(静)”で具現化したと思います。デッキ=縁側のような要素を感じますので、後は私たち市民が”ヒト(動)”でありたい未来を体現化すれば良いと思います。これからもこの場所を利用して楽しめれば嬉しいです。

  • 現地見て来ましたが、古い団地に某リフォーム
    番組のような意味不明の改修を施したという
    印象です。他の方も指摘されておりますが
    新設された2階アーケード部分は住居と接して
    おり、目隠し板が設置されましたが中途半端で
    眺望とプライバシーの両方が損なわれたように思われます。工芸作家のテナントを入れることも
    洋光台には相応しくないと思います。

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