蒔田駅-弘明寺駅の間のレストラン「KAWAIIAN」はどんなメニューが出てくる?
ココがキニナル!
鎌倉街道沿いの蒔田駅と弘明寺駅の間に、KAWAIIANていうレストランができたのですが、どんなものが出てくるか食べてきてみてください。(ンあぁマンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
定番のハンバーグのほか、洋食メニューが日替わりで登場。化学調味料不使用で丁寧にだしをとったスープ&ソースが美味!
ライター:沢村 友美
古民家を改装した洋食レストラン
(続き)
それでも食べ進んでいくと、ソースがたまらなくクセになってきた。
牛のすね肉のかけらがゴロゴロと入っていて、肉on肉の贅沢なコンビネーション。
これをご飯によ~くからめて食べれば、ハヤシライスみたい。
ひと皿で二度美味しいとはこのことか!
その感想をシェフの河合さんに伝えると
「元々ボルシチ用のスープだったんだけど、あまり注文してくれる人がいないからソースにしたんだよ。」
ちなみに今回トライした「元町ハンバーグ」のネーミングの由来は、元町のお肉屋さんから仕入れたお肉を使っているからとのことだった。
デザートのりんごのコンポート
ランチは食後のコーヒー付き
シェフの河合さんに直撃インタビュー
シェフの河合満さん
聞くところによると、この場所は元々焼き鳥屋さんだったそう。
2011年6月に偶然この家に越して来た河合さんが、1階の店舗スペースを活用しようと同年9月にお店をオープン。
—以前は何を?
運送業を30年くらい。その前はボクシングのトレーナーやマネージャー。横浜で老舗ボクシングジムを経営する一族で、息子さんは元プロボクサーの河合丈也さんなのだそう。
河合さんご本人は、現在タレントとしておなじみの具志堅用高さんのジムで以前トレーナーを務めていたとのこと。
息子さんと具志堅さんの写真が飾られている
—いきなりの転職ですが、レストランをやるのがずっと夢だったとか?
いや全く。なんとなくやることに。ここを遊ばせとくのはもったいないし。昔ちょっと料理をやったこともあって。
—料理はどこで習ったんですか?
見よう見まねだね。食い道楽のオヤジの影響。あと祖母が料理好きで、本牧にいた外国の船乗りさんたちから洋食の作り方を習ってたんだよ。ここの料理は当時の「おばあさんの味」がベースになってるかな。
—料理でこだわっていることは?
化学調味料を一切使わない。
—店名の由来は?
うちのジムで海外に遠征に行ったりすると使っていた‘Kawaian Sprit’から。
—店名に「I」の文字が2つ続いている理由は?
Hawaiianの英語表記に合わせて同じように表記したんだよ。
—今後どんなお店にしていきたいですか?
う~ん。繰り返しお客さんに来てもらえるようになったらいいよね。自分では「近所をいちばん大事にしよう」とは思っているけど。
オーナー自身、異業界からの転向でチャレンジは始まったばかり。
全てに関してまだ試行錯誤が必要で模索中といったご様子だ。
お客さんからのリクエストや提案にも徐々に応じていく構えのようで、成長の可能性を大いに秘めたレストランだと思った。
貼り紙の効果
ついでに気になっていたことについても質問。
一番目立つ位置に貼られている
—そのココロは?
ははは!ご覧の通りオレ一人でやってるからさ、混んでくると手が回んなくてね。
ところで、今日は他にお客さん来ないのかな?開店直後からずっと一人…。
少々不安になり始めた頃、ようやく新しいお客さん登場。小さな初老の女性だ。
そして例の貼り紙に気付くやいなや、「あらっ、ヤングはセルフサービス!?じゃあ私も自分でやらなくちゃ。お水はどこ?あっ、その前に手を洗わせて…」
なるほど。ヤングはもちろんヤングでありたい人にも自ら動いてもらえるというウマイ作戦だ!
この女性は西区・平沼からお越しの外岡さん。
昭和ヒトケタ生まれとはとても思えないほど溌剌としていた。
私と同じ元町ハンバーグを
「優しいお味ね。懐かしいというか、ほっとするわ」
とおいしそうにペロリと平らげ、風のように去って行かれた。
ハンバーグだけでなく、ロールキャベツもオススメなんだとか
取材を終えて
ここはオープンキッチンなので、せっかくだからシェフとのおしゃべりも楽しみながら料理を味わいたい。
河合さんはとてもシャイ。だけどカウンターで向かい合い話をしていくうちに、その誠実で素朴なお人柄が伝わってくる。
ぽつりぽつりと少しずつを語ってくださる河合さんと、その河合さんが作る料理は、どこか似ている。
飾り気がなく雄弁でもないぶん、主張が強く感じられることもないのだが、向き合った人をありのままに包み込むような和やかさと懐の深さを感じる。
最初に出されたスープに私がほっとしたように、疲れた日、寒さにくじけそうになった日に、ここで癒される人は多いのではないだろうか。
―終わり―
◆KAWAIIAN
住 所:横浜市南区通町3-48
電 話:045-711-8952
定休日:第1・第2日曜定休
営業時間:ランチ/11:00〜14:30、ディナー/17:00〜20:00
poriさん
2017年02月07日 12時52分
ポークチャップ美味しかったのでまた食べたいです。火事の後どこかで営業されていないのでしょうか??
さすらい日乗さん
2014年10月11日 11時20分
火事で焼けた後、取り壊されました。再開はないと思う。
雲葉 @since1992さん
2012年11月27日 19時58分
昨日(11月26日付)の朝日新聞神奈川版によると、24日夜に近隣から発生した火災で全焼したとのことです。早く再開できますように。