海沿いの買い物天国!はま旅Vol.54「南部市場・鳥浜編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第54回は、海沿いの買い物天国「南部市場駅」と「鳥浜駅」。
ライター:沢村 友美
獲れたての魚にうっとり
市場でのお楽しみといったら、買い物の他にもう一つ。そう、市場メシ!
フードコート式の食堂。和食、洋食、中華などを提供
どの店も魅力的で迷うが、今回は昨年末にオープンしたばかりという「管理棟」1階の「横濱屋本舗食堂」へ。
迎えてくれたのは支配人の若林さん
横浜開港をコンセプトにデザインされた店内には、明治時代の浮世絵の模写が飾られていた。
全70席。メニューは地魚や地野菜が中心
特選・お刺身定食(1200円)。この日はサヨリ、マグロなど7種類
島っ子で新鮮な魚介ばかり食べて育った筆者も、獲れたてプリプリの刺身づくしには大満足。
ご飯はお替わりオッケー。
他のお客さんのテーブルをのぞくと、刺身以外も美味しそうだった。
天茶も楽しめるダシ付き、濱天丼(880円)
春めく公園をぶらり
食後は駅舎をはさんで反対側を散策。
約240本の桜並木がある富岡総合公園
取材した3月末は桜の時期には早すぎたが、梅林は花盛り。
小さく造園された部分では、紅白の梅が風流
数種類が見頃を迎えていた
園内には、以前「富岡総合公園には以前どんな施設があったの?」でも取り上げた浜空神社がある。
横浜海軍航空隊の守護神として造営された
「ランドマークタワーは横浜全ての区から見えるのか?」が検証された展望台も。
埋立地を昔の地図と共に眺められる北台展望台
国内初の公営アーチェリー場
天気がよければ見晴らし台から房総半島が臨める
観音様に真剣モードでお祈り
公園を出て富岡団地沿いに進み、アスレチック広場を過ぎた北側の富岡山長昌寺(とみおかざんちょうじょうじ)へと向かった。
1573〜92年に創建
きれいに手入れされた庭を抜けると、本堂の左手に太い幹をもつ木が空に向かってねじれながら立っていた。
樹齢「約七百年」と書かれた巨木
金澤七福神の布袋尊が祀られている
この寺は、かつて人々を苦しめた疱瘡(ほうそう)除けの神様「芋観世音」が祀られていることでも知られている。
昔は疱瘡を「いも」と呼んだことが名前の由来
観音堂の脇に掲げられた看板を読むと、「お詣りすればいかなる願いごともかなえられ、また容貌を美しくしてくださるともいわれてまいりました」とある。
なんとっ!
いかなる願いごとも叶う!?キレイになれる!?
それならしっかりお参りしておかねばと、時間をかけ、心を込めて、がっつりマジ祈願した。
ご本尊の10倍に模造された観音様にも水をかけ祈る
また敷地内には「横浜にある著名人のお墓はどこ?」で紹介した、直木三十五の墓もあった。
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