暮らしやすさがにじみ出るところ。はま旅Vol.64「反町編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第64回は、暮らしやすさがにじみ出る「反町駅」。
ライター:沢村 友美
コーヒー通が唸る至福の一杯
散策を続けていると、食いしん坊のアンテナが強烈な電波をキャッチ!味のある店構えにひと目惚れし、吸い寄せられるように中へ。
メイン通り外れの脇道にひっそりと佇む
そこで出会ったのがオーナーの渡辺蘭子さん。実を言うと最初は取材NGだったのだが、こんなに素敵なお店を記者としてスルーする訳にはいかない。半ば独善的とも言える義務感に駆られて説得を続け、最終的には掲載をOKしてもらえた。
「キャメル」は1977年創業の老舗コーヒーショップ。横浜発祥のキャラバンコーヒーの豆を使用し、一杯一杯ハンドドリップで淹れている。
店名は代表作「ゴールデンキャメルブレンド」に由来
隠れ家のようなお店に見えたが、聞けばコーヒー通のあいだでは知られた存在のようだ。おいしいコーヒーを求めてわざわざ県外から訪れるファンもいるそう。
ひきたての豆で丁寧に淹れてくれる
日替わりのサービスセット(サラダ・コーヒー付/800円)をいただいた。この日は厚切りトーストピザ。
ハンパない厚さが嬉しいピザトースト&コーヒー
シャキシャキ感が残る野菜とまろやかなチーズに、もっちりとした歯ごたえのパンが見事なバランスで調和。一緒に提供されたソフトブレンドは、滑らかで、あと口は爽やか。調子に乗ってゴールデンキャメルブレンド(440円)もいただいたが、こちらはコクが深く力強い印象。同じコーヒーでも豆が違うとここまで違うのかと感動した。
内装には木がふんだんに使われ、落ち着いた雰囲気
店内はちょっとしたギャラリーのよう。アートが趣味のオーナーの元に自然と集まって来る作品を一定期間ごとに入れ替えて展示。取材日には、常連の女性グループが手がけたという南米の「モラ刺繍」の作品が飾られていた。
隣駅へと続く花道
旅の終わりは駅前通り商店街へ。
残念ながら閉まっている店が多かった
帰り道は横浜駅まで歩いてみることに。
東白楽駅と横浜駅を結ぶ「東横フラワー緑道」
みなとみらい21線の開業に伴い「反町駅」が地下化されたため、線路跡地を整備して緑道が設けられている。
道の脇に花壇や休憩用のベンチが整う
高島山トンネルまで、色とりどりの花を眺めながらの散歩を楽しんだ。
あじさいとパンジーが見頃を迎えていた
取材を終えて
反町駅からは、京急本線/神奈川駅やJR横浜線/東神奈川駅も徒歩圏内。広い公園だけでなく、区役所や医療施設、小さな商店などが辺りに充実していて、とても暮らしやすそうな町だと感じた。
持ち帰った「Duca di Camastra」のパンは、朝ごはんとしてはもちろん、ワインのお供にもぴったりだった。
嚼むほどに味わいが感じられるパン
■今回のはま旅「反町」周辺
(googleマップより)
・「反町駅前ふれあいサロン」横浜市神奈川区桐畑20-12
・「Duca di Camastra」横浜市神奈川区松本町1-1-1
・「神奈川スケートリンク」横浜市神奈川区広台太田町1-1
・「COFFEE SHOPキャメル」横浜市神奈川区反町3-18-1
― 終わり ―
isohamaさん
2012年06月25日 17時30分
数年前まで近辺にある某専門学校に在学していたため、反町駅を利用していました。キャメルさんの厚切りピザトーストはすごいボリュームですね(笑)。
とことこさん
2012年06月24日 09時17分
はまっ子以外の人も見てるのだから説明があっても良いかと…
ゆ~ぱぱさん
2012年06月23日 13時59分
ハマっこは「そりまち」なんて読まないと思いますよ(笑)ガキの頃から「たんまち」で育ってますから~