JR大船~藤沢駅間に新駅誕生!?ウワサはどこまで本当なの?
ココがキニナル!
少し前、藤沢と大船の間に新駅が出来るという報道がありましたが、新駅予定地付近には何か面白いスポットや、今後の開発計画はあるのでしょうか。(ときさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
平安時代の武家「村岡氏」にまつわる史跡が多く、地元グルメの名前にも使われている。開発計画はまだ予定段階で、具体的な企業誘致には至っていない
ライター:河野 哲弥
五郎がなまって「ごりょう」神社?
次は、東海道線の南側を探索してみよう。
「深沢地区」との間に広がる閑静な住宅街の中に、ひっそりとたたずむ神社を発見した。
「御霊神社」の本殿
空蝉(うつせみ)がこの世のはかなさを鳴いていた
この「御霊神社」はもともと「五霊」、つまり、村岡氏を含む関東の平家五家を祭る神社であったらしい。しかし後世、村岡五郎の子孫にあたり「後三年の役」で大活躍をした武将、鎌倉権五郎景政を祭神に加え、五郎ならぬ「御霊(ごりょう)神社」と改めたそうだ。
このとき、平家であった鎌倉景政は源義家に従った。血で血を洗うような源平合戦をはかなむかのように、境内には、セミの声が響き渡っていた。
そこから先、主要道沿いの商業施設などを除くと特にスポットらしいものは見当たらず、いつの間にか湘南モノレール「湘南深沢駅」へ着いてしまった。
よく考えれば、こうした景色も1つのスポット
下にレールがない、懸垂型モノレール独特の風景
起伏のある険しい道の上空を涼しげに走るモノレールは、眼下に構造物がないので、景色の抜けがすばらしい。鎌倉の山を抜けるトンネル、その先に広がる湘南の海など、眺望の変化もバリエーションに富む。
新駅の目的を振り返る
今回の計画が目指すのは、「大学や商業施設の誘致と住宅地の整備」。または、それと並行した、景観の保護やアクセシビリティの向上などであろう。
ある意味で誘致ともいえる、武田薬品工業の研究所
そう考えると、大規模な娯楽施設などが建設されるとは考えづらい。この近辺は、東海道線の線路や柏尾川が横断しているので、車でのアプローチもあまり良くない。
それよりも、藤沢市と鎌倉市の中間に位置する立地を生かした、独自の「街文化」が形成されていくことに期待したい。公共の交通手段を生かした「人にやさしい街」、鎌倉時代とは一線を画く「平安時代」をモチーフとした街など、その可能性は多彩だ。
新駅のネーミングも含め、湘南の新たな可能性に、今後も注目していきたい。
―終わり―
狐猫さん
2014年03月04日 14時02分
駅を作るなら今後の5年以内だろうなぁと思います。東海道線の利用者は2020年のオリンピックまでは増加は考えられますが、多分、その後は減少すると思います。現在の神奈川県の人口は65歳前後と40歳前後が5歳前後のそれぞれ2倍以上です。65歳くらいの皆さんが退職し、40歳前後の皆さんも20年から30年くらいで退職します。これで東海道線利用者は半分以下になると思われます。
たにけいさん
2013年08月29日 18時52分
駅の是非はよくわかりませんが、現在駅がない地域でも興味深い地域はあるんだなと思いました。発展した場所以外は全て住宅街だと思ってしまいがちでしたので。
kanageohis1964さん
2013年08月29日 17時58分
いつもの記事ならもう少し現地の人たちに新駅計画について意見を聞いているのでは?ちょっと「はまれぽ」らしくない。個人的には新駅誘致には反対。